高田千明

日本のパラ陸上競技選手

高田千明(たかだ ちあき、1984年10月14日 - )は、日本パラ陸上競技選手(T11クラス)[1]2020年東京パラリンピック日本代表。2016年リオデジャネイロパラリンピック日本代表。東京都大田区出身[2]ほけんの窓口グループ株式会社所属。

高田 千明 Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 TAKADA Chiaki
国籍 日本
所属 ほけんの窓口グループ
生年月日 (1984-10-14) 1984年10月14日(39歳)
出身地 東京都大田区
パラリンピック 東京2020パラリンピック T11 女子 走幅跳 5位、リオ2016パラリンピック T11 女子走幅跳 8位
IPC世界選手権 ドバイ2019 T11 女子 走幅跳 4位、ロンドン2017 T11 女子 走幅跳 2位、リヨン2013 T11 女子 走幅跳 6位
走幅跳 4メートル74センチ(自己ベスト)
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経歴 編集

1984年10月14日生まれ、東京都大田区出身[2]。先天性の黄斑部変性症により、18歳で全盲になる[3]。学生時代は運動部に所属し、様々なスポーツを経験する[4]。22歳で全国障害者スポーツ大会に出場したことをきっかけに、陸上競技を始めた。

23歳のときにデフリンピック日本代表で400mハードル日本記録保持者の高田裕士と結婚する[5]。24歳には長男を出産した。 出産、子育てを理由にスポーツを諦めたくないという思いから、短距離走で2012年のロンドン大会出場を目指すが叶わなかった。翌年競技を走り幅跳びに変更し、2016年のリオデジャネイロ大会で8位に入賞した[6]

2019年5月、聖徳大学児童学部児童学科の客員教授に就任した[7]

2021年の東京大会では女子幅跳びで5位に入賞した[1]

主な成績 編集

2011年

  • IBSA 世界大会(トルコ,アンタルヤ) 女子200m 2位 女子100m 3位[5]

2013年

  • IPC陸上競技世界選手権(フランス,リヨン) 女子走り幅跳び 6位[5]

2014年

  • インチョン2014アジアパラ競技大会(韓国,インチョン) 女子走り幅跳び 2位 女子100m 予選敗退[5]

2015年

  • IPC世界陸上競技選手権大会(カタール,ドーハ) 女子走り幅跳び 予選敗退 女子100m 予選敗退[5]

2016年

  • リオデジャネイロパラリンピック(ブラジル,リオデジャネイロ) 女子100m 予選敗退 女子走り幅跳び 8位[8]

2018年

  • インドネシア2018アジアパラ競技大会(インドネシア,ジャカルタ) 女子走り幅跳び 2位[9]

2019年

  • 世界パラ陸上競技選手権大会(UAE,ドバイ) 女子走り幅跳び 4位[5]

2021年

  • 第32回日本パラ陸上競技選手権大会(日本,東京) 女子100m 1位 女子走り幅跳び 1位[5]
  • 2021ジャパンパラ陸上競技大会(日本,香川) 女子走り幅跳び(T11) 1位 女子100m(T11) 1位[10]
  • 東京パラリンピック(日本,東京) 女子100m 予選敗退 女子幅跳び 5位[11]

脚注 編集

  1. ^ a b 高田 千明選手 陸上競技”. 日本財団パラリンピックサポートセンター (2020年8月21日). 2021年12月8日閲覧。
  2. ^ a b 大田区ホームページ:【アスリート紹介】高田千明選手(パラ陸上走幅跳・100m)(2021年11月10日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  3. ^ 高田千明先生 東京2020パラリンピック競技大会日本新記録で5位おめでとうございます!”. 聖徳大学 聖徳大学短期大学部 (2021年8月27日). 2021年12月8日閲覧。
  4. ^ 吉見淳司『コーチングクリニック』ベースボール・マガジン社、2020年6月27日、60-63頁。 
  5. ^ a b c d e f g 高田 千明選手 陸上競技 「家族」と世界一を目指す! 全盲のママアスリート”. 日本財団パラリンピックサポートセンター (2020年8月21日). 2021年12月1日閲覧。
  6. ^ 神谷円香 (2020年2月25日). “<東京2020>パラ開幕あと半年 陸上夫婦、夢は一つ 「息子に金メダルを」”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/tags_reporter/k1/kamy_m01 2021年12月1日閲覧。 
  7. ^ メダリストから学ぶ 客員教授に岡崎朋美先生・高田千明先生が就任”. 聖徳大学教育学部・児童学科 (2019年10月22日). 2021年12月1日閲覧。
  8. ^ リオパラリンピック特設サイトーリザルト一覧ー|JPA日本パラ陸上競技連盟(パラ連盟)公式サイト”. 一般社団法人日本パラ陸上競技連盟. 2021年12月1日閲覧。
  9. ^ インドネシア2018アジアパラ競技大会 リザルト|JPA日本パラ陸上競技連盟(パラ連盟)公式サイト”. 一般社団法人日本パラ陸上競技連盟. 2021年12月1日閲覧。
  10. ^ 記録集(日本語)”. ジャンパラ競技大会 (2021年4月25日). 2021年12月8日閲覧。
  11. ^ tokyo2020_result_all”. 一般社団法人日本パラ陸上競技連盟 (2021年8月13日). 2021年12月1日閲覧。

外部リンク 編集