河津市(かしん-し)は、中華人民共和国山西省運城市に位置する県級市汾河黄河に合流する地点にある。黄河の対岸には陝西省韓城市が広がっている。

中華人民共和国 山西省 河津市
河津市の位置
河津市の位置
河津市の位置
簡体字 河津
繁体字 河津
拼音 Héjīn
カタカナ転写 ホージン
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
山西
地級市 運城市
行政級別 県級市
建置 清代
改称 1994年
面積
総面積 593 km²
人口
総人口(2004) 37.2 万人
経済
電話番号 0349
郵便番号 043300
行政区画代碼 140882
公式ウェブサイト http://www.sxhj.gov.cn/

地理 編集

河津市域内の地勢は平坦で、汾河の両岸はその中でも低地となっている。年平均気温は13度、降水量は502ミリメートル。

歴史 編集

春秋時代には「耿」と称し、国に属した。前221年秦朝により設置された皮氏県を前身とする。南北朝時代になると446年太平真君7年)、北魏により竜門県1120年宣和2年)には宋代により黄河の主要な港(津)であったことから河津県と改称された。

1958年に廃止され稷山県に編入されたが、1962年に再設置された。1994年に県級市に昇格し河津市と改編、現在に至る。

行政区画 編集

  • 街道:城区街道、清澗街道、趙家荘街道、陽村街道
  • 鎮:樊村鎮、僧楼鎮
  • 郷:小梁郷、柴家郷、下化郷

経済 編集

農業はコムギ綿花リンゴ落花生などが主産品である。鉱業では石炭の埋蔵量が多く、周辺ではアルミニウムも産する。また水源も豊富なため、アジア最大級の酸化アルミニウム(アルミナ)工場であり中国鋁業公司(中国アルミ、CHINALCO)に属している山西鋁廠が立地する。また130万キロワットの発電量を誇る河津発電所(電廠)もあるため、電解アルミニウムの生産を行う条件も揃っており、アルミを中心としたコンビナートが形成されている。このほか、製鉄コークス、建築などの工業も立地している。

中国地名の変遷
建置 秦代
使用状況 河津市
皮氏県
前漢皮氏県
後漢皮氏県
三国皮氏県
西晋皮氏県
東晋十六国皮氏県
南北朝竜門県(北魏)
竜門県
竜門県
五代竜門県
北宋/河津県
南宋/河津県
河津県
河津県
河津県
中華民国河津県
現代河津県
河津市