鳥羽ドック株式会社(とばどっく)は、三重県鳥羽市に本社・事業所を置く船舶修繕事業者である。

鳥羽ドック株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
517-0021
三重県鳥羽市安楽島町高山1075番地
設立 1964年10月7日
業種 輸送用機器
法人番号 6190001007391 ウィキデータを編集
事業内容 鋼製船舶の建造修理
鉄鋼及び製缶工事
代表者 代表取締役社長 内田陽一郎
資本金 1,000万円
従業員数 12名
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鳥羽港の空中写真(1975年)。画面右下の安楽島地区に鳥羽ドックの造船所がある。

概要 編集

内田造船(株)(三重県伊勢市)が1964年昭和39年)に修繕船部門の強化のため鳥羽市に進出し、ドックを開設した際、修繕専門の子会社として設立された[1][2]2021年現在、収容能力3,500総トンのドックを備え、各種船舶の定期・中間検査、修繕、改造工事を行っている[1][2]。年間に35隻前後を取り扱い、船種は曳船漁船・各種内航船・官公庁船等幅広い範囲に及んでいる[2]

なお、2023年現在、親会社の内田造船は、おもに各種橋梁・鋼構造物の製造を行っており、造船業は新造船事業・修繕船事業のいずれも行っていない[3]

主要設備 編集

現行設備は、1970年(昭和45年)に「第2ドック」として建設されたもの[1][2]。その後拡張・整備を重ねて上記の規模となった[1][2]

沿革 編集

  • 1964年昭和39年)10月 - 内田造船(株)により鳥羽市安楽島町に1,000総トン型ドックを設置[1]。修理部門として内田造船鳥羽ドック(株)を設立[1]
  • 1970年(昭和45年)11月 - 鋼船修理の需要増加に対応するため、現所在地にあたる鳥羽市安楽島町1075番地に第2ドックとして3,000総トン型ドックを建設[1][2]。修理能力は年間200隻・70,000総トンとなる[1]
  • 1974年(昭和49年)4月 - 第2ドックの呼称能力を3,500総トンに変更する[1]
  • 1975年(昭和50年)6月 - 第2ドックに曳船用推進器オーバーホール工場及び30tクレーンを設置[1]
  • 1981年(昭和56年)6月 - 内田造船鳥羽ドック(株)から鳥羽ドック(株)に改称[1]
  • 1990年平成2年)12月 - 建設業許可を取得[1]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 内田造船株式会社公式サイト掲載「会社概要 - 関連会社 鳥羽ドック株式会社」(2023年5月24日閲覧)
  2. ^ a b c d e f g h 『海運・造船会社要覧2018』 日刊海事通信社、2017年、p.665
  3. ^ 内田造船株式会社公式サイト掲載「事業案内」(2023年5月24日閲覧)

外部リンク 編集