火雞肉飯(フォージーロウファン)は、七面鳥を用いた、台湾嘉義市有名軽食の1つである。

火雞肉飯
各種表記
繁体字 火雞肉飯
簡体字 火鸡肉饭
拼音 huǒ jīròu fàn
発音: :フォージーロウファン
台湾語白話字 hoe-koebah-pn̄g
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雞肉飯は台湾の全ての郡と市で販売されているが、それらのほとんどは「嘉義雞肉飯」と名付けられている。

由来 編集

第二次世界大戦後 、台湾に駐留した多くの米軍(米国空軍)が七面鳥を持ち込んだ後、台中近郊の養殖業家から七面鳥が大量に繁殖した。台中近郊は戦後、様々な食材が不足していたため、一般の人が鶏肉を食べるのは容易ではなく、七面鳥ならニワトリよりも栄養価も高く、値段も安い。そして、煮込み豚肉かけご飯(滷肉飯)が、雞肉飯の料理に似ていることを思い付き、地元の屋台で七面鳥を並べて、軽食の食材として使った。

台湾北部では、ほとんど台湾産鶏肉を使って「雞肉飯」を作っているが、嘉義の火雞肉飯ほど有名ではない。

調理 編集

伝統的な調理方法は、白飯の上に、細切りにした七面鳥をのせて、七面鳥を丸ごと蒸して煮詰めた汁と、赤たまねぎと豚油を混ぜた汁をかけたもので、香ばしい味わいである。脂っこくない。

台湾の伝統的な店では、七面鳥の上にいくつかの油葱酥(フライドエシャロット)を振りかける。

参考文献 編集

関連項目 編集