KIBIT
この記事は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2018年9月) |
KIBIT(キビット)とは、株式会社FRONTEO (旧 UBIC)が独自開発した、「暗黙知を学習し人間の機微を感じとる」日本発[1]の人工知能エンジン。日本語の「機微」と情報単位の「ビット」から命名された。
特徴
編集当初はテキストデータから国際訴訟時の証拠発見のために開発されたシステムである。[2]「ランドスケイピング(landscaping)」と呼ばれるアルゴリズムを活用することで、少ない教師データからユーザーの好みの傾向を把握することを強みとする[3]。文脈から個人の趣味趣向を察知し、ユーザーにとって有用な情報を提供できる[3]。
テキストの解析に特化しており、自然言語処理と機械学習を用いて、少ない教師データから汎用的な回答を導き出すことができる[4]。法曹界で活用されているほか、「Lit i View PATENT EXPLORER」としてさまざまな企業に利用されている[5]。
KIBIT搭載プロダクト
編集KIBIT Knowledge Probe
編集メール、日報、顧客からのお問い合わせやレビューなどを分析する製品。市場調査、技術調査などの効率化や論文検索、日報分析、コンプライアンス対応等へ活用が可能である。[6]
KIBIT Patent Explorer
編集特許調査を効率化する特許調査・分析システムであり、膨大な調査範囲にある資料データをすべてスコアリングすることで無効資料調査の工数が10分の1に削減できる点などが製品の特徴である。[7]
KIBIT Email Auditor
編集自動学習する電子メール監査システムである。社内でやり取りされる全メールを目視の4,000倍の速さで監査し、転職先との連絡、不平不満を含む内容、金銭トラブルの兆候などを通知するシステムを持つ。[8]
KIBIT Find Answer
編集人工知能によるWebブラウザ上で動作するQ&Aシステム。自然文による質問への柔軟な解答が可能であることが特徴である。[9]
活用事例・導入企業
編集KIBIT Knowledge Probe 導入企業
編集KIBIT Patent Explorer導入企業
編集KIBIT Email Auditor 導入企業
編集- 矢崎総業
- 東洋ゴム工業
- INNOLUX
- RACE
- ジャパンディスプレイ
- エバーグリーン
Intelligence Cloud 導入企業
編集Kibiro
編集Kibiroは、Sotaをベースとし、KIBITを搭載したロボット。2015年11月17日に発表された[12]。カメラやマイク、スピーカーを搭載し、ユーザーの好みを学習しながら、飲食店や宿泊施設、書籍などのレコメンドが可能[13]。ヴイストンが設計・製造を担当[4]。
脚注
編集- ^ “KIBIT | FRONTEO, Inc.”. FRONTEO (2019年11月15日). 2022年1月11日閲覧。
- ^ “FRONTEOの人工知能「KIBIT」|行動情報データ解析のFRONTEO”. FRONTEO. 2018年8月28日閲覧。
- ^ a b “国産人工知能 「KIBIT」は、ユーザーの心の機微に「気づく」おもてなしの知性”. WIRED. 2016年3月2日閲覧。
- ^ a b “UBIC、人工知能でユーザーの好みを学習していくコミュニケーション・ロボット”. 家電watch (2015年11月17日). 2016年2月3日閲覧。
- ^ a b “UBICの知財戦略支援システム「Lit i View PATENT EXPLORER」、SDKが導入”. マイナビニュース (2015年12月25日). 2016年3月2日閲覧。
- ^ “Knowledge Probe - 人工知能がビジネスチャンスやリスクを検知|FRONTEO 人工知能「KIBIT」搭載 ビジネスソフトウェア・ソリューション”. FRONTEO 人工知能「KIBIT」ビジネスソリューション. 2018年8月28日閲覧。
- ^ “Patent Explorer - 特許調査・知財戦略支援システム|FRONTEO 人工知能「KIBIT」搭載 ビジネスソフトウェア・ソリューション”. FRONTEO 人工知能「KIBIT」ビジネスソリューション. 2018年8月28日閲覧。
- ^ “Email Auditor - メール監査システム|FRONTEO 人工知能「KIBIT」搭載 ビジネスソフトウェア・ソリューション”. FRONTEO 人工知能「KIBIT」ビジネスソリューション. 2018年8月28日閲覧。
- ^ 株式会社FRONTEO (2018年7月17日). “FRONTEO、KIBIT が自然文から質問の意図を読み取り、求める回答を高精度かつ迅速に提示する FAQ システム「KIBIT Find Answer」を提供開始” (2018-7-17発行)
- ^ “UBIC、人工知能「KIBIT」で三菱東京UFJ銀行の法人向け銀行業務の一部を支援”. マイナビニュース (2015年12月17日). 2016年3月2日閲覧。
- ^ “導入ユーザー|ソリューション|FRONTEO”. FRONTEO. 2018年8月28日閲覧。
- ^ “UBICとヴイストン、AIを用いたサービスにロボットを活用”. 日経BPonline / 日経Robotics (2015年11月18日). 2016年3月2日閲覧。
- ^ “個人の趣味嗜好を理解するAI搭載ロボットを来年発売-UBICら3社”. マイナビニュース (2015年11月18日). 2016年3月2日閲覧。