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風雨来記2』(ふうらいき2)は、フォグ2005年11月10日に発売したPlayStation 2用の恋愛アドベンチャーゲームである。

風雨来記2
対応機種 PlayStation 2[PS2]
ゲームアーカイブス[GA]
発売元 株式会社フォグ
ジャンル アドベンチャーゲーム
発売日 [PS2] 2005年11月10日
[GA] 2015年11月18日
レイティング CERO: 12歳以上
キャラクター名設定 プレイヤー名設定可
キャラクターボイス 主人公を除く主要人物のみ
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード 一部(ゲーム中で作成した記事の鑑賞)
メッセージスキップ あり
オートモード あり
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概要編集

北海道を舞台にした恋愛アドベンチャーゲーム風雨来記』の続編。「みんなが、知らない、オキナワ」がキャッチフレーズで、沖縄本島石垣島が舞台となっている。移動モードからADVモード、記事製作モードと基本的な流れは変わっていないものの沖縄県と言う地域の特性上、相違点も多い。

このゲームで書かれる記事は沖縄県の観光案内に留まらず、文化や歴史、風習に至るまで詳細に描写されている。

離れていても心は通じている”がテーマであり、結ばれても別れる展開は前作と変わらないが永遠の別れではなく再会できる余地がある様になっている。

ストーリー編集

※前作の時坂樹エンドを引き継いでいる。

主人公、相馬轍は心光展で高成績を収め、「最高の一枚」を追い求めての旅から旅への忙しい日々を送っていたが、いつしか一人で旅を続けていくことに迷いを覚えるようになっていた。

その折、沖縄県では「美ら島」展(ちゅらしまてん)というインターネット上のコンテストが行われることになり、沖縄県に本拠を構える広告会社経営の元先輩から動けない自分の代理としてコンテスト参加を依頼されるが、乗り気になれず断ろうとしていた。

そんな轍をつき動かしたのは沖縄県からの一通の手紙。それは死んだ「アイツ」からの手紙だった。

コンテスト参加を決めた轍は愛車とも共に沖縄県に上陸。ニライカナイ……沖縄県に伝わる理想郷を求めての旅が始まった。

システム編集

移動モードは前作のダンジョン風の画面とは違い、マップの上を目的地に向かって点が進んでいく形に変更されている。前作の移動モードが終盤あたりになると面倒に感じられただけに、大幅な処理速度のアップに繋がる今作の形式は好評ではあるが、臨場感が減ったとも言う向きもある。また、移動が体力ゲージ消耗型からポイント消費型に変わり、ポイントを消費したらその場でキャンプをするのではなく、拠点にしているスタジオGIAS(ガイアス)に戻ることになる。沖縄本島のみならず石垣島や竹富島といった離島にも足を伸ばすので、その時は愛車から離れることになる。

移動形式の変更によってポイントを自力で探し出すことができず、ある特定のポイントに行くことで初めて表示されたり、人からの紹介によって新しく現れる形となっている。

ADVモードでの移動は、マップ周回型ではなく往路から復路まで一本道になっていて、後戻りをすることができない。また写真撮影も24枚と決められていて前作のように際限なく撮ることができない。主人公は明らかにデジタルカメラを使用しているにも関わらず、上限24枚とはあまりにも少なすぎるため、不満の声がある。

ポイントを消費するか中断するかしてGIASに戻ったら記事を作成する。一つの場所につき記事が一本しか書けないものの、記事の候補を写真同様に残しておくことができるので、前作以上に撮る写真と残しておくべき写真の見極めが重要になってくる。

ランキングの上下によってエンディングが変化しないのは変わらないが、ヒロインと一緒にいった場所を記事にしないとヒロインがすねてしまい、それにより行くことができない箇所も存在するため前作よりも重要度が増している。

なお、前作とは違って沖縄県を旅している旅人と積極的にからむイベントはあまりない。これは沖縄県が狭く周遊タイプの旅が成り立ちにくいこと、愛車を持っていくには費用と日数がかかりすぎるという北海道と沖縄県の違いが上げられるだろう。また、一人旅エンディングはない。

ちなみにヒロインの平均年齢が大幅に下がっており全員が妹属性を持っている。だからか前作のような性行為を暗示する描写が無い。

キャラクター編集

メインキャラクター編集

相馬 轍(そうま てつ)
前作と今作の主人公(名前は変更可)。鈍感なのは相変わらずだが、前作の経験によって大きく成長しており随所に成熟した態度を見せる。しかし、旅を続けること「最高の場所」を見つけて旅をやめた後に何が残るのかという点で深く悩んでおり、そのことによって沖縄県行きを躊躇していた。
芹沢 暦(せりざわ こよみ)
- 本井えみ
関東地方出身(福岡の養父母に育てられる) 10月31日生まれ・A型
身長:160cm / 体重:48kg / B 88、W 58、H 89
ヒロイン。22歳。短大卒業後、広告会社を経営する兄の手伝いをするために沖縄県に渡る。兄に言わせると「仕事においては大変優秀」とのこと。轍を呼び寄せたのは彼女の進言があったからではあるが、何故か轍に冷たく当たる。
最初のうちはクールで無表情な印象を持たれがちだが、単に人付き合いが苦手なだけで知り合ってしまえば簡単に喜怒哀楽の感情を出してくる。前方不注意でよく頭や足を階段にぶつける。
各ヒロインとのフラグがバッティングする時は彼女のイベントが優先される。
上原 海琴(うえはら みこと)
声 - 儀武ゆう子
沖縄県石垣市出身 9月3日生まれ・O型
身長:154cm / 体重:42kg / B 79、W 56、H 83
ヒロイン。石垣島出身の17歳女子高生。石垣島から出たことがあまりないので沖縄本島に関する知識はかなり乏しい。祖母の付き添いで沖縄本島に来たが、一人で行動している姿がよく目立つ。恥ずかしがりやで晩生な印象。
民謡の家元に生まれてきているが現在は壁にぶち当たっている。また、来春卒業するにあたってこのまま親の敷いた進路通りに進んでいいのかどうか悩んでいる。
食に対しては執着を見せる。人はそれぞれ違う味覚を持っているため、それに付き合わされた轍はたびたび悶絶させられる。
真鶴・天継・テイラー(まづる・あまつぐ・テイラー)
声 - 沢野冷果
アメリカ合衆国アイオワ州ダベンポート市出身 1月4日生まれ・A型
身長:144cm / 体重:38kg / B 79、W 52、H 78
ヒロイン。12歳だが腰まで伸ばしたワンレングスの金髪に臍出しアーミールックと奇抜な外見の少女。アメリカ・アイオワ在住で日本では小学校6年生に値する年頃だがスキップ(飛び級)で中学校に通っている天才児。沖縄県出身の母とアメリカ出身で学者の父を持つハーフで、だからか年齢の割にはスタイルが良く服の露出度も高い。2年前に失踪した母親を探しに来日した。父親とは死別。養父母の元で育てられていたが「仲がいい」とはいえず、それが彼女を家出させた要因の一つである。一人ぼっちで野宿することを心配した轍の勧めでGIASに居候することになった。
かなりのお転婆であり、クラスメートから「恵まれない孤児のために」という名目で寄付を集め、その金を使って公的機関の目を掻い潜って来日(家出でそれも国外である)したなど非常にバイタリティがある反面、2年前に失踪した母親を一途に想い続けており、轍を「にいにい」と呼んで慕っている。
母親から沖縄県に関する知識を教えられており、城(グスク)に関する知識は地元民を凌駕するほどに詳しい。また、シャーマンの儀式にも通じている。

サブキャラクター編集

芹沢 修平(せりざわ しゅうへい)
声 - 永野広一
沖縄県の広告会社「スタジオGIAS」の社長で暦の兄。元は轍と同じ会社に勤めていた先輩で同じように旅から旅の日々を続けていたが、沖縄県が気にいって定住。結婚して現在は広告会社を切り盛りしている。
轍とは初対面だが、轍の父が撮った写真に感銘を受けてルポライターの道に入った。
親父臭くて妹の暦を轍とくっつけようとする言動が目立つ反面、仕事が出来る有能な人物で、今回のコンテストも轍に全てを任せて口出ししないなど、クライアントとしても非常に得がたい人物である。
芹沢葉子(せりざわ・ようこ)
声 - 伊藤さほ
修平の妻。石垣島出身で周囲の反対を押し切って修平と結婚した。「GAIS」では事務経理担当。優しくて包容力のある性格から周りからは慕われている。現在妊娠中で、このことが轍を呼び寄せた要因の一つになっている(本来は修平自ら取材に出る予定だったのだが、葉子が妊娠したことによって行けなくなった)。
ゲーム中では朝取材に出かける前に前日書いた記事の評価をしてくれるありがたい人でもある。
上原緒戸(うえはら・おと)
声 - 高橋珍年
通称「オバァ」。海琴の祖母で現在は石垣島在住だが元々は沖縄本島出身。沖縄民謡界の重鎮ともいえる人でもあり、沖縄県についてなら何でも知っている生き字引。そして修平にとっては、会社設立から葉子との結婚に至るまで世話になった、頭が上がらない大恩人。
主人公の沖縄県取材の助っ人として協力していく。豪快な性格で「煮ても焼いても食えない」人物。

スタッフ編集

  • シナリオ - 加藤直樹・浅野公一・藤原克彦
  • キャラクターデザイン - 岸上大策
  • 音楽 - 風水嵯峨

同社作品編集

関連書籍編集

外部リンク編集