連節条虫(れんせつじょうちゅう、学名Taenia serialis)は、円葉目テニア科に属する条虫の1種。成虫の体長は20-75cm、体幅3-5mm、頭節には4個の吸盤額嘴がある。虫卵はエキノコックス属の虫卵との鑑別が困難である。中間宿主ウサギ終宿主イヌキツネコヨーテオオカミジャッカルなど。生活環として、糞便とともに虫卵は外界へと排出され、中間宿主が虫卵を摂取する。中間宿主の腸管で六鉤幼虫に発育し、血行性に筋間、皮下組織に移動し、連節嚢尾虫連節共尾虫Coenurus serialis に発育し、ウサギヒヒヤマアラシ齧歯類などの皮下筋肉腹腔臓器心筋などに寄生する。終宿主には連節嚢尾虫が摂取されることにより移行し、原頭節小腸粘膜に吸着し、成虫へと発育する。

連節条虫
分類
: 動物界 Animalia
: 扁形動物門 Platyhelminthes
: 条虫綱 Cestoda
亜綱 : 真性条虫亜綱 Eucestoda
: 円葉目 Cyclophyllidea
: テニア科 Taeniidae
: テニア属 Taenia
: 連節条虫 T. serialis
学名
Taenia serialis
(Gervais1847) Verster, 1969[1]
シノニム
和名
連節条虫

脚注 編集

参考文献 編集

関連項目 編集