矢指谷遺跡

横浜市旭区の遺跡。旧石器時代から縄文時代の遺跡。

座標: 北緯35度28分38.3秒 東経139度30分13.7秒 / 北緯35.477306度 東経139.503806度 / 35.477306; 139.503806

矢指谷遺跡(やさしやといせき)は、神奈川県横浜市旭区矢指町にある旧石器時代縄文時代複合遺跡である。

矢指谷遺跡の位置(神奈川県内)
矢指谷遺跡
矢指谷遺跡
位置図

概要 編集

帷子川上流の丘陵地帯に所在する。聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の建設に伴って発掘調査が実施された。2万年以上さかのぼることができるとされており、横浜市内の遺跡の中では、都筑区北川貝塚と共に最も古い遺跡の一つである。人間の活動跡が見られる遺跡としては、横浜市内の中で最古である。関東ローム層の「立川ローム層」からは、ナイフ形石器などが発見されている。他に縄文時代の竪穴建物跡や落とし穴などが発見された。同病院敷地内に発掘調査の概要を示す説明板がある。

参考文献 編集

  • 横浜市埋蔵文化財調査委員会 編 1985 『矢指谷遺跡』( 横浜西部地域総合病院建設に伴う埋蔵文化財調査報告書)横浜市埋蔵文化財調査委員会 NCID BN13721791