重慶南路(じゅうけいなんろ)は、台北市の中心部を南北に貫く道路

重慶南路
重慶南路一段
各種表記
繁体字 重慶南路
拼音 Chóngqìng nánlù
注音符号 ㄓㄨㄥˋ ㄑㄧㄥˋ ㄋㄢˊ ㄌㄨˋ
発音: チョンチンナンルー
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三民書局 重南店
台湾総統府

沿道には台湾総統府総統官邸法務部司法院第一銀行北一女中などがある。南端は中正橋、北端は重慶北路中国語版台北駅に接する。駅周辺にはデパート、ホテル、予備校が多い[1]

清朝統治時代の「府前街」、日本統治時代の「本町通り」と重なる。遷台時、重慶精神(重慶国民政府の抗戦精神)にちなんで「重慶南路」と命名された[2]

住所表記では「重慶南路一段」「重慶南路二段」「重慶南路三段」に分けられる。「凱達格蘭大道」「衡陽路」「宝慶路」などと交差し、「中正区」「博愛特区」と重なる。

書店街

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重慶南路は、三民書局商務印書館台湾商務印書館中国語版)、東方出版社中国語版金石堂書店中国語版などのビルが並ぶ書店街(重慶南路書店街)としても知られる[3]

書店街は、日本統治時代新高堂書店台湾書籍中国語版に起源をもち[1][3]1950年代から1980年代に全盛期を迎えた[3]

しかし21世紀以降、出版不況繁華街の移動により、閉店や移転が相次いでいる[3]。全盛期は100軒以上の書店があったが、2010年代末には10軒程にまで減少している[3][4]

重慶南路に代わり、「温羅汀」(台湾大学台湾師範大学そばの学生街)が、独立書店古書店の集まる書店街となっている[4][5]

脚注

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  1. ^ a b 楠本夏菜. “台湾出張記 第1回 台北の書店を巡る 天龍図書、唐山書店、欒樹下書房”. 皓星社(こうせいしゃ) 図書出版とデータベース. 2024年10月2日閲覧。
  2. ^ 林盈足. “台北畫刊106年5月第592期—台北城的人文盛宴 重慶南路書店街 打造人文城市風景” (中国語). 臺北市政府觀光傳播局. 2024年10月2日閲覧。
  3. ^ a b c d e 木下諄一 (2018年7月14日). “金石堂城中店の閉店に思う”. nippon.com. 2024年10月2日閲覧。
  4. ^ a b 新孝一 (2019年8月26日). “台湾の書店をちょっとだけのぞいてみた(ほんのひとこと)”. 出版協. 2024年9月24日閲覧。
  5. ^ 台湾独立書店文化協会 編著、フォルモサ書院(郭雅暉 ; 永井一広) 訳『台湾書店百年の物語 書店から見える台湾』エイチアンドエスカンパニー、2022年(原著2016年)。ISBN 9784990759698 第4;5篇。