由志園
島根県松江市にある日本庭園
由志園(ゆうしえん)は、島根県松江市八束町の大根島にある日本庭園。牡丹の栽培が盛んである他、高麗人参の生産地としても有名で、雲州人参ミュージアムを併設する。
由志園 YUUSHIEN GARDEN | |
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分類 | 池泉回遊式日本庭園 |
所在地 |
島根県松江市八束町波入1260-2 |
座標 | 北緯35度29分26.0秒 東経133度10分31.0秒 / 北緯35.490556度 東経133.175278度座標: 北緯35度29分26.0秒 東経133度10分31.0秒 / 北緯35.490556度 東経133.175278度 |
面積 | 40,000m² |
設備・遊具 | 雲州人参ミュージアム、平成の人参方長屋門、牡丹の館 |
告示 | 1975年4月開園 |
概要
編集由志園の初代園主である門脇栄が大根島の観光開発を目的とし1975年(昭和50年4月)に開園した。園の名前の由来は、門脇栄が「決して利己を目的とするものにあらず、観光産業の推進こそ天恵に応える郷民の務めなり。その布石となればと願うなり。」という志しをたてたことから、門脇栄が自らでなく父親である由蔵の「由」をとって「由志園」とした。
園の面積は4万m2で、池をめぐり回る形式の庭園。特に5月のゴールデンウイークは牡丹や芍薬、藤の花が美しい。牡丹の館では年間を通して牡丹を楽しむことができる。園内にはタイプの違う4つの売店がある。また、郷土料理の食事処も4ヵ所あり、地元産の蕎麦から個室での会席料理まで幅広く対応している。郷土食材を使った「高麗人参豆腐鍋」や「鰻の大根島溶岩焼き」は特に人気が高く名物となっている。
新たな日本庭園の文化を創造すべく、園内中央部の池泉に5万輪もの牡丹の花を浮かべるイベント「池泉牡丹」をはじめ、毎年国内外のアーティストを迎えての企画展も行っている。さらに近年は、「霧の日本庭園」、100万球のLEDやコンピュータ制御された水中イルミネーションを使った「夜間庭園」、浮世絵のプロジェクションマッピング、ARアプリの開発、ホログラム、3次元立体音響など最新のテクノロジーを融合した企画を行っている。
施設
編集- 池泉回遊式庭園
- 寒牡丹庭園
- 牡丹庭園
- 枯山水庭園
- 白砂青松庭
- 溶岩庭園
- 奥出雲の渓谷
- 牡丹の館(一年中満開の牡丹を鑑賞できる)
- 料亭「菖蒲」
- 食事処「紅葉」
- 食事処「禅」
- 日本料理「竹りん」
- 茶房「一望」
- 売店「やまぼうし」
- 雲州人参ミュージアム
- 御種人参茶カフェ
- 平成の人参方長屋門
イベント
編集- 大根島牡丹まつり「牡丹園遊会」 - 4月中旬から5月上旬まで
交通アクセス
編集- 松江駅から市バスで46分~52分(八束町・由志園入口下車徒歩4分)
- 境港駅から八束コミュニティバスで41分(八束町・由志園入口下車徒歩4分)
- 米子駅から車で35分
- 米子空港から車で15分
関連項目
編集外部リンク
編集- 由志園公式ホームページ
- 由志園米子観光ナビ米子市観光協会