陸上総隊司令官(りくじょうそうたいしれいかん、Commander in Chief, Ground Component Command)とは、陸上自衛隊陸上総隊指揮官で、防衛大臣の指揮監督を受け、陸上総隊の隊務を統括する。政令で規定される指定職5号[1]の役職であり、原則方面総監を経験した陸将階級にある自衛官をもって充てられ[2]、事実上陸上幕僚長に次ぐ第2位の地位にある陸上自衛隊の役職である。

日本の旗 日本
陸上総隊司令官
Commander in Chief, Ground Component Command
陸将旗
自衛隊旗
現職者
陸将山根寿一(第7代)

就任日 2024年令和6年)3月28日
組織行政府
防衛省
種類自衛官
初代就任小林茂
創設2018年平成30年)

2019年9月、10月に千葉県の房総半島(東部方面区)および東北方面区に甚大な被害をもたらした令和元年房総半島台風令和元年東日本台風においては5例目となる災統合任務部隊指揮官を務めるとともに、陸上総隊創設以前は東部方面総監であった中央観閲式の執行者も務めるなど、母体となった中央即応集団司令官から大幅に権力が強化されている。その特性上、原則として方面総監の地位にあるものが就任する。

歴代陸上総隊司令官

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歴代の陸上総隊司令官
(陸将・指定職5号)
氏名 在職期間 出身校・期 前職 後職
01 小林茂 2018年03月27日 - 2018年07月31日 防大27期 中央即応集団司令官 退職
→東京都危機管理監
02 住田和明 2018年08月01日 - 2019年08月22日 防大28期 東部方面総監 退職
03 髙田克樹 2019年08月23日 - 2020年04月14日 防大29期 東部方面総監 退職
04 吉田圭秀 2020年04月15日 - 2021年03月25日 東京大学[3] 北部方面総監 陸上幕僚長
05 前田忠男 2021年03月26日 - 2023年03月29日 防大31期 北部方面総監 退職
06 竹本竜司 2023年03月30日 - 2024年03月27日 生徒26期・
防大31期
西部方面総監 退職
07 山根寿一 2024年03月28日 - 防大33期 西部方面総監

脚注

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  1. ^ 平成30年2月9日 政令第33号 自衛隊法施行令等の一部を改正する政令 新旧表
  2. ^ 自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号)第16条”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2019年8月30日). 2019年12月23日閲覧。
  3. ^ 防大30期相当

関連項目

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外部リンク

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