ALLinHKは、香港本土派のいくつかの政党・政治団体が2014年の雨傘革命後に結成した選挙連合。民族自決を掲げている。青年新政東九龍社区関注組天水囲民生関注平台長沙湾社区發展力量慈雲山建設力量屯門社区関注組がメンバーとなっている。

香港の旗 香港政党
ALLinHK
ALLinHK
成立年月日 2016年
立法会
0 / 70   (0%)
2018年
区議会
7 / 479   (1%)
2019年
政治的思想・立場 民族自決
本質主義
民主派による行政長官・立法会全普通選挙化案支持
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ALLinHK
各種表記
英文 ALLinHK
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2016年7月10日、ALLinHKの香港立法会選挙に関する記者会見

選挙 編集

2016年香港立法会選挙 編集

 
2016年8月28日の「香港民族準備会議」の様子
 
香港民族準備会議での、立法会選挙のALLinHKの候補者(梁頌恒(左から2番目)、李東昇游蕙禎黄俊傑王百羽陳澤滔)と、2人の本土民主前線梁天琦(左から1番目)と黄台仰(右から2番目)。

2016年立法会選挙では、香港島以外の4つの選挙区に候補者を立て、最終的に游蕙禎梁頌恒の2人が当選し、2議席を獲得した[1]

しかし、10月12日の議員就任宣誓時に、定型の宣誓文を読まず、宣誓の途中で中国を「支那」と聞こえるような発音で表現したり、「香港は中国ではない」(Hong Kong is not China)という横断幕を掲げるなどしたため、上記の行動を中国の全国人民代表大会常務委員会から問題視され、2人の議員が「中華人民共和国香港特別行政区」に忠誠を尽くすと宣誓することを定めた香港特別行政区基本法104条に違反するとして裁判を起こされた。裁判の結果、11月5日に高等法院によって2人の宣誓が無効とされ、宣誓日付をもって議員資格を取り消された[2]

2019年香港区議会議員選挙 編集

東九龍社区関注組の推薦を受け黄子健が、天水囲民生関注平台の推薦を受け陳詩雅巫啓航王百羽の3人が、長沙湾社区發展力量の推薦を受け李文浩が、慈雲山建設力量の推薦を受け岑宇軒張嘉宜の2人が区議会議員選挙に出馬。7人全員が当選した。

2020年香港立法会選挙 編集

天水囲民生関注平台の王百羽が、2020年香港立法会選挙区議會(第二)職能別選挙区への立候補を表明した。7月には民主派予備選挙に立候補し、最終的に71,706票を獲得して勝利を収め、本土派議員の李軒朗とともにに参加区議會(第二)職能別選挙区に出馬することとなった。そのような中、林鄭月娥行政長官は7月31日、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮することを理由に、緊急状況規則条例を適応して選挙を1年間延期し、2021年9月5日に執行するとと発表した[3]。しかしこの延期には香港の法曹界からは違法との指摘も出ている[4]

脚注 編集