静岡県自動車学校
静岡県自動車学校(しずおかけんじどうしゃがっこう、英称Shizuoka-ken Driving School)は、静岡県内で4校の自動車学校を運営する学校法人の総称および同静岡校を指す。
静岡校のある静岡県静岡市葵区宮前町は静岡工科自動車大学校のほか、静岡産業技術専門学校、東海大学短期大学部などがある文京地区であり、静岡鉄道柚木駅のほか、JR東海道線東静岡駅からも徒歩で通える立地にある。
グループ校は静岡校のほか、浜松校、沼津校、松崎校があり、県西部から東部、伊豆地方まで広く分布し、県内では略して「県自」などの愛称で親しまれている教習所である。
静岡県自動車学校の母体は学校法人静岡自動車学園。以前は高校や専門学校を運営する現在の静岡理工科大学グループと同一法人であったが、理工科大学設立にあたり法人分割を行い、現在はそれぞれ独立した運営形態となった。なお法人分割後の静岡自動車学園(自動車教育関連部門)の傘下には自動車整備学校の静岡工科自動車大学校もあり、「自動車教育」のほとんどを網羅している全国的にも数校しかない学校のひとつである。
全国的にも歴史の長い学校で、現行の道路交通法施行以前の1940年(昭和15年)設立から現在に至る。世界で初めて補助ブレーキを考案し実用化、のちに世界中に普及した発明をした教習所。運転免許を取得する際、入所してから教習を始める前に実施する警察庁方式運転適性検査(K-2)の開発も行った。また全国で初めて教習のコンピュータ管理を実現した。最近まで静岡県警察の運転免許試験場として活用されており、公共の施設と思う人も多い。 また最近では普通二種(タクシーなどで利用する免許)教習が可能な教習所として全国で最初に指定され、指導レベルの高さが評判の教習所でもある。
所在地編集
- 静岡県静岡市葵区宮前町71-1
取扱車種編集
取扱講習編集
関連項目編集
- 日本の自動車教習所一覧
- 静岡工科自動車大学校
- 静岡理工科大学
- 山田順策(設立者の一人)
年表編集
- 1940年 静岡県自動車学校開校
- (平成3年までは4月1日、それ以降は7月1日を創立記念日としている。)
- (また静岡県自動車学校(静岡校)は昭和46年まで試験場として併用)
- 1954年 静岡県自動車学校浜松分校が発足する。
- (現在の静岡県自動車学校浜松校。平成5年まで試験場として併用)
- 1956年 静岡県自動車学校整備科開講(現在の静岡工科自動車大学校)。
- 1957年 静岡県自動車学校沼津分校が発足する。
- (現在の静岡県自動車学校沼津校。平成9年までは試験場として併用)
- 1960年 静岡県自動車学校、浜松分校、沼津分校が指定自動車教習所として静岡県公安委員会より指定を受ける。
- 1961年 静岡県公安委員会より運転者行政処分講習を委託される。
- 1962年 法人名を学校法人静岡県自動車学園に改め、学園本部を設置。
- 1965年 安全運転講習所を付設(行政処分講習等の実施をする施設)。
- 1969年 東名高速全面開通にあわせ、全国に先駆けて高速教習を開始。
- 1970年 西伊豆教習所を設置し事業を開始(現在の静岡県自動車学校松崎校)。
- 1970年 整備教育部に属する各科は静岡産業技術専門学校に改める。
- (現在の静岡工科自動車大学校、静岡産業技術専門学校の前身)
- 1971年 西伊豆教習所を静岡県自動車学校松崎校と改称する。
- 1981年 静岡県自動車学校が全国に先駆け、コンピュータオンラインによる教習管理自動化を実施。
- 1995年 二輪車専用教習コースを設ける(二輪コース棟、総二階建て)。
- 1997年 大型二輪教習に係る指定を受ける。(県内初)
- 2000年 校舎を新築(現在の校舎)。
- 2002年 普通二種教習に係る指定を受ける(全国初)。
- 2007年 中型二種教習に係る指定を受ける。
- 2008年 大型二種教習に係る指定を受ける。
- 2008年 合宿制を導入。