2013 PS13

小惑星
K13P13Sから転送)

2013 PS13 とは、アポロ群に属する地球近傍小惑星の1つである[2]

2013 PS13
見かけの等級 (mv) < 17.7[1]
分類 小惑星
軌道の種類 アポロ群[2]
地球近傍小惑星[2]
金星横断小惑星
地球横断小惑星
火星横断小惑星
発見
発見日 2013年8月7日[1]
発見者 OAM天文台英語版[1]
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 1.5050(2) AU[2]
近日点距離 (q) 0.62366(3) AU[2]
遠日点距離 (Q) 2.3629(3) AU[2]
離心率 (e) 0.58560(8)[2]
公転周期 (P) 674.4(1) 日
(1.85 年)[2]
軌道傾斜角 (i) 000.64645(9) 度[2]
近日点引数 (ω) 268.4033(3) 度[2]
昇交点黄経 (Ω) 140.6791(2) 度[2]
平均近点角 (M) 271.29(2) 度[2]
EMoid 0.000319288 AU[2]
(47764.8 km)
前回近日点通過 JED 2455892.3
(2011年11月26日)
次回近日点通過 JED 2456566.682(4)
(2013年10月1日)[2]
物理的性質
直径 12 m[3]
質量 2200 t
(2.2 × 106 kg[3])
絶対等級 (H) 27.485 ± 0.37077[2]
衝突のリスク
トリノスケール 0[3]
パレルモスケール 最大:-6.47
累計:-6.46[3]
衝突確率 0.00050 %[3]
衝突速度 20.55 km/s[3]
衝突エネルギー 110 キロトン[3]
(4.6 × 1014 J)
他のカタログでの名称
2013 PS13[2]
K13P13S[1]
Template (ノート 解説) ■Project

物理的性質 編集

2013 PS13 の絶対等級は約27.5等級と極めて微小な天体であり[2]、直径12m、質量2200トンと推定されている[3]

軌道の性質 編集

2013 PS13協定世界時2013年8月7日22時5分にOAM天文台英語版で発見された[1]。発見から約31時間後の8月9日5時21分に、地球から20万4400kmのところを通過した[2]。これは月の軌道の約53%の距離に相当する。最接近時には1分あたりで200秒角も移動していた[4]

軌道長半径火星軌道とほぼ同じ約2.25億km (1.505AU) であるが、軌道離心率は約0.587とかなり楕円形である。このため近日点距離は金星軌道の内側である約0.93億km (0.624AU) 、遠日点距離は小惑星帯に相当する約3.54億 (2.363AU) である。このため金星・地球・火星にそれぞれかなり近い距離を通過する。しかし、発見から約2日後の2013年8月9日までの56回の観測を最後に行方不明となっているため、軌道の計算精度が荒い。例えば2082年の地球への接近は最接近時刻が11月10日から13日の36時間に広がっており、最小距離は約7.52万km (0.000503AU) 、最大距離は約1444万km (0.0965AU) とかなり広がりがある。なお、地球軌道との最小距離は約4万8000km (0.000319AU) である[2]

出典 編集