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窮理
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窮理
(きゅうり)は、「
理
をきわめる」(理を探究する・追究する・研究する)を意味する
漢語
。「
窮
」は「
究
」と同義。『
易経
』説卦伝の一節「窮理盡性以至於命」に由来する。
朱子学
の用語。→
格物窮理
江戸時代
後期から
幕末
・
明治
初期に使われた言葉。
窮理学
ともいう。西洋由来の
自然学
全般(
洋学
・
自然科学
・
自然哲学
)、特に現代でいう「
物理学
」(
英語
:
physics
)を指す。明治初期には、窮理を謳った書物(
窮理書
)が多数刊行され、当時の
流行語
になった(
窮理熱
)
[1]
。窮理書の内容は、基本的には「
空気
」「
水
」などの身近な物について解説する科学
啓蒙
的な内容である。
『
窮理図解
』 -
福沢諭吉
の著作。
1868年
出版。代表的な窮理書。
『窮理通』 -
帆足万里
の著作。
1836年
完成、
1856年
一部出版
[2]
。→
帆足万里#『窮理通』
関連項目
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オッペケペー節
- 歌詞に「窮理」が出てくる。
理学
哲学#「理学」
幕末期の文化
明六社
訓蒙書
脚注
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^
秋田摩紀「
窮理学の流行をめぐる磁場――福澤諭吉と戯作者たちの啓蒙時代――
」『日本思想史学』第35巻、日本思想史学会、2003年。
^
菊池俊彦
・小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)『
窮理通
』 -
コトバンク