旧シャープ住宅
(白い異人館から転送)
旧シャープ住宅(きゅうしゃーぷじゅうたく)は兵庫県神戸市中央区の北野町にある異人館。「萌黄の館」の名でも知られている。1980年12月18日に国の重要文化財指定を受けた。
旧シャープ住宅 (萌黄の館) | |
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所在地 | 兵庫県神戸市中央区北野町3-10-11 |
位置 | 北緯34度42分03.52秒 東経135度11分21.32秒 / 北緯34.7009778度 東経135.1892556度 |
類型 | 西洋館 |
形式・構造 | 木造2階建、寄棟造、桟瓦葺、上下窓鎧戸付 |
敷地面積 | 803.66m2 |
延床面積 |
383.34m2 (1階192.91m2、2階190.43m2) |
建築年 | 1903年(明治36年) |
文化財 | 国の重要文化財(1980年指定) |
著名な風見鶏の館の西に位置する建物は、風見鶏の館の重厚なネオ・バロック様式に対し、軽快な典型的コロニアル様式の2階建て建築である。装飾の基本はバロック様式で、2つの異るデザインのベイ・ウインドーやモザイク装飾の階段など随所に贅沢な意匠が見られ、また日本の様式も散見される。
歴史
編集アメリカ合衆国総領事ハンター・シャープ(Hunter Sharp)の邸宅として1903年に建てられたこの西洋館は、A.N.ハンセルの設計といわれている。その後ドイツ人から1944年小林秀雄(神戸電鉄社長)が取得して1978年まで居住していた。そのため1980年に「小林家住宅(旧シャープ住宅)」という名称で重要文化財に指定された。なお、建物だけでなく宅地803.6平方メートルも併せて重要文化財の指定を受けている。
この建物はその色から「白い異人館」と呼ばれていたが1989年に、1987年からの半解体修理で明らかになった創建時の外壁の色"萌黄色"に変更され、以後愛称は「萌黄の館」となった。
1995年の阪神・淡路大震災では3本の煙突がすべて崩落し外壁に亀裂が生じるなどの大きな被害を受けたが、1年をかけて復旧された。庭園の一角には落下した煙突がそのままの姿で展示されている。
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北面
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2階ベランダ
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1階居間
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西玄関
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崩落した煙突
ハンター・シャープ略歴
編集利用情報
編集- 休館日― 毎月第2水曜日
- 開館時間
- 4月~11月― 9:00~18:00
- 12月~3月― 9:30~17:00
交通アクセス
編集脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 神戸市:萌黄の館(2016年5月21日 ウェイバックマシンによるアーカイブ)
- 萌黄の館|異人館ネット(2014年3月29日閲覧)
- 萌黄の館[観光]神戸公式観光サイト FeelKOBE(2014年3月29日閲覧)
- ウィキメディア・コモンズには、旧シャープ住宅に関するカテゴリがあります。
座標: 北緯34度42分03.52秒 東経135度11分21.32秒 / 北緯34.7009778度 東経135.1892556度