BYD・シール
シール(簡: 比亚迪 海豹、英: BYD SEAL)は、BYDによって製造・販売されているセダン型の二次電池式電気自動車(BEV)である。
概要
編集シール | |
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中国仕様(フロント) | |
リア | |
内装 | |
概要 | |
製造国 |
中華人民共和国 タイ[1] |
販売期間 | 2022年- |
ボディ | |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
駆動方式 |
後輪駆動 四輪駆動 |
プラットフォーム | e-Platform 3.0 |
パワートレイン | |
モーター | 交流同期電動機 |
最高出力 |
150-230 kW(RWD) 390 kW(AWD) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,920 mm |
全長 | 4,800 mm |
全幅 | 1,875 mm |
全高 | 1,460 mm |
車両重量 |
2,100 kg (RWD, 日本仕様) 2,210 kg (AWD, 日本仕様) |
その他 | |
バッテリー容量 | 82.56 kWh(日本仕様) |
2021年9月、コンセプトカー「ocean-X」として発表[2]。「e-Platform 3.0」をベースに開発されている[3]。
中国市場向けのラインナップは、150 kWを発揮するシングルモーターを搭載し後輪を駆動する「精英型(Elite)」、170 kWを発揮するシングルモーターを搭載し後輪を駆動する「尊貴型(Prestige)」、230 kWを発揮するシングルモーターを搭載し後輪を駆動する「性能型(Performance)」、フロントに160 kW、リアに230 kWを発揮するモーターを搭載し四輪を駆動する「四駆性能型(4WD Performance)」である。
中国市場向けには61.4 kWhまたは82.5 kWhのLFP(リン酸鉄)リチウムイオンブレードバッテリーを搭載し、航続可能距離は460kmから570km(WLTP)となる[4][5]。
日本での販売
編集2022年7月21日、2023年下半期に日本で展開することを発表した[6]。
2024年6月25日、国内導入を発表し、同日販売を開始[7]。日本市場向けのラインナップは、最高出力230 kWを発揮するシングルモーターを搭載し後輪を駆動する「シール(SEAL)」、フロントに最高出力160 kW、リアに230 kWを発揮するモーターを搭載し四輪を駆動する「シールAWD(SEAL AWD)」である。どちらもバッテリー容量82.56 kWhのLFP(リン酸鉄)リチウムイオンブレードバッテリーを搭載し、一充電走行距離はRWDが640 km、4WDが575 kmとなる。
2024年8月5日、販売開始から約1ヶ月間で累計受注台数300台を超えたことを発表[8]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “BYD Thailand plant opens as its 8 millionth NEV rolls off line” (英語). CNEVPOST (2024年7月4日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “BYD、eプラットフォーム3.0をベースとするコンセプトカー「ocean-X」を発表”. MARKLiNES (2021年9月13日). 2023年8月14日閲覧。
- ^ (英語)『BYD LAUNCHES E-PLATFORM 3.0 WITH THE NEW CONCEPT CAR OCEAN-X』(プレスリリース)BYD、2022年9月8日 。2023年9月8日閲覧。
- ^ https://aeva.asn.au/files/2509/
- ^ “When the BYD Atto 3 Standard Range, Seal, Dolphin will hit Australia” (英語). CarExpert (2022年9月7日). 2023年9月8日閲覧。
- ^ 『最新EV3車種を日本で2023年から順次発売』(プレスリリース)ビーワイディージャパン株式会社、2022年7月21日 。2023年8月10日閲覧。
- ^ “「BYDシール」が日本上陸 最高出力530PSの4WDモデルが572万円の衝撃プライス”. webCG (2024年6月25日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ 『BYD SEAL発売後の累計受注台数が300台超 国のCEV補助金はBYD SEALが45万円、BYD SEAL AWDが35万円に決定』(プレスリリース)ビーワイディージャパン株式会社、2024年8月5日 。2024年8月31日閲覧。