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秋田内陸縦貫鉄道AN8900形気動車

秋田内陸縦貫鉄道AN8900形気動車(あきたないりくじゅうかんてつどうAN8900がたきどうしゃ)は、秋田内陸縦貫鉄道が所有する急行形気動車である。

秋田内陸縦貫鉄道AN8900形気動車
Akita Nairiku AN-8903+8904.JPG
AN8900形(AN8903・8904)
基本情報
製造所 新潟鐵工所
主要諸元
軌間 1067 mm
最高速度 95 km/h
車両定員 8901・8903:89名(座席53名・立席36名)
8902・8904:91名(座席54名・立席37名)
8905:98名(座席46名・立席52名)
自重 28.5t
全長 18500 mm
全幅 2828 mm
全高 3845 mm
車体 普通鋼
台車 NP120D(動台車)
NP120T(従台車)
動力伝達方式 液体式
機関 新潟鐵工所DMF13HS) × 1
機関出力 250PS/1900rpm
変速機 新潟鐵工所製TACN-22-1100 × 1
変速段 変速2段・直結1段[1][2]
制動装置 常用・保安:DE1形電気指令式自動空気ブレーキ
抑速:エンジン・排気ブレーキ
保安装置 ATS-SN
備考 [3]
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車両概説編集

1989年4月1日秋田内陸線全通に伴い新設された急行「もりよし」の専用車両として、AN8901 - 8905の5両が新潟鐵工所で製造された。新潟鐵工所製NDCの一つで、台車・走行機器は前年に普通列車用として投入されたAN8800形をベースにしているが、急行用のため車体構造、室内構造が大幅に変更された。

8901 - 8904は、前面非貫通の片運転台車で、運転台側前面は客室からの前方視界を考慮し、前面窓が大型化されている。また側面窓も眺望性を向上させるため、横幅1005mm、縦幅1530mmの大型固定窓に変更されている。

汽笛はAN8800形とは違い、オリジナルでホイッスル形の汽笛を搭載する他、過去にはAN2000形と同様、電気笛を搭載していたこともある。(使用頻度が低く後に撤去)

車内は、中央部にコの字型のソファを向かい合わせに配置し、その前後に転換クロスシートを配置しており、AV機器も設置されている。鷹巣側に連結される奇数番号車(8901・8903)は車端部に売店とトイレを設けている。角館側に連結される偶数番号車(8902・8904)は車端部に自動販売機とロングシートを設けている。客用扉は連結面側の1か所に設けられている。

8905は前面貫通型の両運転台車で、側面両端に2か所の扉が設けられている。多客時に8901 - 8904の中間に連結されることがあるほか、8901 - 8904が検査などにより入場している際の予備車としても使われる。側面は8901 - 8904と同様の大型固定窓となっている。車内は転換クロスシートで、トイレ、AV機器を設置しているが、ソファーや自販機はない。

登場以来、主に急行「もりよし」に使用されていたが、2012年(平成24年)3月17日に実施されたダイヤ改正で、経費削減のため定期運用を離脱した。急行運用は普通列車用であるAN8800形に置き換えられ、1両編成で運用されている。これにより、本形式は観光シーズンの臨時列車や団体・貸切列車などに使用されるのみとなり、余剰となった2両(8902・8903)は廃車された。JR奥羽本線との臨時直通列車にも使用される。

参考文献編集

  • 交友社『鉄道ファン』1989年6月号(通巻338号) '89春フレッシュスタート 第3セクター 秋田内陸縦貫鉄道AN-8900
  • 鉄道ピクトリアル』通巻496号「新車年鑑1988年版」(1988年5月・電気車研究会
    • 若桜鉄道(株)運輸課長 長廻勲「若桜鉄道WT2500形」 pp. 174
  • 『鉄道ピクトリアル』通巻658号「<特集> レールバス」(1998年9月・電気車研究会)
    • 高嶋修一「第三セクター・私鉄向け軽快気動車の系譜」 pp. 42-55

脚注編集

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