皇女(ひめみこ/みこ/こうじょ/おうじょ)とは、皇帝天皇。日本においては、内親王号が成立する前に存在した女性皇族身位でもある。皇女に対して皇帝・天皇の息子皇子(みこ、おうじ)という。

日本

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8世紀以後、天皇の子女の身位として親王号や内親王号が定着すると、特定の皇族子女の呼称としての皇子・皇女は使用されなくなった。ただし、天皇の女子一般を皇女と呼ぶ習慣は残り、第一皇女子、第二皇女子というように、天皇との続柄を指す場合に多用されるようになった。

特に貴族の社会では、母系の血筋も家門繁栄や昇進の目安であり、母が内親王である者は皇女腹(みこばら)といわれ、母が皇后である后腹(きさいばら)と同様に尊い生まれとされた。 

2024年令和6年)時点、皇女に該当する皇族は第126代天皇徳仁の第一皇女子・愛子内親王(敬宮)のみである[1]

脚注

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  1. ^ 天皇皇后両陛下-宮内庁”. 宮内庁. 2022年8月10日閲覧。

関連項目

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