魔術師 (江戸川乱歩)
江戸川乱歩による日本の小説
『魔術師』(まじゅつし)は、江戸川乱歩の著した長編推理小説。1930年(昭和5年)7月から『講談倶楽部』に掲載された。前作『蜘蛛男』に続く通俗長編路線の第二弾だが、名探偵の恋愛、危機一髪、復讐鬼の跳梁など波乱万丈の展開で大きな人気を博した。
登場人物 編集
あらすじ 編集
『蜘蛛男』の事件解決後、湖畔のホテルで静養していた明智小五郎は、そこで有名な宝石商の娘である妙子と知り合い、互いに好意を持つ。やがて妙子は先に帰京すると、叔父の福田に奇妙な脅迫状が届き、明智も協力するため帰京したところ駅で何者かに誘拐されてしまう。
出版 編集
漫画 編集
- 集英社 『江戸川乱歩 異人館』1巻(ISBN 978-4-088-79126-5 ),2巻(ISBN 978-4-088-79175-3 )に「明智小五郎×壁男~魔術師~」として収録。山口譲司
テレビドラマ 編集
ラジオドラマ 編集
- 青春アドベンチャー(2012年2月、NHK-FM)
朗読劇 編集
MAG.netが企画する朗読演劇シリーズ「極上文學」の第11弾にて舞台化。上演の際は、江戸川乱歩の『人間椅子』と合わせた内容で舞台化された。
極上文學 第11弾『人間椅子/魔術師』
- 東京:2016年11月30日 - 12月4日、全労済ホール/スペース・ゼロ
- 大阪:2016年12月23日 - 25日、近鉄アート館
スタッフ 編集
キャスト 編集
外部リンク 編集
- 『亂歩傑作選集 第8卷 魔術師』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(平凡社、1935年)
- 『亂歩傑作選集 第8卷 魔術師』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(平凡社、1935年)