海保 孝(かいほ たかし、1937年3月14日 - 2022年1月12日)は、日本の実業家大和銀行元頭取、りそなホールディングス初代会長。東京都出身[1]

経歴・人物 編集

1959年早稲田大学政治経済学部を卒業し、大和銀行に入社した[1]

1987年6月に取締役に就任し、1989年6月に常務、1992年1月に専務、1994年6月に副頭取を歴任し、1995年10月から2001年6月までに頭取を務め、大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件で混乱していた同行を再建するために、海外事業から撤退し、国内の個人・中小企業向けの事業に力を入れた[1][2]2001年12月にあさひ銀行との統合により発足したりそなホールディングスの初代会長を務めた[1]

その一方で、大阪商工会議所副会頭[3]大阪銀行協会会長を歴任した[4]

2022年1月12日前立腺がんにより横浜市内の病院で死去[2]。84歳没。

脚注 編集

  1. ^ a b c d 興信データ株式會社 2003, か53頁.
  2. ^ a b 海保孝氏が死去 元大和銀行(現りそな銀行)頭取2022年 1月24日 日本経済新聞
  3. ^ 1999年10月30日 毎日新聞 大阪朝刊 P8
  4. ^ 2001年1月5日 日本経済新聞 朝刊 地方経済面 近畿B P10

参考文献 編集

  • 興信データ株式會社『人事興信録 第42版 上』興信データ、2003年。 
先代
藤田彬
大和銀行頭取
第11代:1995年 - 2001年
次代
勝田泰久