腸絨毛
腸絨毛(ちょうじゅうもう、英: Intestinal villus)とは、小腸内壁の輪状ひだ(ケルクリング皺襞)に存在する突起のこと。俗に柔毛(じゅうもう)、柔突起(じゅうとっき)とも呼ばれるが、これらは下記の微絨毛を指す場合もある。中学校の教科書などでは「柔毛」が採用されている。
腸絨毛 | |
---|---|
小腸の粘膜の絨毛 H&E染色 | |
十二指腸の部分図 | |
概要 | |
表記・識別 | |
ラテン語 | villi intestinales |
ドーランド /エルゼビア | v_08/12857047 |
グレイ解剖学 | p.1174 |
TA | A05.6.01.011 |
FMA | 76464、15072 |
解剖学用語 |
絨毛の表面にはさらに小さな突起が無数に存在しており、これを微絨毛と言う。栄養吸収の効率を良くするため、小腸の表面積を増やす仕組み。大人一人あたり数百万から数千万存在すると言われる[誰によって?]。
表面積を概算すると、平均的な体型の成人男性の場合でテニスコート一面とほぼ同じ面積になる。