河本結
河本 結[1](かわもと ゆい、1998年8月29日 - )は、愛媛県松山市出身の女子プロゴルファーである。日本体育大学体育学部卒業[2]。血液型はO型。所属はリコー。
Yui KAWAMOTO | |
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基本情報 | |
名前 | 河本 結 |
生年月日 | 1998年8月29日(26歳) |
身長 | 163 cm (5 ft 4 in) |
体重 | 55 kg (121 lb) |
出身地 | 愛媛県松山市 |
経歴 | |
プロ転向 | 2018年=JLPGA90期 |
優勝数 | |
日本LPGA | 2 |
成績 | |
初優勝 | アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI(2019年) |
賞金ランク最高位 | 6位(2019年) |
2022年1月1日現在 |
アマチュア時代
編集アマチュア時代の主な成績として、2012年「四国中学校ゴルフ選手権春季大会」優勝、2013年「四国女子アマチュアゴルフ選手権」と「四国ジュニアゴルフ選手権」を共に優勝、2015年「四国高等学校ゴルフ選手権春季大会」優勝等がある[4]。また松山聖陵高等学校3年時には「IMGアカデミー世界ジュニアゴルフ選手権」出場を果たす[5]。
2017年には自らの意志で進学を選択、日本体育大学でスポーツ科学・体育・一般教養など色んなことを学びたいと考えた[6]。同世代の勝みなみ、新垣比菜ら“黄金世代”とは違う道を選んだ河本は、2020年東京オリンピックを見据え、学業とゴルフの両立に力を注ぐ[7]。
サードQT進出者の資格で2018年は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のTP単年登録者となりプロ転向[8]。同年7月にJLPGA最終プロテストに進出し9位で一発合格[9]。JLPGA90期生となる[1]。最終的にステップ・アップ・ツアー12試合、JLPGAツアー8試合に出場[10]。ステップ・アップ・ツアーでは年間4勝を挙げて年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)1位となり、翌シーズンJLPGAツアー前半戦の出場資格を得た[8]。
プロ戦績
編集2019年、3月のJLPGAツアー「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」において、2位に5打差をつけ同ツアー初優勝を果たす[11]。同年8月よりリコー所属となる[12]。同年9月1日最終日の韓国女子プロゴルフ協会メジャー大会「ハンファクラシック」に招待選手として出場し[13]、12位タイとなる[14]。同年、全米女子プロゴルフ協会(USLPGA)の「Qシリーズ[注 1]」に出場、9位タイとなり翌シーズンのUSLPGAツアー出場権を獲得した[15]。JLPGAツアーの賞金ランク6位に入り、自身初のシード入りを果たす[16]。12月発表の日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を渋野日向子、稲見萌寧、原英莉花とともに受賞した[17]。
2020年1月9日、大手化粧メーカー「コーセー」とスポンサー契約[18]。
2020年よりアメリカツアーに参戦していたが、2021年シーズン途中に「海外の生活環境になじむことが難しい」などの理由で撤退を発表し、日本ツアーに復帰した[19]。
JLPGA賞金ランキング61位でシード権を喪失したが、メルセデスランキング54位で翌シーズンツアー前半戦の出場資格を得た。
2024年8月、軽井沢72ゴルフで行われた軽井沢72ゴルフトーナメントにて最終日に1ボギーノーバーディーの73で回り通算11アンダーで日本ツアー5年振り2度目の優勝を果たした[20][21]。最終日のバーディーなしの優勝は2021年「パナソニックオープンレディース」の上田桃子以来となる[22]。
主な戦績
編集日本女子プロゴルフ協会のプロフィール[1]、およびJGAのプロフィールに基づく[4]。なお大会名のあとの(S)はステップ・アップ・ツアー、※はベスト・アマチュア獲得
2016年
編集- ラシンク・ニンジニア/RKBレディース(S) 7位タイ ※
- 山陽新聞レディースカップ(S) 39位タイ ※
- うどん県レディース(S) 48位タイ ※
2017年
編集- 北海道Meijiカップ 19位タイ ※
- フジサンケイレディスクラシック 24位タイ ※
- ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディース 37位タイ ※
2018年
編集トーナメント優勝
編集ツアー優勝
編集JLPGAツアー
編集No. | Date | Tournament | スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
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1 | 2019年3月29 - 31日 | アクサレディスゴルフトーナメントinMIYAZAKI | −15 (66-65-70=201) | 5打差 | S.ランクン ユン・チェヨン |
2 | 2024年8月9 - 11日 | NEC軽井沢72ゴルフトーナメント | −11 (66-66-73=205) | 1打差 | 政田夢乃 小祝さくら 堀琴音 |
プロフィール
編集TV番組
編集関連項目
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 最終予選会(いわゆるファイナルQT)の事
出典
編集- ^ a b c “河本 結 プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年8月18日閲覧。
- ^ 下山江美「News Avenue『日本オープン5位の弟も祝福! 河本結が袴姿で豪華な卒業式へ』」『GOLF TODAY』2021年5月号、株式会社三栄、121頁、2021年7月17日閲覧。
- ^ “河本結 プロフィール”. ゴルフダイジェスト・オンライン. 2019年8月18日閲覧。
- ^ a b “河本 結選手のプロフィール”. JGA. 2019年8月18日閲覧。
- ^ “河本結7位「4日間パターがダメだった」”. 日刊スポーツ (2016年7月16日). 2019年8月18日閲覧。
- ^ 河本結(日本体育大学ゴルフ部/愛媛県松山市出身)第1回「意志あるところに道は開ける」スポーツコミュニケーションズ(2017年9月4日)
- ^ “大好きな愛媛にゴルフで恩返しを 黄金世代生まれ河本結、五輪への覚悟”. スポーツナビ (2018年2月22日). 2019年8月18日閲覧。
- ^ a b “全試合必勝を誓った河本結、年間4勝のステップ最多記録で女王戴冠”. ALBA.Net (2018年12月31日). 2019年8月18日閲覧。
- ^ “黄金世代JD 河本結が一発合格 大学生活&ゴルフで奮闘誓う”. スポニチアネックス (2018年7月28日). 2019年8月18日閲覧。
- ^ “河本 結 年度別大会成績2018”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年8月18日閲覧。
- ^ “河本結 5打差の圧勝でツアー初V”. 日本女子ゴルフ協会 (2019年3月31日). 2019年8月5日閲覧。
- ^ “リコー、女子プロゴルファー河本結選手と所属契約を締結”. リコー (2019年7月29日). 2019年8月18日閲覧。
- ^ “한화 클래식 2019 참가자 명단” (朝鮮語). KLPGA (2019年8月29日). 2019年9月6日閲覧。
- ^ “한화 클래식 2019 전체 스코어” (朝鮮語). KLPGA (2019年9月1日). 2019年9月6日閲覧。
- ^ “河本結と山口すず夏が米ツアー来季出場権を獲得”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2019年11月3日). 2019年11月4日閲覧。
- ^ 河本 結 プロフィール詳細の生涯成績・記録を参照
- ^ “渋野日向子が新人賞と特別賞 初のダブル受賞”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2019年12月11日). 2019年12月11日閲覧。
- ^ “トレードマークのリボンに「KOSE」の文字! 河本結が渡米を前に新たなスポンサー契約を締結”. ゴルフパートナーCOM | Just another WordPress site (2020年1月9日). 2024年8月11日閲覧。
- ^ 河本結が米ツアー撤退を発表「悩む時間の方が多くなっていた」【LPGAツアー 米国女子】|GDO ゴルフダイジェスト・オンライン
- ^ 共同通信社. “25歳の河本結が通算12アンダーで首位浮上、3打差2位に堀琴音 NEC軽井沢72 - 国内女子ゴルフ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年8月11日閲覧。
- ^ “【ハイライト映像】河本結(25)「24時間をゴルフに費やしている」5年ぶりの歓喜へ 単独トップ【NEC軽井沢72ゴルフ2日目】|FNNプライムオンライン”. FNNプライムオンライン (2024年8月10日). 2024年8月11日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年8月11日). “河本結が5年ぶりのツアー2勝目 「いろんな時間を過ごした。どれもが今の自分をつくってくれている」/国内女子ゴルフ”. サンスポ. 2024年8月11日閲覧。
外部リンク
編集- 河本結(日本女子プロゴルフ協会のプロフィール)
- 河本結 (@yk5472) - X(旧Twitter)
- 河本結 (@kawamotoyui_official) - Instagram
- 河本結ちゃんねる Yui Kawamoto - YouTubeチャンネル