コクイナ (小水鶏、学名:Porzana parva) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。

コクイナ
コクイナ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: クイナ科 Rallidae
: ヒメクイナ属 Porzana
: コクイナ P.parva
学名
Porzana parva
(Scopoli, 1769)
和名
コクイナ
英名
Little Crake
Porzana parva

分布 編集

ヨーロッパ東部と南部、アジア南西部で繁殖し、冬季は地中海沿岸や中近東、南アジアに渡りをおこない越冬する。

形態 編集

体長約20cm。

生態 編集

湿地に生息する。通常は1羽か番いで生活するが、渡りの時は群を作る。

昆虫類や小型の爬虫類、水生植物、植物の種子などを食べる。

水辺の茂みに営巣し、1腹4-11個の卵を産む。抱卵期間は21-23日である。雌雄協同で、造巣、抱卵、育雛を行う。

参考文献 編集

  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、74、165頁。