鳥羽博道
鳥羽 博道(とば読み方[要出典] ひろみち、1937年 - )は、日本の実業家。株式会社ドトールコーヒー創業者・名誉会長。
有限会社ドトールコーヒー代表取締役社長、東京マグナ株式会社代表取締役社長、株式会社マドレーヌコンフェクショナリー代表取締役社長などを歴任した。
概要 編集
埼玉県深谷市生まれの実業家。有限会社としてドトールコーヒーを設立し代表取締役社長に就任。その後、株式会社化し、代表取締役社長、代表取締役会長に就任。そのほか、東京マグナやマドレーヌコンフェクショナリーにおいても代表取締役社長に就任。その後、ドトールコーヒーの代表権を返上して経営の一線を退き、取締役も退任。代表権のない名誉会長に就任。なお、ドトール・日レスホールディングスの大株主でもある。長男はドトールコーヒーの元社長鳥羽豊[要出典]。 深谷市出身の渋沢栄一を顕彰するため、2020年7月より渋沢栄一記念館で公開されている渋沢栄一アンドロイドの開発などの費用(約4,000万円)を寄贈した[1]。
略歴 編集
- 1937年 - 埼玉県深谷市に生まれる
- 1946年 - 母と死別する
- 1954年 - 埼玉県立深谷商業高等学校を中退して上京、飲食業界に入る
- 1956年 - 有楽町の喫茶店店長に抜擢される
- 1959年 - ブラジルへ渡航し、コーヒー農園の現場監督となる
- 1961年 - 帰国
- 1962年 - 有限会社ドトールコーヒー設立
- 1972年 - カフェ「コロラド」を開店
- 1980年 - 原宿に「ドトールコーヒーショップ」を開店
- 1985年 - スパゲッティ専門店「オリーブの木」を開店
- 1998年 - 銀座に「ル・カフェ・ドトール」を開店
- 2000年 - ドトールコーヒーを東証1部に上場
- 2005年 - 同社代表取締役会長に就任
- 2006年 - 同社名誉会長に就任
- 2014年 - 旭日小綬章を受章[2][3]
- 2020年 - 紺綬褒章を受章[4]
著書 編集
- 『ドトールニューマーケット創造の原点 - 150円コーヒーショップの奇跡はこうして生まれた 』(日本実業出版社、1988年)ISBN 9784534013996
- 『想うことが思うようになる努力 - ドトールコーヒー成功の原理・原則』(プレジデント社、1999年)ISBN 978-4833490528
- →『ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記』(日経ビジネス人文庫、2008年)ISBN 978-4-532-19457-4
共著 編集
- 『社長の哲学』(青木定雄、鍵山秀三郎、矢野博丈との共著、致知出版社、2005年)ISBN 978-4884747121
記事・インタビュー 編集
参考文献 編集
- 『ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記』(日経ビジネス人文庫、2008年)
脚注 編集
- ^ 21年大河ドラマの渋沢栄一がアンドロイドに…生みの親はドトール名誉会長 - スポーツ報知
- ^ “平成26年春の叙勲(東京都)” (PDF). 内閣府. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月19日閲覧。
- ^ “春の叙勲決まる 旭日中綬章に森永剛太氏 旭日小綬章に鳥羽博道氏・藤森郁男氏”. 日本食糧新聞電子版 (2014年4月30日). 2022年7月19日閲覧。
- ^ 鳥羽博道氏が紺綬褒章を受章 - 深谷市
外部リンク 編集
- 株式会社ドトールコーヒー
- 今、教育を問う>鳥羽博道 アーカイブ 2010年4月12日 - ウェイバックマシン
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ドトールコーヒー社長 初代:1962年 - 2005年 |
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