神山 (松阪市)

三重県松阪市にある山

神山(こうやま)は、三重県松阪市にある山である。標高は131m櫛田川祓川の分岐点北西に位置している。山の北東部にはJR紀勢本線が走っている。かつては度瀬山(わたせやま)とも呼ばれた[1]

神山
標高 131 m
所在地 日本の旗 日本
三重県松阪市
位置 北緯34度31分30.37秒 東経136度33分54.15秒 / 北緯34.5251028度 東経136.5650417度 / 34.5251028; 136.5650417座標: 北緯34度31分30.37秒 東経136度33分54.15秒 / 北緯34.5251028度 東経136.5650417度 / 34.5251028; 136.5650417
プロジェクト 山
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歴史 編集

南北朝時代の1337年(延元3年)、山頂に南朝の拠点として神山城が築城された。1343年(興国4年)の神山城の戦いにおける戦火で落城し、北朝の仁木義長が入城した。現在は城跡を残すのみとなっている[2]

明治期には神山を由来とする飯南郡神山村という自治体があった。1908年(明治41年)には射和村櫛田村に編入され、神山村は廃止された。

史跡 編集

山頂への道筋に一乗寺がある。この寺は聖徳太子の創建と伝えられている[2](仮託説も参照)。神山城と同様に1343年(興国4年)の神山城の戦いで焼失したが、1470年(文明2年)に再建された。1816年(文化13年)にはまたも火災に見舞われたが、1836年(天保7年)に再建された[2]

山麓には倭姫命が4年間祀ったという飯野高宮神山神社(いいのたかみやこうやまじんじゃ)がある[3]

周辺 編集

脚注 編集

  1. ^ 吉田東伍「大神宮寺跡」『大日本地名辞書 上巻 二版』冨山房、pp. 643-644
  2. ^ a b c 松阪市の史跡10選 松阪市議会議員 川口保公式サイト、2014年7月31日閲覧
  3. ^ 飯野高宮神山神社 揥水まちづくり協議会、2014年7月31日閲覧

参考文献 編集

  • 吉田東伍(著)『[1] 大日本地名辞書 上巻 二版]』冨山房、1907年10月7日

関連項目 編集

外部リンク 編集