高宇杰
高 宇杰(ガオ・ユージェ、1997年7月17日 - )は、台湾(中華民国)の台東県出身のプロ野球選手(捕手)。アミ族[1]。
中信兄弟 #65 | |
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基本情報 | |
国籍 | 中華民国(台湾) |
出身地 | 台東県 |
生年月日 | 1997年7月17日(27歳) |
身長 体重 |
184 cm 88 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2018年 ドラフト2位 |
初出場 | 2019年6月25日 |
年俸 | 月給16万台湾元(2021年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
国際大会 | |
代表チーム | チャイニーズタイペイ代表 |
WBC | 2023年 |
プレミア12 | 2019年 |
この表について
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高 宇杰 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 高 宇杰 |
拼音: | Gāo Yǔjié |
注音符号: | ㄍㄠㄩˇㄐㄧㄝˊ |
和名表記: | こう うけつ |
発音転記: | ガオ・ユージェ |
英語名: | Kao Yu-Chieh |
経歴
編集2018年7月に開催されたドラフト会議で中信兄弟から2位指名を受けた[2]。
2019年は6月25日の富邦ガーディアンズ戦で1軍初出場を果たし、初打席で初安打をマークした[3]。8月以降、先発出場が増え後期優勝に貢献した。シーズン最終戦となった10月5日のLamigoモンキーズ戦ではプロ初ホームランを放った。最終的に50試合に出場し打率.287を記録した。守備面でも安定しており、盗塁阻止率が6割を越えた。オフには2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出された[4]。同大会の韓国戦では決勝打となるタイムリーを放ち[5]、オーストラリア戦ではバスターやヒットエンドランを決めるなど勝利に貢献した[6]。最終的にはチーム最高となる打率.444を記録した。
2020年は自身初の開幕スタメンマスクを被り[7]、6月以降は黃恩賜の専属捕手としてスタメン出場するなど[8]昨年よりも出場機会を増やすも、他の投手の時は陳家駒や黃鈞聲との併用での起用が多かった[9]。そして昨年とは変わり打撃成績や盗塁阻止率、配球などが課題となった[10]。
選手としての特徴
編集2019年は右投手から打率.329を記録するも左投手からは打率.143と苦手としている[11]。守備面では肩が平凡ながらも送球動作が速く、盗塁阻止率は6割を越えた[12]。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2019 | 兄弟 | 50 | 102 | 94 | 14 | 27 | 8 | 0 | 1 | 38 | 13 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 | 0 | 2 | 21 | 2 | .287 | .330 | .404 | .734 |
2020 | 70 | 193 | 165 | 22 | 38 | 7 | 0 | 3 | 54 | 18 | 0 | 0 | 10 | 4 | 14 | 0 | 0 | 49 | 3 | .230 | .284 | .327 | .611 | |
通算:2年 | 120 | 295 | 259 | 36 | 65 | 15 | 0 | 4 | 92 | 31 | 0 | 1 | 12 | 4 | 18 | 0 | 2 | 70 | 5 | .251 | .300 | .355 | .655 |
- 2020年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
捕手 | ||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
捕 逸 |
企 図 数 |
許 盗 塁 |
盗 塁 刺 |
阻 止 率 | ||
2019 | 兄弟 | 50 | 207 | 24 | 1 | 2 | .996 | 1 | 15 | 6 | 9 | .600 |
2020 | 70 | 454 | 35 | 2 | 4 | .996 | 1 | 35 | 26 | 9 | .257 | |
通算 | 120 | 661 | 59 | 3 | 6 | .996 | 2 | 50 | 32 | 18 | .360 |
- 2020年度シーズン終了時
記録
編集- 初出場・初先発出場:2019年6月25日、対富邦ガーディアンズ19回戦(台中インターコンチネンタル野球場)、8番・捕手で先発出場
- 初打席・初安打:同上、2回裏に伍鐸から右二塁打
- 初打点:2019年7月24日、対Lamigoモンキーズ25回戦(桃園国際野球場)、7回表に林柏佑から中前適時打
- 初本塁打:2019年10月5日、対Lamiogoモンキーズ40回戦(桃園国際野球場)、5回表に翁瑋均から左越2ラン
背番号
編集- 65 (2018年 - )
代表歴
編集- 2015 WBSC U-18ワールドカップ チャイニーズタイペイ代表
- 第6回 世界大学野球選手権大会 チャイニーズタイペイ代表
- 2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表
脚注
編集- ^ “亞錦賽最年輕的大專捕手—高宇杰 - 棒球” (中国語). 運動視界 Sports Vision (2017年10月2日). 2024年6月2日閲覧。
- ^ “新生兄弟的誕生? 回顧2018中信兄弟選秀 - 中職 - 棒球” (中国語). 運動視界 Sports Vision. 2020年6月18日閲覧。
- ^ 自由體育. “中職》高宇杰一軍初登板就先發蹲捕 首打席敲生涯首安 - 自由體育”. sports.ltn.com.tw. 2019年6月25日閲覧。
- ^ “大王入列 台灣隊 28人名單公布” (中国語). 蘋果新聞網. 2019年10月2日閲覧。
- ^ “12強高宇杰首度先發 打擊蹲捕都有關鍵表現 | 運動 | 重點新聞 | 中央社 CNA” (中国語). www.cna.com.tw. 2019年11月13日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20191116T140014Z). “12強/林哲瑄轟澳取勝收工 轉拚6搶1奧運門票 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2019年11月16日閲覧。
- ^ “中華職棒大聯盟全球資訊網 The Official Site of CPBL”. www.cpbl.com.tw. 2020年4月12日閲覧。
- ^ 三立新聞網 (2020年7月12日). “黃恩賜蛻變成黃衫軍新王牌 「女房役」高宇杰全看在眼裡 | 運動 | 三立新聞網 SETN.COM” (中国語). www.setn.com. 2020年7月12日閲覧。
- ^ 郭宜欣. “場邊人語/曾埋怨沒有一軍機會 陳家駒熬過二軍的苦 | pb+ 運動專欄” (中国語). 2020年10月5日閲覧。
- ^ 聯合新聞網 (20200909T211117Z). “中職/高宇杰遇2年級低潮 阻殺與投手配合是課題 | 聯合新聞網:最懂你的新聞網站” (中国語). 聯合新聞網. 2020年9月9日閲覧。
- ^ “中華職棒大聯盟全球資訊網 The Official Site of CPBL”. www.cpbl.com.tw. 2020年8月3日閲覧。
- ^ “中職/高宇杰生子 今年希望不二過” (中国語). tw.sports.yahoo.com. 2020年2月8日閲覧。
外部リンク
編集- 選手の各国通算成績 CPBL、Baseball-Reference (CPBL)