蜂谷 一枝軒 宗苾(はちや いっしけん そうひつ、1975年昭和50年)5月28日 - )は、香道及び茶道志野流の第21世家元継承者。本名、蜂谷 貞統(はちや さだつぐ)。

はちや いっしけん そうひつ
蜂谷 一枝軒 宗苾
生年月日 (1975-05-28) 1975年5月28日(49歳)

略歴

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室町時代より20代500年に亘り香道及び茶道を継承してきた志野流の第20世家元蜂谷宗玄の嫡男[1]。幼少の頃より祖父19世宗由の元で研鑽に励み、2002年より大徳寺530世住持泉田玉堂老大師の下に身を置き、2004年玉堂老大師より軒号「一枝軒」宗名「宗苾」を拝受、第21世家元継承者となる[1]。現在は、次期家元として全国教場及び海外教場等での教授、幼稚園から大学での講演を開催し、世界各地で啓蒙活動を行っている[2]。香道という日本独自の香り文化を通し各国との交流を図り、文化によって世界を繋げるという思いのもと活動。また、稀少になった「香木」を後世に残していくためベトナムでの植林活動、それに準ずるエコ活動を『環境道』と題し講演活動も行っている[3]

■平成21年度文化庁海外文化交流使[4]

■一般社団法人志野流香道松隠会副会長

■一般社団法人日本文化継承者協会理事

■一般社団法人日本文化デザインフォーラム幹事[3]

池坊文化学院講師

■フランス調香師協会名誉会員

日本ソムリエ協会名誉ソムリエ[2]

出演

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テレビ

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  • BSジャパン 2008.1.2放送 「奥深き香道を継ぐ」 〜500年の時を超えて〜
  • BSジャパン 2009.1.3放送 「パリに薫る東山文化」〜禅の心〜
  • NHK BS-hi 2009.3.18放送 「平成の名香合」〜香道五百年の父子相伝〜
  • NHK 教育 2009.9.25放送 「美の壷」〜香りの道具〜
  • NHK BSプレミアム 2019.12.20放送 「美の壷」〜悠久なる器 青磁〜
  • NHK 総合 2023.11.22放送 「歴史探偵」〜天下の名香 蘭奢待〜

ラジオ

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  • FM大阪 2015.8.9/8.16放送 「KEEP ON SMILING 山寺宏一」
  • J-WAVE 2016.6.3放送 「Growing Reed 岡田准一」
  • フジテレビ 2017.2.17放送 「ホウドウキョク」(ネット配信番組)
  • J-WAVE 2019.9.21放送 「RINREI CLASSY LIVING 村治佳織」
  • NHKラジオ 2019.11.10放送 「眠れない貴方へ 村山由佳」
  • ニッポン放送 2020.1.5/12放送 「Entertainment NEXT 南美希子」

出版物

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家庭画報・婦人画報・美しいキモノ・和楽・BRUTUS・Oggi・25ans・ELLE JAPON・ゲーテ・モノマガジン・LEON・GQ JAPAN・Hanako・Premium Japan

活動履歴

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<講演テーマ:香道>

総理公邸,上賀茂神社,銀閣寺,薬師寺,春日大社,増上寺,徳川美術館,名古屋ボストン美術館,東京藝術大学,池坊短期大学,別府大学,儀礼文化学会,茶の湯文化学会,在日本ブラジル大使館,在フランス日本国大使館公邸,在シンガポール日本国大使館公邸,在中国日 本国大使館,ボストン領事館,プティパレ,仏国立ギメ東洋美術館,仏国立ニース東洋美術館,グラース香水博物館,ボストン美術館,ハーバード大学,MIT,タフツ大学,パリソルボンヌ大学,香港大学,香港中文大学,北京大学,北京外国語大学,武漢大学,湖北大学

<講演テーマ:環境道>

エコプロジェクト2008/2009,COP10生物多様性会議

<展覧会監修>

『真朱の夜明け』名家の逸品 ホテルオークラ東京 2012.2.20-26

『香り展』東京藝術大学 2011.4.7〜2011.5.29

『日本の伝統文化展』日本橋三越 2014.3.5-10

『FLOWERS by NAKED』日本橋コレド室町 2017.2.2-3.20

『FLOWERS by NAKED NAGOYA』名古屋市 2017.10.7-11.26

『FLOWERS by NAKED』日本橋コレド室町 2019.1.29-3.3

<海外活動国>

アメリカ(ボストン,N.Y,ヒューストン他),フランス(パリ,グラース,ニース,レンヌ,コルマール),モナコ,イギリス(ロンドン),イタリア(ミラノ,ボローニャ),スペイン(バルセロナ),ドイツ(フランクフルト,ケルン,ミュンヘン),ポルトガル(リスボン),ルクセンブルク,フィンランド(ヘルシンキ),バーレーン,中国(北京,上海,杭州,天津,鄭州,深圳,昆明,武漢),香港,台湾(台中),韓国(ソウル,光州),インド(ブッダガヤ),タイ,シンガポール

脚注

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