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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(あめのひはあえない はれたひはきみをおもう、Demolition)は2015年に公開されたアメリカ合衆国ドラマ映画である。監督はジャン=マルク・ヴァレ、主演はジェイク・ジレンホールナオミ・ワッツが務めた。なお、本作の邦題は劇中に出てくる言葉から取られたものである[5]

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
Demolition
監督 ジャン=マルク・ヴァレ
脚本 ブライアン・サイプ
製作 リアンヌ・ハルフォン
ラス・スミス
モリー・スミス
トレント・ラッキンビル
シドニー・キンメル
ジャン=マルク・ヴァレ
製作総指揮 サッド・ラッキンビル
エレン・H・シュワルツ
カーラ・ハッケン
ブルース・トール
ネイサン・ロス
ジョン・マルコヴィッチ
ジェイソン・ライトマン
ヘレン・エスタブルック
出演者 ジェイク・ジレンホール
ナオミ・ワッツ
クリス・クーパー
ジュダ・ルイス英語版
撮影 イヴ・ベランジェ
編集 ジェイ・M・グレン
製作会社 ブラック・ラベル・メディア
シドニー・キンメル・エンターテインメント
ミスター・マッド
配給 アメリカ合衆国の旗 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
日本の旗 ファントム・フィルム
公開 アメリカ合衆国の旗 2016年4月8日
日本の旗 2017年2月18日
上映時間 101分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 1000万ドル[2]
興行収入 世界の旗 $4,124,315[3]
日本の旗 6000万円[4]
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目次

ストーリー編集

デイヴィスは義理の父親(フィル)が経営する投資銀行に務めており、その優秀さは周囲からも一目置かれるほどであった。しかし、自動車事故に巻き込まれ、デイヴィスは妻(ジュリア)を失い、自らも負傷した。入院中、デイヴィスは自販機でチョコレートを買おうとしたが、不具合で買うことができなかった。言いようのない苛立ちを抑えられなかったため、彼は直ちにカスタマーサポートに手紙を送り苦情を申し立てた。苦情をまくし立てているうちに、デイヴィスはいつの間にか妻を失った悲しみを吐露していた。それを聞いていた担当者(カレン)は彼の境遇に同情的になり、彼に私的なコンタクトを取ってしまう。会話が終わる頃には、デイヴィスとカレンの双方が穏やかな心境になっていた。しかし、彼の悲しみが完全に癒えたわけではなかった。デイヴィスは早々に仕事に復帰したが、かつてのように仕事にやりがいを感じることができなくなっていた。通勤中、デイヴィスは顔なじみの乗客に「俺はジュリアを愛していなかったのだと痛感した。彼女が亡くなったのに、俺は悲しみや苦痛を一切感じていないんだ。」と漏らした。

精神的に不安定になったデイヴィスは奇行を連発する。そんなある日、彼は自分の跡を付けているステーションワゴンがあることに気付いた。しかし、彼は誰がそんなことをしているのかに興味を持てなかった。彼が興味を持てたのは機械を分解してその内部構造を把握することだけであった。デイヴィスが分解したのは自宅にあるものだけだったが、ついには会社のコンピュータを分解するようになった。

実はデイヴィスの跡を付けていた人物はもう一人いた。それはカレンである。実はカレンとデイヴィスは通勤経路が一緒だったのである。カレンはデイヴィスに自分の正体がバレないように行動していたが、ある日、自宅に郵送されていた定期購読の雑誌を落としてしまった。デイヴィスはそれを頼りにカレンの自宅を突き止めることに成功した。カレンはシングルマザーではあったが、恋人のカールと同棲していた。カールが出張に行った隙を突いて、デイヴィスはカレンの自宅を訪問した。2人は親密な関係になったが、カレンの息子(クリス)は恋人のようでそうではない二人の関係を理解できなかった。やがてデイヴィスが精神的な葛藤に苦しんでいると知った。クリスは、自身の持つ性的な葛藤、社会や家庭環境への戸惑いについて、狂気の中に生きるデイヴィスと交流する中で、自身への肯定感を少しずつ育んでいった。

またデイヴィスはジュリアの名前が冠された奨学金の創設手続きの中で、対象者を選ぶ面接の場で妙な振る舞いをして、義父の怒りを買う。破壊衝動に取り憑かれていたデイヴィスはブルドーザーを購入し、クリスと一緒に自宅を思いっ切り破壊した。その後、デイヴィスは自宅の跡地でジュリアが書いたメモ書きを発見した。そこには予想もしなかったことが書かれてあった。

キャスト編集

※括弧内は日本語吹替

製作編集

2013年5月、ジャン=マルク・ヴァレが本作の監督に起用されたと報じられた[6]。10月9日、ブラック・ラベル・メディアが本作に出資すると発表した[7]2014年6月6日、ジェイク・ギレンホールに出演オファーが出ているとの報道があった[8]。7月21日、ナオミ・ワッツが本作の出演交渉に臨んでいると報じられた[9]。9月10日、クリス・クーパーがキャスト入りした[10]。10月18日、フォックス・サーチライト・ピクチャーズが本作の全米配給権を購入したと発表した[11]。2015年7月15日、ジュダ・ルイスが本作に出演しているとの報道があった[12]

撮影編集

2014年9月15日、本作の主要撮影ニューヨークで始まった[9]。24日にはジョン・F・ケネディ国際空港での撮影が行われた[13]。10月6日、コニーアイランドでロケが行われたと報じられた[14]

公開編集

2015年9月10日、本作はガラ・プレゼンテーションに出品されていた第40回トロント国際映画祭でプレミアを迎えた[15][16]

評価編集

興行収入編集

本作は『ハードコア』及び『メリッサ・マッカーシー in ザ・ボス 世界で一番お金が好き!』と同じ週に公開され、公開初週末に200万ドルから300万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[17]、実際の数字はそれを下回るものであった。2016年4月8日、本作は全米854館で封切られ、公開初週末に110万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場15位となった[18]

批評家の反応編集

本作は賛否両論となっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには192件のレビューがあり、批評家支持率は52%、平均点は10点満点で5.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は名優たちの恩恵を受けている。尤も、彼らの演技では錯綜したストーリーを補い切れていない。その複雑さは深遠さを狙ったのだろうが、その多くが陳腐なものに留まっている。」となっている[19]。また、Metacriticには42件のレビューがあり、加重平均値は49/100となっている[20]

出典編集

  1. ^ 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う”. 2018年2月6日閲覧。
  2. ^ Demolition”. 2018年2月6日閲覧。
  3. ^ Demolition (2016)”. 2018年2月6日閲覧。
  4. ^ キネマ旬報』2018年3月下旬 映画業界決算特別号 p.64
  5. ^ 精神科医・星野概念「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」の邦題の“意味”を考察”. 2018年2月6日閲覧。
  6. ^ Jean-Marc Vallee Set To Helm ‘Demolition’ For Mr. Mudd”. 2018年2月6日閲覧。
  7. ^ Black Label Media To Fund ‘Dallas Buyers Club’ Helmer’s ‘Demolition’”. 2018年2月6日閲覧。
  8. ^ Jake Gyllenhaal in Talks to Star in Jean-Marc Vallee’s ‘Demolition’”. 2018年2月6日閲覧。
  9. ^ a b Naomi Watts in Negotiations to Join Jake Gyllenhaal in ‘Demolition’ (Exclusive)”. 2018年2月6日閲覧。
  10. ^ Toronto: Chris Cooper Joins Jake Gyllenhaal, Naomi Watts In ‘Demolition’”. 2018年2月6日閲覧。
  11. ^ 'Wild' Director Sets Next Film at Fox Searchlight (Exclusive)”. 2018年2月6日閲覧。
  12. ^ Jake Gyllenhaal-Naomi Watts Drama ‘Demolition’ Gets Spring Release Date”. 2018年2月6日閲覧。
  13. ^ Jake Gyllenhaal looks dreamy on the NY set of his film Demolition”. 2018年2月6日閲覧。
  14. ^ Naomi Watts straddles Jake Gyllenhaal for a piggyback ride on set”. 2018年2月6日閲覧。
  15. ^ Toronto Film Festival 2015: Eddie Redmayne and Julianne Moore aim for double Oscar success”. 2018年2月6日閲覧。
  16. ^ ‘Demolition’: TIFF Review”. 2018年2月6日閲覧。
  17. ^ Melissa McCarthy Will Try To ‘Boss’ Around ‘BvS’ At Box Office; Will ‘Hardcore Henry’ Sway Audiences? — Preview”. 2018年2月6日閲覧。
  18. ^ April 8-10, 2016”. 2018年2月6日閲覧。
  19. ^ Demolition”. 2018年2月6日閲覧。
  20. ^ Demolition (2016)”. 2018年2月6日閲覧。

外部リンク編集