KOBE CHIBENは、日本のアマチュア野球チーム

概要 編集

イチローが現役を引退後に結成した野球チーム。チーム名の由来は智辯学園和歌山小学校・中学校・高等学校から。神戸総合運動公園野球場で行われた高校野球の秋季大会を観戦した際に、智辯学園和歌山高等学校の応援団ブラスバンドに感激したことから智辯学園和歌山高等学校のファンになり、KOBE CHIBENと名付けた[1]

2019年12月1日にKOBE CHIBENの初めての試合が神戸総合運動公園野球場で行われる。対戦相手は智辯学園和歌山高等学校の教職員により結成されたチームで、イチローは9番投手で出場。結果はイチローが完封してKOBE CHIBENが勝利。めちゃくちゃ楽しかったと感想を述べる[1]。この試合は軟式球で行われていた[2]。イチローはプロ野球選手を引退後、中学校時代まで親しんでいた軟式野球の面白さと難しさに改めて気付いていた。軟球は野球のレベルアップに良く、体への負担も少なく、中学生までは軟式野球をするのが理にかなっていると述べた。イチローが草野球を始めたことには、野球は楽しいというメッセージも込められていた[3]

2021年12月18日に神戸総合運動公園野球場でKOBE CHIBENと女子高校硬式野球選抜の試合が行われる。結果は1-0でKOBE CHIBENの勝利。イチローは試合中に足を吊ったものの、最後まで戦い抜いた[4]

2022年8月28日に放送されたS☆1にイチローが出演し、そこで松坂大輔がKOBE CHIBENに入団することを発表した。この時点では既にユニフォームは渡しており、チームメイトであった。投手ではなく4番打者になっていただくことを希望した[5]

2022年11月3日には、東京ドームでKOBE CHIBENと高校野球女子選抜戦の試合が行われる。結果は7-1でKOBE CHIBENの勝利。この試合には松坂大輔も出場していた。松坂大輔は2021年に引退セレモニーが行われプロ野球選手を引退した。引退セレモニーが終わってからロッカーに戻ったらKOBE CHIBENのユニフォームが置いてあり、そういうことだと思った。松坂大輔はイチローと一緒に試合に出ることが夢であった。でもこんなにすぐに機会が来るとは思っていなかった[6]。この試合には16,000人の観客が訪れ、松坂大輔の活躍で沸いた[7]

選手 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 【イチロー氏】草野球チーム「KOBE CHIBEN」Tシャツで指導 - 高校野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月2日閲覧。
  2. ^ イチローさんが軟式で草野球」『Reuters』、2019年12月1日。2023年11月2日閲覧。
  3. ^ イチロー氏持論 中学まで軟式「理にかなっている」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月2日閲覧。
  4. ^ イチロー氏、足つるも17K完封 女子高校選抜と“ガチ対決”で最速135キロ、打撃は3タコ”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2021年12月18日). 2023年11月2日閲覧。
  5. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年8月29日). “イチロー氏と松坂大輔氏が『KOBE CHIBEN』でチームメイトに! 「僕のイメージは4番を打ってほしい」”. サンスポ. 2023年11月2日閲覧。
  6. ^ KOBE CHIBEN・松坂さん、3安打1打点!「打球をあげようとしたんですけど…」 | ショウアップナイター”. BASEBALL KING (2022年11月3日). 2023年11月2日閲覧。
  7. ^ Company, The Asahi Shimbun. “完投の49歳イチローさん「体はボロボロでも」 女子高校選抜と対戦 | バーチャル高校野球 | スポーツブル”. バーチャル高校野球. 2023年11月2日閲覧。