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石井友規

日本の写真家

石井 友規（いしい ゆうき、1983年8月11日[1] - ）は、日本の写真家。

株式会社丸菱代表取締役。映画監督。大阪芸術大学写真学科非常勤講師[2]。徳島県及び奈良県の環境アドバイザー[3][4]。

地球写真家[5][6]と冠する環境活動家として写真と映像を使った啓発活動を続ける。

経歴 編集

愛知県岡崎市[5]生まれ、名古屋市出身[7]。昭和鉄道高等学校を経て[8][9]大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業[7]。

大学在学中にオーストラリアをオートバイで一周し[10]、撮影した作品を同じく在学中にキヤノンギャラリーで開催した個展にて発表[11][12]。また2005年の愛・地球博の国連館においても展示する機会を得て環境問題に目覚める[13][14]。大学卒業後はフリーランスとして活動し、地球写真家と冠する環境活動家に転じて、2007年にバイオディーゼルを使った全国の児童福祉施設への慰問と環境出前授業を実施する[7][14]。また同時に国内の世界遺産を取材し[10]アニミズムの精神に感銘を受けその後の活動の軸となる[15]。2008年に地球温暖化の影響を知るためヨットで太平洋を横断し[16][17][18]アメリカ合衆国アラスカ州のシシュマレフ島へ上陸した[16][17]。

2013年に徳島県神山町へ移住し[19]、2014年に映像制作会社である株式会社丸菱を設立[20]。代表取締役に就任。2015年に再び地球写真家として4Kテレビを使った環境出前授業を実施。2017年には電気自動車を使った全国の児童福祉施設への慰問と環境出前授業を実施した[18]。

2017年に徳島県海部郡海陽町の竹ヶ島海域公園にて、世界で初めてサンゴの一種であるエダミドリイシの産卵の様子を4Kカメラで映像撮影に成功[21]。2018年にはその映像を使用した海洋ドキュメンタリー映画『きらめきの海空　TOKUSHIMA 4K AQUARIUM EDITION』が4K・VR徳島映画祭にて「ニューフェイス賞」を受賞[22]。現在は竹ヶ島海洋自然博物館マリンジャムのシアターにて常時公開されている。

2020年に大嘗祭を題材とした長編ドキュメンタリー映画『時の絲ぐるま』を地球写真家として製作し公開した[23]。

主な発表 編集

写真展 編集

  • 2005年　万国博覧会「国連環境計画主催　世界環境フォトコンテスト受賞作品展」（国連館）
  • 2006年　石井友規写真展「Earth Scapes in AUSTRALIA」（キヤノンギャラリー、東京・大阪）
  • 2006年　石井友規写真展「New York 2006 -platinotype-」（26日の月、東京）プラチナパラジウム写真作品
  • 2007年　石井友規写真展「淡い意識の輪郭」（26日の月、東京）プラチナパラジウム写真作品
  • 2013年　石井友規写真展「無垢の偶像」（EIZOガレリア、東京）鶏卵紙写真作品

映画作品 編集

  • 2016年　短編ドキュメンタリー映画『THE JOURNEY OF LIFE』
  • 2018年　短編海洋ドキュメンタリー映画『きらめきの海空　TOKUSHIMA 4K AQUARIUM EDITION』
  • 2020年　長編ドキュメンタリー映画『時の絲ぐるま』

関連項目 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ 中部電力広報誌「KORYU」2010年12月号 No80「レンズを通して伝えたいこと」2023年03月2日閲覧
  2. ^ “大阪芸術大学　「教員一覧・写真学科」”. 2021年10月10日閲覧。
  3. ^ “徳島県環境アドバイザー派遣事業”. 2022年10月31日閲覧。
  4. ^ “環境アドバイザー 講師一覧”. 2022年10月31日閲覧。
  5. ^ a b 大陽新聞「「人」国内の世界遺産を巡る地球写真家」(2007年12月10日) 2021年10月10日閲覧
  6. ^ “特許情報プラットフォームj-platpat「地球写真家」(2020年12月9日)”. 2021年10月2日閲覧。
  7. ^ a b c 朝日新聞　名古屋「自然・平和　撮影の旅」(2007年9月27日) 2021年10月10日閲覧
  8. ^ 中日新聞　「竜巻　"トル"　ネード　　名古屋の中３　列車から撮影」(1998年10月31日) 2021年10月10日閲覧
  9. ^ “東仁学生会館「会館卒業生」”. 2021年10月10日閲覧。
  10. ^ a b 北海道新聞「素晴らしい知床 世界遺産を活写 全国の旅 自然の大切さ訴え」(2007年10月12日) 2021年10月10日閲覧
  11. ^ キヤノン刊行誌「キヤノンフォトサークル2008年5月号 　『写真表現の最前線へ　― image Frontier―』 2021年10月2日閲覧
  12. ^ “写真 楽 生活 - 日刊デジタルクリエイターズ「写真を楽しむ生活　写真展カレンダー（東京）2006年2月」”. 2021年10月10日閲覧。
  13. ^ “公益財団法人　地球友の会「UNEP世界環境写真展」(2005年3月26日)”. 2021年10月10日閲覧。
  14. ^ a b 読売新聞 名古屋 バイオ燃料車で世界遺産巡り　環境保全訴え、子どもと交流 次はヨットで世界一周（2008年1月27日）2021年10月10日閲覧
  15. ^ 中部電力広報誌「KORYU」2010年12月号 No80「レンズを通して伝えたいこと」2021年10月2日閲覧
  16. ^ a b 舵社『KAZI』５月号2009年 『人類の足取りをたどって、北極の海へ』2021年10月2日閲覧
  17. ^ a b 舵社『Sea Dream』Vol.9 2009年 『地球は、まだ　美しかった。』2021年10月2日閲覧
  18. ^ a b 徳島新聞「環境保護訴えEVの旅」(2017年4月15日) 2021年10月10日閲覧
  19. ^ 日本農業新聞「農と自然「画質」でPR」(2015年12月17日) 2021年10月10日閲覧
  20. ^ 徳島新聞 ひと模様「四国の4K映像挑む」(2015年1月25日) 2021年10月10日閲覧
  21. ^ “徳島新聞 「サンゴの「エダミドリイシ」産卵撮影」(2017年10月5日)”. 2021年10月10日閲覧。
  22. ^ “広報海陽　2019年1月号 No153　「竹ヶ島のサンゴを題材にした作品が「4K・VR徳島映画祭」で入賞！！」”. 2021年10月10日閲覧。
  23. ^ “わかやま新報　日本人の心に響く映画　「時の絲ぐるま」上映”. 2021年10月10日閲覧。

外部リンク 編集

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