鬼頭 茉衣(きとう まい、1997年3月14日 - )は、日本の女子アマチュアボクシング選手。愛知県みよし市出身。豊明高校東海学園大学卒業。中京大学大学院修了[1]

鬼頭 茉衣
個人情報
フルネーム鬼頭 茉衣
国籍日本の旗 日本
生誕 (1997-03-14) 1997年3月14日(27歳)
愛知県みよし市
スポーツ
競技女子 ボクシング
階級 66kg級
所属 カネヨシ
獲得メダル
アジア選手権
2022 アンマン ライトウェルター級

来歴 編集

高校まではバスケットボール部所属で、大学1年でボクシングを始めた[2]。2年で全日本選手権初優勝[2]

2019年からは三好高校の豊田大コーチ指導の下、全日本選手権ウェルター級では決勝で菊池真琴を降して優勝し、2020年東京オリンピックアジア・オセアニア予選会日本代表に選出される[2]

2020年3月に行われたアジア・オセアニア予選会では1回戦でウズベキスタンの選手に1-4の判定で敗れた[3]。世界最終予選会に懸けたが、コロナ禍のため中止になった上、ランキングにより出場選手決定の方針となったため、東京オリンピックへの道を絶たれてしまった[1]

2021年全日本選手権はライトウェルター級で優勝。

2022年は世界選手権に63kg級で出場するが、1回戦でアルゼンチンの選手に2-3で敗退[4]アジア選手権にも出場し決勝まで進むが、世界選手権銅メダリストであるインドのパルビーン・ホッダに0-5で敗れ銀メダル[5]

2023年1月15日、世界選手権日本代表を選考するボックスオフで全日本選手権チャンピオンの高橋美波に5-0で勝利し、世界選手権代表を決めた[6]。世界選手権ではベスト8でまたしてもメダルに届かなかった。

2023年9月25日、2024年パリオリンピックの代表選考を兼ねた杭州アジア大会に66kg級で出場するが、1回戦で韓国の選手に敗れオリンピック出場権は獲得できなかった[7]

戦績 編集

脚注 編集

  1. ^ a b “パリオリンピックを目指す大学院生は女子ボクシングの「研究者」だった…中京大学大学院 鬼頭茉衣さん(25) 愛知・みよし市出身”. TBS NEWS DIG. (2022年10月4日). https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/169697?display=1 2023年8月7日閲覧。 
  2. ^ a b c “「五輪の可能性あるなら…」背中を押された院生女子ボクサー 夢破れた師の意思継いで2人3脚五輪ロード”. 中日スポーツ. https://www.chunichi.co.jp/article/63349 2023年8月7日閲覧。 
  3. ^ “ボクシング鬼頭、初戦で敗れる 五輪予選”. 日本経済新聞. (2020年3月7日). https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK51423_W0A300C2000000/ 2023年8月7日閲覧。 
  4. ^ 【女子世界選手権】木下鈴花が2回戦へ!鬼頭・木村は敗れる 日本ボクシング連盟 2022年5月12日
  5. ^ “入江聖奈がアジア選手権決勝で敗れる 最後の国際大会飾れず フライ級の木下鈴花が日本女子初優勝”. スポニチアネックス. (2022年11月11日). https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2022/11/11/kiji/20221111s00021000671000c.html 2023年8月7日閲覧。 
  6. ^ “鬼頭茉衣、世界選手権代表に決定 パリ五輪へ、目指すは「アメリカバイソン」”. スポーツ報知. (2023年1月15日). https://hochi.news/articles/20230115-OHT1T51175.html?page=1 2023年8月7日閲覧。 
  7. ^ “鬼頭茉衣が初戦敗退「ここで負けたのはまずい」 杭州アジア大会/ボクシング”. サンスポ. (2023年9月25日). https://www.sanspo.com/article/20230925-6XO2555QBFN73PLJQF5BY2YPVU/ 2023年9月30日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集