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2015年に中国の成都で開催された世界記憶力選手権の様子

メモリースポーツは、記憶した能力を披露し競う競技である。Memory Sportsをそのまま直訳し、記憶力競技と呼ばれることもある。イギリス発祥の競技でドイツアメリカオーストラリアアルジェリアなど世界40カ国以上で大会が開催されており、英語名ではMemory Championshipと呼ばれ、日本語では記憶力選手権や記憶力大会と呼ばれることが多い。

日本でも2005年から奈良県大和郡山市で記憶力大会が開催されている。2014年からは国際大会標準に則ったルールで行われるジャパンオープン記憶力選手権(2017年まで東京フレンドリー記憶力選手権という名称)が開催されている。

目次

世界記憶力選手権編集

世界記憶力選手権World Memory Championships)は、1991年にトニー・ブザンチェスグランドマスターであるレイモンド・キーンが創設した、人間の記憶技術の向上をテーマとした世界競技大会である。元々2016年途中までWorld Memory Sports Council(世界メモリースポーツ協会)が全ての大会の統括を行っていたが、World Memory Sports Council(世界メモリースポーツ協会)が内部分裂する形で、The International Association of Memory(国際記憶協会)が2016年に発足された。2017年は、両組織とも世界記憶力選手権を開催する意向である。どちらも3日間で10種目の競技を行い記憶力世界一の座を争う予定。また2014年から、従来の形式とは異なり1対1の対戦形式5種目で競うWorld Memory League Championshipも開催されている。World Memory League Championshipも含めると現在3つの世界選手権が存在することになる。World Memory League ChampionshipはThe International Association of Memory(国際記憶協会)公認の大会になるとされている。

世界記憶力選手権と各統括団体について編集

2016年まで世界記憶力選手権(World Memory Championship)はWMSC(World Memory Sports Council)統括の大会のみであったが、WMSC内部や選手と協会間のさまざまなトラブルなどを理由に、WMSC内部から中国とアラビア圏を除くほとんどの組織が離脱し新組織IAM(The International Association of Memory)を立ち上げた。そのため、2017年現在、WMSC統括の世界記憶力選手権とIAM統括の世界記憶力選手権が存在するという複雑な形になった。また、2018年の10月にIAMからアジアの数カ国が離脱し、Global Alliance of Memory Athletics(GAMA)を立ち上げた。そのため2019年にはGAMA統括下での世界記憶力選手権が2019年から開催される予定。競技内容は、全て10種目で競い、WMSC統括の大会はAbstract Imagesを行うのに対し、IAM統括の大会はRandom Imagesで行う。GAMA傘下の大会については未定。


World Memory League Championshipについて編集

全米チャンピオンであるネルソン・デリスと豪州チャンピオンでコンピューターエンジニアであるサイモン・オルトンが中心となり、選手だけでなく観客も楽しむことのできる1対1の対戦形式で行うExtreme Memory Tournament(現:World Memory League Championship)を2014年に創設した。その後名称を変え毎年アメリカのサンディエゴでWorld Memory League Championshipを開催している。コンピューターを使用し、1対1の対戦形式で5種目で勝敗を競う。全ての競技で1分で記憶し、4分で回答する方式を取っている。観客席にはモニターがあり、両方の選手が記憶している内容や回答している際の内容と正誤が表示され、試合の流れを見ることができる。大会出場には予選があり、突破した選手のみ参加が可能である。

World Memory League Championshipの競技5種目編集

名称(英語) 競技内容 時間・量 世界記録 世界記録保持者
Cards 1分以内でトランプ52枚を記憶 1分以内・52枚 16.86秒   アレックス・ミュラン
Images 1分以内で写真30枚の順番を記憶 1分以内・30枚 13.91秒   ランス・ツチルハート
Names 1分以内で顔と名前を記憶 1分以内・30人分 60秒   ケイティー・カーモード
Numbers 1分以内で80桁の数字を記憶 1分以内・80桁 17.65秒   アレックス・ミュラン
Words 1分以内で50個の単語を記憶 1分以内・50個 51.31秒   ケイティー・カーモード

World Memory League Championshipの開催地と歴代優勝者編集

開催地 チャンピオン
1 2014   サンディエゴ   サイモン・レインハルド
2 2015   サンディエゴ   ヨハネス・マロー
3 2016   サンディエゴ   サイモン・レインハルド

海外の記憶力選手権編集

世界記憶力選手権以外にも毎年20以上の国と地域で記憶力選手権が開催されている。ルールは世界記憶力選手権10種目で3日間開催に対し、1種目競技ごとの時間を短縮し10種目を1〜2日間で開催される。海外の記憶力選手権には、national standardとinternational standardと呼ばれる2種類があり、national standardの方がinternational standardよりも各種目の時間が短い。主に各国レベルの国際大会(オーストラリア選手権や香港選手権など)では、national standardで開催され、大陸レベルの大会(アジア選手権やアラビア選手権など)ではinternational standardで開催されることが多い。

名称(英語) national standard international standard World Memory Championship
Names & Faces 5分 15分 15分
Binary Numbers 5分 30分 30分
Random Numbers 15分 30分 60分
Abstract Images 15分 15分 15分
Speed Numbers 5分 5分 5分
Historic/Future Dates 5分 5分 5分
Random Cards 10分 30分 60分
Random Words 5分 15分 15分
Spoken Numbers 100秒 & 300秒 100秒, 300秒 & 550秒 200秒, 300秒 & 550秒
Speed Cards 5分 5分 5分

各種目の世界記録と日本記録編集

名称(英語) 名称(日本語) 時間・量 世界記録 世界記録保持者 日本記録 日本記録保持者 備考
One Hour Number 1時間で数字を記憶 1時間 3238桁   アレックス・ミュラン 1450桁 池田 義博
30min Number 30分で数字を記憶 30分 1933桁   アレックス・ミュラン 890桁 池田 義博
15min Number 15分で数字を記憶 15分 1100桁   アレックス・ミュラン 520桁 大野 元郎
Speed Number 5分で数字を記憶 5分 568桁   アレックス・ミュラン 312桁 大野 元郎
Spoken Number 英語で読み上げられる数字を聞いて記憶 200,300,550桁 456桁   ランス・ツチルハート 108桁 池田 義博
5min Binary Numbers 二進法の0と1の数字の並びを記憶 5分 1170桁   スー・ゼヘ 522桁 池田 義博
30min Binary Numbers 二進法の0と1の数字の並びを記憶 30分 6270桁   ムンシュール・ナマンダクフ 2520桁 大野 元郎
10min Cards できるだけ多くのトランプの並びを記憶 10分 493枚
(9.48パック)
  ルクハンヴァドゥラム・エンクフツヤ 228枚
(4.38パック)
大野 元郎
30min Cards できるだけ多くのトランプの並びを記憶 30分 1092枚
(21.00パック)
  ムンシュール・ナマンダクフ 272枚
(5.23パック)
青木 健
One Hour Cards できるだけ多くのトランプの並びを記憶 1時間 1776枚
(34.15パック)
  ムンシュール・ナマンダクフ 936枚
(18.00パック)
大野 元郎
5min Random Words 単語の羅列を記憶 5分 140語   ヨハネス・マロー 63語 三輪 尚毅
15min Random Words 単語の羅列を記憶 15分 318語   ケイティー・カーモード 129語 青木 健
5min Names and Faces 顔写真と名前を記憶 5分 105名   ケイティー・カーモード 41名 平田直也
15min Names and Faces 顔写真と名前を記憶 15分 212名   ヤンジャ・ウインターソウル
(ヤンジンダラム・アルタンシュ)
74名 青木 健
Historic Dates 架空の歴史の出来事と年を記憶 5分 133個   アレックス・ミュラン 56個 大野 元郎
Abstract Images 抽象的な図形を記憶 15分 624個   エマ・アンダーソン 396個 大野 元郎 WMSCの大会のみ
5min Images 写真の記憶 5分 354個   ヤンジャ・ウインターソウル
(ヤンジンダラム・アルタンシュ)
261個 平田 直也 IAMの大会のみ
Speed Cards トランプ一組の並びをできるだけ速く記憶 1組 15.61秒   アレックス・ミュラン 37.18秒 大野元郎

世界記録は2017年12月3日現在。

日本人選手の成績編集

大会名 名前 順位 大会当時の得点 現在の得点 備考
2012   UK Open Memory Championship 中川 崇 8位 1105 846
  Australian Open Memory Championship 青木 健 2位 2307 1861
2013   Friendly(Cambridge) Memory Championship 青木 健 3位 2461 1951
  Australian Open Memory Championship 池田 義博 1位 3543 2861
青木 健 3位 2421 1910
  Hong Kong Open Memory Championship 池田 義博 12位 3319 2650
青木 健 20位 2600 2083
中田 智之 29位 2129 1713
Asuka OHASHI 47位 1073 845
2014   Hong Kong Open Memory Championship 池田 義博 11位 3642 3074
青木 健 16位 3024 2531
2015   Singapore Open Memory Championship 青木 健 13位 2353 1986
  Hong Kong Open Memory Championship 青木 健 35位 2689 2285
  Taiwan Open Memory Championship 青木 健 16位 3094 2626
阿部 博 43位 897 750
2016   Philippines Open Memory Championship 青木 健 6位 2831 2627
  Hong Kong Open Memory Championship 青木 健 37位 2655 2475
平田 直也 53位 1795 1639
阿部 博 88位 979 896
2017   Korea Open Memory Championship 青木 健 20位 2987 2836
平田 直也 21位 2977 2840
阿部 博 88位 845 797
中川 計三 113位 746 702
  Philippines Open Memory Championship 青木 健 12位 2495 2373
  Korea National Memory Championship 青木 健 6位 1449 5種目・問題は韓国語のみ
  Asia Memory Championship 青木 健 60位 2977 2790
AYUTA TONOMURA 130位 714 696
  Singapore Open Memory Championship 青木 健 13位 3075 2909
阿部 博 39位 1496 1425
  Taiwan Open Memory Championship 大野 元郎 1位 3282 3120
青木 健 4位 2942 2774
上長広和 11位 1662 1561
  Australian Open Memory Championship 青木 健 4位 3423 3425
2018   Korea National Memory Championship 青木 健 6位 1545 5種目・問題は韓国語のみ
  Korea Open Memory Championship 平田 直也 22位 3443 3443
青木 健 28位 2883 2883
高岡 柚月 55位 1462 1462
阿部 博 64位 1269 1269
  Asia Open Memory Championship 青木 健 33位 2817 2817
和田 真幸 86位 1100 1100
  Australian Open Memory Championship 大野 元郎 1位 3680
青木 健 5位 2329
中原 好 6位 2118
阿部 博 11位 645

※大会の得点は世界記録を元に毎年種目ごとに見直しがされるため、大会当時の得点と現在の得点は異なる場合があり、それにより当時下位だった選手が上位だった選手を現得点で上回ることがある。

日本の記憶力選手権編集

記憶力大会編集

奈良県の大和郡山市で開催され、町おこしを目的としたイベント。「自慢の部」、「競技の部」、「記憶力日本選手権大会」の3部門で構成される。

自慢の部
円周率路線名時事問題乗り物・物の名前など、物事の大量な情報の記憶を、披露するマニアック的な部門。
競技の部
子供からお年寄りまで誰でも参加でき、暗記しクイズ形式で解答する一般競技の部門。
 
記憶力日本選手権大会の様子
記憶力日本選手権大会
世界記憶力選手権を模倣して作られた大会であり、このルールを参考にして日本一の記憶能力者の称号を争う。世界記憶力選手権を含む国際大会と記憶力日本選手権を開催する組織が全く異なるため、記録だけでなく世界ランキングや国内ランキングなどにも反映されない。そのため、日本選手権で優勝すると世界選手権の出場参加資格がもらえるということではない。世界選手権に出場するには、別途予選などの手続きが必要である。

日本国内ルール編集

世界記憶力選手権大会公式ルールを参考にした独自のルールで行う。

競技5種目編集

世界記憶力選手権大会の10種目より5種目を抜粋。

「顔と名前」
ルール:15分間で暗記し、30分間で解答する。
63人分の人物の顔写真を記憶する。
※2010年までは99人分の人物の顔写真・姓・名であった。
「スピードカード」
ルール:5分間で暗記し10分間で解答する。
シャッフルしたトランプの順番を記憶する。
※2014年より、タイムに応じて得点が加算されるようになった。
「無作為の単語」
ルール:15分間で暗記し、30分間で解答する。
10個のランダム単語の組合せを20セット、合計200個の単語を記憶する。
※2011〜2013年までは、10個のランダム単語の組合せを10セット、合計100個の単語であった。
「数字記憶」
ルール:5分間で暗記し、10分間で解答する。
10個のランダムな数字(0から9)の順番を20セット、合計200個の数字を記憶する。
※2010年までは250個の数字、2011〜2013年までは合計150個の数字であった。
「架空の年表」
ルール:100個の架空の出来事とそれに対応する年号を記憶する。
※2013年までは「短文記憶」が行われていたが、2014年より「架空の年表」に変更された。

総合成績編集

総合チャンピオン 総合準優勝 総合3位 青年の部優勝 成人の部優勝 年長の部優勝 優勝者得点 大会平均得点
1 2005 山下 善弘 非公開 非公開 坪村 舞子 山下 善弘 156 86.3
2 2006 藤本 忠正 非公開 非公開 東浦 加奈 藤本 忠正 230 116.8
3 2007 沢井 健志 非公開 非公開 中田 加奈子 沢井 健志 273 154.4
4 2008 沢井 健志 非公開 非公開 中田 加奈子 沢井 健志 275 133.4
5 2009 沢井 健志 非公開 非公開 濱田 征邦 沢井 健志 永井 義人 272 144.6
6 2010 中田 智之 吉井 克英 沢井 健志 眞鍋 雅成 中田 智之 中川 計三 非公開
7 2011 中田 智之 青木 健 沢井 健志 眞鍋 雅成 中田 智之 阿部 博 384 214.2
8 2012 青木 健 中田 智之 吉井 克英 濱田 征邦 青木 健 阿部 博 443 248.5
9 2013 池田 義博 澤田 亮人 青木 健 真鍋 雅成 池田 義博 阿部 博 475 241.3
10 2014 池田 義博 青木 健 澤田 亮人 西口 茉莉花 池田 義博 阿部 博 437 164.7
11 2015 池田 義博 大野 元郎 青木 健 劉 之源 池田 義博 高見 忠 460 204.5
12 2016 大野 元郎 青木 健 西口 茉莉花 西口 茉莉花 大野 元郎 阿部 博 426 184
13 2017 池田 義博 平田 直也 大野 元郎 劉 之源 池田 義博 阿部 博 355 194.6
14 2018 池田 義博 平田 直也 青木 健 三輪 尚毅 池田 義博 阿部 博 405 186.8
15 2019 池田 義博 平田 直也 三輪 尚毅 三輪 尚毅 池田 義博 高見 忠 416 145.3

Japan Open Memory Championships(ジャパンオープン記憶力選手権)編集

 
東京フレンドリー記憶力選手権2016の様子

ジャパンオープン記憶力選手権Japan Open Memory Championships)は、IAM公認の日本一のメモリーアスリートを決める大会である。2012年度の記憶力日本選手権大会の優勝者である青木健が東京フレンドリー記憶力選手権Tokyo Friendly Memory Championships)を、メモリースポーツの発展と各国選手ならび関係者の親交を深めることを目的に、創設したが、競技人口の増加や国際組織公認の日本チャンピオンを決定する大会がなかったため、2018年度より名称が変更になった。

奈良県で毎年開催される記憶力日本選手権大会とは異なり、国際的な大会のため日本語以外の言語にも対応しているため、外国人選手の参加も可能である。毎年、韓国、中国、シンガポール、インドネシア、ドイツ、アメリカなど世界中から選手が参加している。また、2016年まではWorld Memory Sports Council(WMSC:世界記憶競技協議会)公認の大会であったため、本大会での成績は、WMSC発表の世界ランキングに反映されていた。2017年の大会からIAMの公認の大会になり、IAM発表の世界ランキングに反映されるようになった。

総合成績編集

総合チャンピオン   日本
チャンピオン
シニアチャンピオン アダルトチャンピオン ジュニアチャンピオン キッズチャンピオン Best Rookie
1 2014   Yudi Lesmana 池田 義博   Yudi Lesmana   Miguel Iseah Landicho   Rommel Landicho Jr.
2 2015   池田 義博 池田 義博   阿部 博   池田 義博   西口 茉莉花
3 2016   Huang Shenghua 松尾 卓彦   阿部 博   Huang Shenghua   Chen Zhiqiang   Yan Jiashuo
4 2017   Linqi Yan 平田 直也   中川 計三   Linqi Yan   Kiyohiro MURAI
5 2018   Yanjaa Wintersoul 平田 直也   阿部 博   Yanjaa Wintersoul   Jamyla D. Lambunao   Ko Yun Ji   高柳 一馬
6 2019   Zhang Lingfeng 平田 直也   阿部 博   Zhang Lingfeng   Shafa Annisa Rahmadani ARIANATA  高岡 柚月   小林 瞭
※シニア:60歳以上 アダルト:18〜59歳 ジュニア:13〜17歳 キッズ:12歳以下
※Best Rookieのタイトルは2017年より追加された。

Friendly Memory Championships(フレンドリー記憶力選手権)編集

2018年から開催されている5種目(顔と名前、無作為の単語、イメージ、スピードナンバー、スピードカード)の大会であり、第一回は東京で開催された。 従来の10種目の大会は、選手にとっての負担や競技への参加するハードルが高いが、5種目で開催されるため比較的参加しやすい大会になっている。 5種目のためIAM発表の世界ランキングには反映されないがスコアはオンライン上に掲載され、日本メモリースポーツ協会の5種目の日本ランキングには反映される。 ジャパンオープン記憶力選手権と同様に、国際的な大会のため日本語以外の言語にも対応しているため、外国人選手の参加も可能である。

総合成績編集

開催地 総合チャンピオン シニアチャンピオン アダルトチャンピオン ジュニアチャンピオン キッズチャンピオン
1 2018 東京都大田区   平田 直也   阿部 博   平田 直也   三輪尚毅   高岡 柚月

Japan MLC編集

日本チャンピオンの青木健とオーストラリアチャンピオンのサイモン・オルトンを中心にメモリースポーツのオンラインサイトMemory Leagueを使用した大会が2018年に初めて開催された。 各国のチャンピオンなどの招待選手と国内予選を通過した計8名の選手で優勝を競う。各選手は他の大会と異なりプレイヤー名でプレイする。 コンピューターを使用し、1対1の対戦形式で5種目で勝敗を競う。全ての競技で1分で記憶し、4分で回答する方式で行う。 観客席にはモニターがあり、両方の選手が記憶している内容や回答している際の内容と正誤が表示され、試合の流れを見ることができる。 またインターネットで実況つきのライブ配信も行っており、一般向けにわかりやすい解説をおこなっている。

成績編集

チャンピオン 準チャンピオン 3位 4位
1 2018   Naoya   Anastasia Woolmer   funDunFish   hiro

Speed Cards Challenge(SCC)編集

従来のメモリースポーツは10種目と初心者にとって非常にハードルが高いため、メモリースポーツの花形種目であるスピードカードのみで競う大会が2019年から新設された。 通常では1大会で2回までしかチャレンジできないが、本大会では5回までチャレンジが可能となっている。 各大会では”単発記録”と”平均記録”の2種類でランキングを決めるため、スピード型の選手、安定型の選手どちらにもチャンスがある大会になっている。 "単発記録"は5回のうちの一番良い成績の記録が反映され、"平均記録"は一番良い記録と一番悪い記録を除いた3回の記録の平均がスコアとなる。


成績編集

大会名 カテゴリー チャンピオン 準チャンピオン 3位
2019 城南SCC 単発記録   平田 直也   青木 健   小林 瞭
平均記録   平田 直也   小林 瞭   青木 健


日本人選手の世界ランキング編集

2017年のIAM世界記憶力選手権終了後より、世界ランキングの算出方法が変更された。

過去3年以内に参加した大会の得点上位3回分の平均を算出したものとなった。

2〜3年前の大会の結果に関しては、10%マイナスしたものが適用され、

3年以上参加がない選手は世界ランキングから削除される。また3年以上前の結果は、参考記録として扱われることとなった。

日本人選手の世界ランキング(2019年)編集

日本
ランキング[1]
世界
ランキング[2]
名前 ポイント
1位 93位 平田 直也 3697
2位 97位 大野 元郎 3635
3位 159位 青木 健 2976
4位 253位 小林 瞭 2338
5位 266位 三輪 尚毅 2274
6位 305位 奥野 瑛 2099
7位 319位 高木 健志 2045
8位 381位 上長 広和 1827
9位 489位 榊原 隆文 1508
10位 530位 高岡 柚月 1388
11位 595位 阿部 博 1256
12位 616位 中川 崇 1224
13位 682位 内藤 裕介 1119
14位 700位 高柳 一馬 1090
15位 724位 中原 好 1034
16位 730位 鈴木 悠介 1025
17位 749位 和田 真幸 999
18位 759位 辻窪 薫 984
19位 770位 原 正平 972
20位 819位 小原 陽菜 916
21位 880位 菱田 大允 849
22位 909位 村井 清寛 817
23位 921位 中川 計三 806
24位 953位 細井 俊介 765
25位 1016位 小原 英子 699
26位 1086位 久保 知也 629
27位 1101位 熊木 基之 615
28位 1178位 外村 鮎太 546
29位 1270位 辻窪 玲音 459
30位 1367位 小原 愛菜 377
31位 1446位 田中 憲和 286
32位 1496位 新藤 直紀 240
33位 1647位 細谷 毅 45
34位 1648位 福井 万里 43
35位 1660位 清水 邦隆 13
36位 1661位 武井 彰人 13

2019年7月7日現在

日本人選手のベストスコア(参考記録)編集

日本
ランキング[1]
最高得点[2] 大会名 名前 ポイント
1位 88位   World Memory Championship 2017 大野 元郎 4216
2位 157位   Japan Open Memory Championship 2015 池田 義博 3674
3位 163位   Japan Open Memory Championship 2018 平田 直也 3643
4位 223位   Australian Open Memory Championship 2017 青木 健 3277
5位 557位   Japan Open Memory Championship 2018 三輪 尚毅 2274
6位 563位   Japan Open Memory Championship 2018 上長広和 2268
7位 638位   Australian Open Memory Championship 2018 中原 好 2118
8位 652位   Japan Open Memory Championship 2018 高木 健志 2089
9位 721位   Japan Open Memory Championship 2014 中田 智之 1974
10位 1039位   Japan Open Memory Championship 2014 澤田 亮人 1476
11位 1116位   Singapore Open Memory Championship 2017 阿部 博 1393
12位 1123位   Japan Open Memory Championship 2017 中川 崇 1387
13位 1297位   Japan Open Memory Championship 2016 松尾 卓彦 1196
14位 1409位   Japan Open Memory Championship 2018 高柳 一馬 1091
15位 1484位   Japan Open Memory Championship 2018 鈴木 悠介 1035
16位 1494位   Japan Open Memory Championship 2016 西口 茉莉花 1028
17位 1520位   Japan Open Memory Championship 2016 辻窪 薫 1004
18位 1580位   World Memory Championship 2010 沢井 健志 966
19位 1585位   Japan Open Memory Championship 2017 中川 計三 983
20位 1648位   Japan Open Memory Championship 2018 和田 真幸 921
21位 1651位   Japan Open Memory Championship 2018 小原 陽菜 916
22位 1670位   Japan Open Memory Championship 2017 村井 清寛 908
23位 1684位   World Memory Championship 2013 宮地 真一 900
24位 1734位   Japan Open Memory Championship 2018 高岡 柚月 861
25位 1755位   Japan Open Memory Championship 2017 堤 祐太 847
26位 1787位   Hong Kong Open Memory Championship 2013 大橋 飛鳥 827
27位 1878位   Japan Open Memory Championship 2018 細井 俊介 777
28位 1904位   Japan Open Memory Championship 2018 辻窪 凛音 760
29位 2014位   Japan Open Memory Championship 2018 小原 英子 699
30位 2081位   Asia Memory Championship 2017 外村 鮎太 671
31位 2164位   Japan Open Memory Championship 2018 久保 知也 629
32位 2192位   Japan Open Memory Championship 2018 熊木 基之 615
33位 2301位   World Memory Championship 2011 田中 雄太 562
34位 2511位   Japan Open Memory Championship 2018 辻窪 玲音 467
35位 2720位   Japan Open Memory Championship 2018 小原 愛菜 377
36位 3351位   Japan Open Memory Championship 2018 福井 万里 43
2018年12月1日現在。

チャンピオン編集

メモリースポーツの発展に伴い、様々な主催団体下での記憶力選手権が世界各国で開催されるようになってきている。 国レベルの大会や大陸レベルの大会、世界選手権など様々なレギュレーション下で複数開催されているため、チャンピオンに関しても複数名存在している。

世界チャンピオン編集

現在世界レベルの大会はWorld Memory Sports Council(WMSC)とInternational Association of Memory(IAM)、 IAM統括下で行われる1対1形式の大会であるMemory Leagueの3つ存在しており、それぞれで世界チャンピオンを決める大会が開催されている。

 
最多の8回優勝を達成したドミニク・オブライエン(右)


WMSCチャンピオン IAMチャンピオン Memory Leagueチャンピオン
1991   ドミニク・オブライエン
1992
1993   ドミニク・オブライエン
1994   ジョナサン・ハンコック英語版
1995   ドミニク・オブライエン
1996   ドミニク・オブライエン
1997   ドミニク・オブライエン
1998   アンディ・ベル英語版
1999   ドミニク・オブライエン
2000   ドミニク・オブライエン
2001   ドミニク・オブライエン
2002   アンディ・ベル
2003   アンディ・ベル
2004   ベン・プリッドモア英語版
2005   クレメンス・マイヤー英語版
2006   クレメンス・マイヤー
2007   グンター・カールステン英語版
2008   ベン・プリッドモア
2009   ベン・プリッドモア
2010   ワン・フェン英語版
2011   ワン・フェン
2012   ヨハネス・マロー英語版
2013   ヨナス・ヴァンエセン英語版
2014   ヨナス・ヴァンエセン   サイモン・レインハルド
2015   アレックス・ミュラン英語版  ヨハネス・マロー英語版
2016   アレックス・ミュラン   サイモン・レインハルド
2017   ムンシュール・ナマンダクフ   アレックス・ミュラン



日本チャンピオン編集

2005年から奈良県大和郡山市主催で開催されている記憶力日本選手権大会、 2014年からIAMの下部組織(2016年までWMSC)の日本メモリースポーツ協会(JMSC)主催で開催されているジャパンオープン記憶力選手権、 日本国内外のIAM統括下で開催される大会での成績で選出されるシーズンチャンピオンの3種類の日本チャンピオンが存在する。

記憶力日本選手権大会 ジャパンオープン記憶力選手権 Japan MLCチャンピオン シーズンチャンピオン
主催団体 大和郡山市 IAM・GAMA・JMSC IAM・JMSC JMSC
2005 山下 善弘
2006 藤本忠正
2007 沢井 健志
2008 沢井 健志
2009 沢井 健志
2010 中田 智之 沢井 健志
2011 中田 智之 青木 健
2012 青木 健 青木 健
2013 池田 義博 池田 義博
2014 池田 義博 池田 義博 大野 元郎
2015 池田 義博 池田 義博 大野 元郎
2016 大野 元郎 松尾 卓彦 青木 健
2017 池田 義博 平田 直也 大野 元郎
2018 池田 義博 平田 直也 Naoya (平田 直也)

メディア編集

テレビ

ワンダー×ワンダー
NHK、2010年2月6日、2011年2月12日[3]
2010年2月には第18回ロンドン大会の模様を、2011年2月には第19回中国大会の模様を放送した。

ラジオ

世の中面白研究所
R1 NHKラジオ第1、2012年2月13日[4]
第8回記憶力日本選手権大会の模様を放送した。

脚注編集

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  1. ^ a b Ranking of Japan” (英語). iam-stats. 2018年4月1日閲覧。
  2. ^ a b Active World Ranking” (英語). iam-stats. 2018年4月1日閲覧。
  3. ^ 世界記憶力選手権”. NHK (2010年2月6日). 2010年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月1日閲覧。
  4. ^ 記憶力増強計画”. NHK (2012年2月13日). 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月1日閲覧。

関連文献編集

  • オブライエン, ドミニク『記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック』梶浦真美訳、エクスナレッジ、2012年7月、272頁。ISBN 978-4-7678-1421-6 - 原タイトル:You Can Have an Amazing Memory.
  • カールステン, グンター『記憶力世界チャンピオンカールステン博士の頭がよくなる勉強法 単語・歴史・公式・数字がすばやく覚えられる驚異のテクニック』荒井恵子訳、こう書房、2010年9月、194頁。ISBN 978-4-7696-1036-6 - 原タイトル:Lernen wie ein Weltmeister: Zahlen, Fakten, Vokabeln schneller und effektiver lernen.
  • フォア, ジョシュア『ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由(わけ)』梶浦真美訳、エクスナレッジ、2011年7月、367頁。ISBN 978-4-7678-1180-2 - 原タイトル:Moonwalking with Einstein.

関連項目編集

外部リンク編集