高野村 (福島県北会津郡)

日本の福島県北会津郡にあった村

高野村(こうやむら)は、福島県にかつて存在した北会津郡に属していた。現在は会津若松市の一部であり、当項目では現在の会津若松市高野町についても述べる。

こうやむら
高野村
廃止日 1955年昭和30年)1月1日
廃止理由 編入
若松市北会津郡高野村神指村一箕村門田村東山村大戸村湊村会津若松市
現在の自治体 会津若松市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
北会津郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 6.83 km2.
総人口 2,390
1954年昭和29年)10月1日
隣接自治体 若松市北会津郡神指村一箕村
河沼郡笈川村堂島村日橋村
高野村役場
所在地 福島県北会津郡高野村大字上高野字村前1,290番地の1
座標 北緯37度31分19秒 東経139度54分40秒 / 北緯37.52189度 東経139.91117度 / 37.52189; 139.91117 (高野村)座標: 北緯37度31分19秒 東経139度54分40秒 / 北緯37.52189度 東経139.91117度 / 37.52189; 139.91117 (高野村)
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沿革 編集

  • 1875年明治8年)8月12日 - 中前田村、沼木村および鶴沼村が合併し中沼村となったほか、平塚木流村、橋本木流村、西木流村、上沼村および東森台村が合併して木流村、下高野村、上吉田村、下吉田村および中森台村が合併して柳川村、北界沢村と南界沢村が合併して界沢村となった。
  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制が施行され、北会津郡中沼村、木流村、柳川村、界沢村、上高野村、始村、中沢村、石堂村、藤室村および上荒久田村が合併し、栄和村となった。
  • 1903年明治36年)6月3日 - 栄和村が高野村町北村に分割され、旧中沼村、木流村、柳川村、界沢村および上高野村の区域をもって高野村が成立した。
  • 1955年昭和30年)1月1日 - 当時の若松市に編入され、廃止された。

現在 編集

日本 > 福島県 > 会津若松市 > 高野町
 
会津若松市高野町上高野付近
 
会津若松市高野町上高野付近
水田などが広がる

現在の会津若松市北西部にあたる。集落が点在し、水田などが広がっている。また、東日本旅客鉄道磐越西線も経由しているが、当地区に駅はない。加えて磐越自動車道も経由しており、磐越自動車道会津若松インターチェンジの北側の一部が当地区となっている。

自然 編集

史跡・神社・寺院など 編集

  • 大天白神社
  • 菅原神社
  • 子育稲荷神社
  • 赤城神社
  • 熊野神社
  • 西方寺
  • 光福寺
  • 松明寺
  • 観音寺
  • 千福寺
  • 善福寺
  • 清松寺
  • 耕真寺

交通 編集

施設 編集

  • 会津若松市北市民センター

学校 編集

主要地区 編集

主要地区の現況を述べる。

上高野 編集

高野町南部の地区。福島県道326号浜崎高野会津若松線が地区を縦断しているほか、磐越自動車道も当地区を通過している。本地区内には水田、集落などが広がるほか、市立永和小学校、北市民センターなどがある。本地区の周辺には上高野の集落がある。

中沼 編集

高野町東部の地区。国道121号が地区を縦断している。また、磐越自動車道も当地区南部を通過しており、会津若松インターチェンジが当地区と町北町との境界付近にある。当地区南東側には中前田地区があり、磐越西線が通過しているほか、河東町との境界には溷川が流れており、本地区には水田などが広がっている。加えて、本地区周辺には、鶴沼、下沼木、中沼木、上沼木、中前田などの集落がある。

木流 編集

高野町東部の地区。また、当地区を溷川が流れている。当地区には水田、集落などが広がっている。加えて当地区周辺には、上沼、平塚、橋本木流の地区がある。平塚、橋本木流の地区では国道121号が地区の東部を縦断しているほか、磐越西線が地区の東側を通る。本地区とその周辺には、橋本、平塚屋敷、上沼、平塚、西木流などの集落がある。

柳川 編集

高野町北部の地区。地区の南部を磐越自動車道が通過するほか、福島県道326号浜崎高野会津若松線が地区東部を縦貫している。当地区には水田、集落などが広がる。また、周辺には下高野、吉田の地区がある。加えて、本地区とその周辺には、下高野、上吉田、下吉田、森台などの集落がある。森台集落では、前述の県道沿いに家並みが続くが、高野町領域の北端に位置しており、県道沿いでは北側の河沼郡湯川村にも森台の家並みが続く。

界沢 編集

高野町北部の地区。地区の東側を福島県道326号浜崎高野会津若松線が通るほか、神指町高久地区と前述の県道を結ぶ会津若松市道なども通る。水田などが広がっており、地区の西側には旧湯川が流れる。また、本地区とその周辺には、界沢、界沢新村などの集落がある。

参考文献 編集

  • 『会津若松史』「第7巻 大正・昭和の会津」1967年、会津若松市
  • 『会津若松史』「第12巻 史料便覧編」1967年、会津若松市