竜 剛馬(りゅう ごうま、1982年1月13日 - )は、日本男性プロレスラー弁護士血液型O型。プロレスラーとしてはプロレスリングBASARA所属。弁護士としては本名の川邊 賢一郎(かわべ けんいちろう)名義で弁護士法人Nextに所属(司法修習65期、神奈川県弁護士会)[1]神奈川県横浜市出身。

竜 剛馬(控)
竜 剛馬(控)の画像
プロフィール
リングネーム 竜 剛馬(控)
剛馬
竜 剛馬
本名 川邊 賢一郎
ニックネーム 司法闘人
身長 170cm
体重 76kg
誕生日 (1982-01-13) 1982年1月13日(42歳)
出身地 神奈川県横浜市
所属 プロレスリングBASARA(プロレス活動)
弁護士法人Next(弁護士活動)
スポーツ歴 学生プロレス
テニス
デビュー 2005年11月3日
テンプレートを表示

リングネームは剛竜馬に顔が似ていたためアナグラムとして名づけられた[2]。いわゆるオマージュレスラーであり、デビュー当初はギミック上の本名も剛(八木宏)と一時違いの「八本宏」だったが、弁護士活動するに当たり戸籍名を公開した。スーツがコスチュームであり、試合でもスーツ姿でリングに上がり続けている[3]。2022年11月8日以降、竜 剛馬(控)のリングネームを使用している[4]

経歴

編集

栄光学園中学校3年生のころに社会科見学で裁判を傍聴したことや、当時放送されていたテレビドラマをきっかけに弁護士を目指す。栄光学園高等学校を経て、東京大学法学部に進学[2][5]

中高の6年間は硬式テニス部に所属[6]、中学時代からプロレスファンであった[5]。東大では一時極真空手部に入部するが、一橋大学を母体とするプロレスサークルHWWA(一橋大学世界プロレスリング同盟)から勧誘を受け学生プロレス入りし、この際に「竜 剛馬」のリングネームが付いた。卒業後の司法浪人中、HWWAの先輩だったアントーニオ本多の誘いでユニオンプロレスに入団[2][3]。2005年11月3日の新木場1stRING大会における趙雲子龍戦でデビュー。

在学中から卒業後にかけて、旧司法試験を2度受験するも不合格。ロースクールで出直すべく東大法科大学院へ進み2009年3月に修了するが[7]、新司法試験にも2度不合格となる[6]

2009年8月30日、本家本元である剛竜馬とタッグを結成。

三振博士を前にしてプロレスを休業し一念発起。2011年5月、3度目の司法試験で合格。9月19日の新木場大会にて合格のあいさつを行う。司法修習期間は原則副業ができず(国家公務員法第103条で禁止されている)、最高裁に許可願を出すも認められなかったため、引き続きプロレスラーとしては休業[6]

司法修習を修了し2012年に弁護士登録[7]イソ弁として仁平総合法律事務所に勤務した[6][8]

2013年3月6日、元ユニオンの大家健が設立した「ガンバレ☆プロレス」のプレ旗揚げ戦に来場し、旗揚げの是非を決めるジャッジを行った[9][10]。4月5日、新木場大会でデビュー戦の相手である趙雲子龍と復帰戦を行い、日本初の弁護士レスラーとなる。

2014年、倉持麟太郎ら司法修習の同期3人で弁護士事務所Nextを設立し独立、横浜オフィスを担当[11]

2016年、プロレスリングBASARAに移籍。スーツを新調した。

DDTグループでは顧問弁護士を務めている。BASARAは2020年をもってDDTグループから独立したが、その後(2021年現在)も継続[3]。また、2018年まで行われていたDDTドラマティック総選挙では選挙管理委員も務めた。

2021年1月20日のトランザム★リュウジとリングネームの「リュウ」を賭けドラゴンコントラドラゴンマッチを行うが引き分け[12]、この日をもってリングネームを竜剛馬から剛馬に改名。

2022年11月8日の新木場1stRing大会で行われた逆転プロレス裁判で木高イサミに勝利[13]、「竜」の字を取り返すが控訴され竜 剛馬(控)に改名[14]。「(控)」は「控訴中」の略。

得意技

編集
  • ジャンピングネックブリーカードロップ
  • 六法クラッチ
  • 模範六法による殴打
    • 2017年12月より三省堂より毎年献本される模範六法を使用している[15]が、2021年12月には同年1月にリングネームの「竜」を剥奪されたことに鑑み「模」の字を消去した「範六法」が献本された[16]

タイトル歴

編集
  • 世界アイデアポケット級王座(第4代)

メディア出演

編集

テレビ番組

編集

WEB番組

編集

テーマ曲

編集

脚注

編集
  1. ^ 弁護士紹介”. 弁護士法人Next. 2022年12月8日閲覧。
  2. ^ a b c 弁護士兼プロレスラーが語る「法廷と試合の共通点」”. 日刊SPA! (2013年7月16日). 2013年10月1日閲覧。
  3. ^ a b c 橋本宗洋 (2021年8月18日). “「凶器は模範六法」「伊製高級スーツでリングイン」異色の“東大卒”弁護士・川邉賢一郎がプロレスラーになるまで”. Number Web. 2022年12月8日閲覧。
  4. ^ 竜剛馬(控)”. プロレスリングBASARAオフィシャルサイト. 2022年12月8日閲覧。
  5. ^ a b 高橋有紀 (2017年3月23日). “弁護士だけどプロレスラー 東大法学部の異色OBたちがスゴイ!”. AERA dot.. 朝日新聞出版. 2019年6月25日閲覧。
  6. ^ a b c d 伊藤歩 (2015年7月4日). “弁護士がプロボクサーという草鞋も履くワケ | 続・弁護士という民族”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社. p. 2. 2019年6月25日閲覧。
  7. ^ a b 川邉 賢一郎弁護士(弁護士法人Next横浜オフィス) - 神奈川県横浜市”. 弁護士ドットコム. 2019年6月25日閲覧。
  8. ^ COMPANY of 仁平総合法律事務所”. 仁平総合法律事務所. 2013年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月1日閲覧。
  9. ^ 2013年03月06日(水) 【ガンプロ3・6リポート】色々あって4・17新木場で旗揚げ”. 株式会社DDTプロレスリング. 2013年10月1日閲覧。[リンク切れ]
  10. ^ プレ旗揚げ戦で3連敗を喫したガンバレ☆プロレス勢だが、観客のジャッジにより旗揚げすることが正式決定!”. バトル・ニュース (2013年3月). 2022年12月8日閲覧。
  11. ^ Style of Work 事務所探訪 Vol.89 弁護士法人Next”. アトーニーズマガジン Vol.50. C&Rリーガル・エージェンシー社 (2016年3月). 2019年6月25日閲覧。
  12. ^ 《BASARA》《伐折羅 ・佰四拾陸~BASARA伍周年記念~》《東京・後楽園ホール》”. 週刊プロレスmobile (2021年1月20日). 2022年12月8日閲覧。
  13. ^ 《BASARA》《伐折羅 ・弐佰参~煌~》《東京・新木場1stRING》”. 週刊プロレスmobile (2022年11月8日). 2022年12月8日閲覧。
  14. ^ 竜剛馬(控)”. プロレスリングBASARAオフィシャルサイト. 2022年12月8日閲覧。
  15. ^ 竜剛馬 [@ryu_goma] (2017年12月5日). "ま、まさかの!!三省堂さんから、竜剛馬へ応援メッセージと共に模範六法をいただいてしまいました……!". X(旧Twitter)より2022年7月18日閲覧
  16. ^ 剛馬 [@ryu_goma] (2021年12月15日). "今年も三省堂からご提供いただきました! ……のですが私がリングネームの「竜」の字を剥奪され負けまくっていることにご立腹の様子". X(旧Twitter)より2022年7月18日閲覧
  17. ^ 【DDTvsサイバーエージェント路上プロレス-男色死亡遊戯-のまとめ】サイバーエージェント社内で3時間に渡って繰り広げられた大スペクタクル路上プロレス! 各階にいた敵を倒し、藤田社長の唇にあと一歩まで近づいたディーノだが…!/武藤、初の路上プロレスでリップロックの餌食に!/竹下は鳥羽を垂直落下式ブレーンバスターで仕事用デスクに叩き付ける!/メインMCのジャンポケ斉藤がまさかの裏切り!/イサミと葛西が備品を壊しまくりのハードコアマッチ!/遠藤が社内でシューティングスター! 社員さんのお金と豊本マネーでDAMNATIONを買収/村上がササダンゴと騒音防止デスマッチ!/赤井&山下は学力勝負で竜&才木に完敗!”. DDTプロレスリング公式サイト (2017年12月22日). 2017年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月23日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集