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櫟野寺(らくやじ)は、滋賀県甲賀市甲賀町櫟野[1]にある天台宗の寺院。山号は福生山。院号は自性院。本尊は十一面観音で、櫟野観音(いちいのかんのん)とも称される。また、甲賀三大仏の一つである薬師如来像が安置されている。甲賀六大寺のひとつで、近江西国三十三観音霊場の第29番札所。

櫟野寺
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本堂
所在地 滋賀県甲賀市甲賀町櫟野1377
位置 北緯34度53分49.5秒
東経136度15分8.6秒
座標: 北緯34度53分49.5秒 東経136度15分8.6秒
宗派 天台宗
本尊 十一面観音菩薩
創建年 (伝)延暦11年(792年
開山 (伝)最澄
開基 (伝)坂上田村麻呂
正式名 福生山 自性院 櫟野寺
別称 いちいの観音
札所等 近江西国三十三観音霊場第29番
びわ湖百八霊場第85番
湖国十一面観音菩薩霊場第8番
文化財 木造十一面観音坐像
木造薬師如来坐像ほか(重要文化財)
法人番号 6160005002904
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歴史編集

当寺は、延暦11年(792年)に延暦寺根本中堂の用材を求めてこの地を訪れた最澄が十一面観音を安置したのに始まると伝えられる。

延暦21年(802年)、征夷大将軍に任命された坂上田村麻呂蝦夷征討に赴いた際に、当寺の十一面観音を参詣してから出陣したところ、蝦夷を平定できた。これにより、田村麻呂は当寺を祈願寺とし、大同元年(806年)に七堂伽藍を建立したうえ、自ら等身の毘沙門天像を彫刻し、家来に命じて相撲を奉納したという。

以後たびたび堂宇を焼失しているが、そのつど再建されている。

当寺は延暦寺の有力末寺として、また、甲賀六大寺の筆頭として往時は広大な境内地を有しており、末寺として阿弥陀寺・仏生寺・常楽寺・地蔵寺・成道寺・安国寺・詮住寺などがあった。

旧本堂は1968年昭和43年)に焼失したが、仏像等は収蔵庫に保管されていたため無事であった。

文化財編集

 
吉祥天立像
重要文化財

2016年平成28年)9月13日から2017年(平成29年)1月9日まで、創建以来初めて、通常は秘仏とされている本尊で像高3mの巨大な十一面観音坐像をはじめとする重要文化財の平安仏全20体が寺外に持ち出され、東京国立博物館で展示された[2]

境内編集

所在地・アクセス編集

出典編集

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  1. ^ 櫟野川流域
    元の甲賀郡櫟野村檪野村)、大原村櫟野
    檪野寺 - Japan Geographic
  2. ^ a b 特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」”. 東京国立博物館 (2016年2月15日). 2016年12月11日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集