笠井 統太(かさい とうた、1971年[1] - 2020年9月2日[2])は、日本のインテリアデザイナー

略歴 編集

東京都出身[1]千葉大学工学部工業意匠学科にて[1]、空間デザインを専攻[3]。1995年に卒業し企業・ホテルの内装デザインを行う「メックデザインインターナショナル」に就職[3][1]。客船「飛鳥II」の改装に携わった事をきっかけに、その後船舶の内装デザインを数多く手掛ける[3]

2007年に「idealogicdesign」を設立し独立、社名は「idea」(発想)・「logic」(論理)・「design」(設計)をあわせたものとし、ターゲットに応じた発想とそれを具現化する論理を経てデザイン設計を行う自身の設計思想を反映したものとした[3]

2020年9月2日、小脳出血により49歳で死去[4]。9月6日正午には笠井がインテリアを担当したシルバーティアラ・おがさわら丸・橘丸・さるびあ丸・フェリーあぜりあ・あけぼの丸・フェリーみしまが追悼の汽笛吹鳴を行った[5][6]

主な作品 編集

船舶内装
その他
  • 札幌ワシントンホテル[1]
  • 川崎近海汽船「シルバーフェリー」ロゴマーク[3]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n idealogicdesign株式会社
  2. ^ a b 【訃報】笠井統太氏(空間デザイナー) - WEB CRUISE 2020年9月2日
  3. ^ a b c d e f g h 学生突撃レポート Vol.017 idealogicdesign株式会社 - KANRIN 第60号(日本船舶海洋工学会)
  4. ^ 会員様訃報 - 日本クルーズ&フェリー学会 2020年10月7日
  5. ^ tanofunaのツイート(1302560567958200320)
  6. ^ tanofunaのツイート(1302560573285044227)
  7. ^ a b c d e クイーンコーラルクロス - プニップクルーズ/中村辰美「船体解剖図NEO」(イカロス出版 2023年)
  8. ^ 池田良穂の新クルーズ学48 「フェリーたかちほ」登場 - トラベルニュース 2022年9月10日号(日本クルーズ&フェリー学会)

外部リンク 編集