肉体女優殺し 五人の犯罪者

肉体女優殺し 五人の犯罪者』(にくたいじょゆうごろし ごにんのはんざいしゃ)は、1957年(昭和32年)製作・公開、石井輝男監督の日本の長篇劇映画である。別名『五人の犯罪者』。

肉体女優殺し 五人の犯罪者
Nude Actress Murder Case:
Five Criminals
監督 石井輝男
脚本 中田勇
三輪彰
製作総指揮 大蔵貢
出演者 宇津井健
三ツ矢歌子
三原葉子
天知茂
御木本伸介
音楽 服部レイモンド
撮影 鈴木博
製作会社 新東宝
配給 新東宝
公開 日本の旗 1957年11月10日
上映時間 74分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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なお、題名の肉体女優とは、ストリッパーのことを指す。

略歴・概要

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モダニズムの鬼才・石井輝男の監督デビュー初年度にして、すでに6本目の監督作である。「スーパージャイアンツ」シリーズ以来の宇津井健とのタッグで、同シリーズの合間に撮影されている。脚本を中田勇と共同執筆した三輪彰は、本作以降、石井のチーフ助監督として定着した。

DVDは、テック・コミュニケーションズ(現・カラーテック)が、2002年(平成14年)1月1日に「新東宝映画傑作選」シリーズの一つとして発売したが、2010年11月30日に同シリーズが全品廃盤となった事から入手困難となっている。

スタッフ・作品データ

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キャスト

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ストーリー

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浅草ストリップ劇場フランス座。スターストリッパーの浜野千鳥(北令子)は、ベテイ桃園(三原葉子)に拳銃で撃たれる小芝居のある舞台で、現実に射殺された。小道具を本物にすりかえられていたのだ。ベティは千鳥の夫・徳島(大江満彦)と関係があった。すりかえ犯は徳島であると断定、警察は徳島を逮捕した。

毎朝新聞記者・西村弘二(宇津井健)は、真犯人は別にいると怪しみ、取材のために徳島の実妹・水町かほる(三ツ矢歌子)に接近する。かほるは隅田川畔のアパートに住み、窓からザルのついたロープを川へ降ろし、そこを通りかかる商売舟から、毎日惣菜を買う。この水上の移動商店を西村は怪しむ。やがて、ベテイが惨殺され、ベティにつきまとう男・森元(御木本伸介)の水死体が川べりに上がる。

「関根精肉店」店主・関根(林寛)は、フランス座の役者で麻薬患者ハチノキ(小倉繁)をそそのかし、かほるを強姦しようとしていた。千鳥も麻薬常習者であったが、麻薬密輸をやっていたのはこの関根であった。拳銃を本物にすりかえたのは森元で、関根が命令したのだった。ベティと森元を殺したのも関根であった。すべてを知った西村記者は警察に通報、関根はマンホールに逃れるが、下水は時間とともに水で満たされて、溺死した。

外部リンク

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