理想の夫』(りそうのおっと、原題: An Ideal Husband)は、オスカー・ワイルド戯曲。全4幕。『真面目が肝心』『ウィンダミア卿夫人の扇』『つまらぬ女英語版』と並んでワイルドの4大喜劇の一つとされる。1895年の作品。

理想の夫
An Ideal Husband
作者 オスカー・ワイルド
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
ジャンル 戯曲喜劇
幕数 4幕
初出情報
初出 舞台公演
刊本情報
刊行 1899年
初演情報
場所 ヘイマーケット・シアター
初演公開日 1895年1月3日
ポータル 文学 ポータル 舞台芸術
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1999年イギリスで映画化された際、日本公開時に『理想の結婚』の邦題が付けられた。これに合わせて、2000年に刊行された角川文庫の新装版では『理想の結婚』と改題されたが、2022年に復刊された際は『理想の夫』に戻されている。他に『理想の良人』の訳題もある。

登場人物

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  • ロバート・チルターン
  • ガートルード:チルターン卿夫人
  • メイベル:チルターンの妹
  • アーサー・ゴーリング卿:チルターンの友人
  • チェブリー夫人

あらすじ

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若くして外務次官になったチルターンはチェブリー夫人に、現代で言うところのインサイダー取引のような不正をかつて行ったことを暴露すると脅される。妻のガートルードは清廉潔白な女性で曲がったことが大嫌いだった。妻の愛を失いたくないチルターンはこの件について打ち明けられず、親友で遊び人風のゴーリングに相談する。そして事態は思わぬ方向へ向かう。

主な日本語訳

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  • 理想の夫(『オスカー・ワイルド全集2 戯曲』所収、西村孝次訳、青土社、1989年)
  • 理想の結婚(厨川圭子訳、角川文庫、2000年)※2022年、『理想の夫』として復刊。
  • 理想の良人(『真面目第一・サロメ・理想の良人』所収、青木常雄訳、研究社、2002年)

映画

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たびたび映画化されている。