熱海殺人事件NEXT~くわえ煙草伝兵衛捜査日記』(あたみさつじんじけんネクスト~くわえたばこでんべえそうさにっき)は、「紀伊國屋つかこうへい復活祭」と銘打ち2011年2月に上演された舞台。演出はつかこうへいの後期作品を創ったプロデューサーでもある岡村俊一。2012年に再演され、今後、キャスト・スタッフも変貌を遂げながら上演し続ける予定である。

ストーリー 編集

主な登場人物は、タキシードを着た部長刑事(木村伝兵衛)と、地方からやってきた新任の刑事(熊田留吉)、木村の愛人の婦人警官(ハナ子)、恋人殺しの犯人(大山金太郎)の4人。物語の構図は、三流の犯人である大山金太郎を、木村伝兵衛が一流の犯人に育て上げる中で、新任の刑事、婦人警官、さらには木村自身も成長をしていくというもの。

解説 編集

熱海殺人事件(あたみさつじんじけん)は、つかこうへいの初期の代表的戯曲1974年岸田國士戯曲賞を受賞した。また、1976年につかこうへい自身により小説化され、角川文庫で出版された。1986年には同タイトルで映画化もされた。舞台版は様々なバージョンが上演され変化しており、多くの俳優が挑戦してきた作品である。

公演 編集

2011年 編集

「チケット代は安くなくてはならない」という故人(つかこうへい)の遺志に従い、紀伊國屋ホールの公演としては破格の2500円で上演され(※2011年公演のみ)、チケットは30分で完売した。

キャスト

スタッフ

  • 演出:岡村俊一
  • 作:つかこうへい
  • 音響:山本能久
  • 照明:松林克明
  • 音楽:からさきしょういち
  • 映像:ムーチョ村松
  • 衣裳:山下和美
  • 舞台監督:尾崎裕
  • イラスト:和田誠
  • 宣伝美術:榎本太郎
  • 宣伝:河口祐子(U+)
  • 制作:藤井佳
  • プロデューサー:菅野重郎、島袋潤

2012年 編集

キャスト

スタッフ

  • 演出:岡村俊一
  • 作:つかこうへい
  • 音響:山本能久
  • 照明:松林克明
  • 音楽:からさきしょういち
  • 映像:ムーチョ村松
  • 衣裳:山下和美
  • 舞台監督:森和貴
  • イラスト:和田誠
  • 宣伝美術:榎本太郎
  • 宣伝:河口祐子(U+)
  • 制作:藤井佳
  • プロデューサー:菅野重郎、島袋潤

外部リンク 編集