正傳寺(しょうでんじ)は、東京都港区にある日蓮宗寺院

正傳寺
所在地 東京都港区1-12-12
位置 北緯35度39分1秒 東経139度45分17秒 / 北緯35.65028度 東経139.75472度 / 35.65028; 139.75472座標: 北緯35度39分1秒 東経139度45分17秒 / 北緯35.65028度 東経139.75472度 / 35.65028; 139.75472
山号 松流山
宗派 日蓮宗
本尊 一塔両尊
創建年 慶長7年(1602年
開山 尊重院日億
正式名 松流山正傳寺
公式サイト 日蓮宗 松流山正傳寺
法人番号 4010405001365 ウィキデータを編集
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歴史 編集

1602年慶長7年)、尊重院日億によって開山された[1]

第7世住職の普明院日栄は摂津国島上郡梶原村(現・大阪府高槻市梶原)の昌林山一乘寺の住職も兼任していた。一乘寺には、伝教大師最澄作で久遠成院日親が開眼したという毘沙門天像が2体あった。このうちの1体を当寺に移して安置した[2]

この毘沙門天は評判を呼び、多くの参詣者が訪れた。特に初寅の日は大盛況であった。江戸時代は、まず最初に芝大神宮に詣で、次に当寺の門前で燧石を買う習わしがあったという。現在はそういう慣習はないが、1月5月9月の初寅の日には当寺で開帳祈祷が執り行われる[2][1]

1923年大正12年)の関東大震災後に東京府北多摩郡神代村大字金子(現・東京都調布市)に移転する計画があり、所轄官庁からも許可をもらっていたが、移転作業が思うように進まなかった[1]。そして、そのまま戦争に突入、結局沙汰やみとなった。

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 東京市芝区 編『芝区誌』東京市芝区、1938年、1426-1427p
  2. ^ a b 縁起正傳寺

参考文献 編集

  • 東京市芝区 編『芝区誌』東京市芝区、1938年

外部リンク 編集