LAST

UVERworldのアルバム

LAST』(ラスト)は、UVERworldの5枚目のオリジナルアルバム2010年4月14日gr8!recordsから発売された。

LAST
UVERworldスタジオ・アルバム
リリース
録音 2009年 - 2010年
ジャンル ロック
オルタナティヴ・ロック
ミクスチャー・ロック
ポップ・ロック
時間
レーベル gr8!records
プロデュース UVERworld
平出悟
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 2010年4月度月間4位(オリコン)
  • 2010年度上半期34位(オリコン)
  • 2010年度年間68位(オリコン)
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本レコード協会
  • UVERworld アルバム 年表
    Neo SOUND BEST
    (2009年)
    LAST
    (2010年)
    LIFE 6 SENSE
    (2011年)
    『LAST』収録のシングル
    1. GO-ON
      リリース: 2009年8月5日
    2. 哀しみはきっと
      リリース: 2009年10月28日
    3. GOLD
      リリース: 2010年3月31日
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    概要編集

    本作の『LAST』というタイトルは、本来の意味での「最後」という意味ではなく、「最高の一枚」「究極の一枚」などの意味が込められている。これは、このアルバムのリードトラック「world LOST world」の「もしもこれが最後だとわかっていたら もっとこの瞬間を大切にできるだろう」という内容から来ている。しかし、メンバーは「これが最後の一枚ぐらいの気持ちで作った」と語っており、「絶対にいつかは、そういう瞬間は訪れてしまうけど、そのことを無意識のうちに忘れてしまっている。その瞬間が明日にでも来ると思っていれば、作品自体をもっと大事に出来る」という意味も込められていると語っている。また克哉は「world LOST world」以外にもそういうニュアンスの曲が多く含まれていて、全体的に歌詞に重みがあると語っている。さらに、本作は歌入れをすべて自宅録音で行い、延々と7時間くらい歌い続けた曲もあった。ちなみにアルバムの仮タイトルは『破壊と創造』と、バンド名でもある『UVERworld』と2種類だった。また1枚目のアルバム『Timeless』以来のタイトルが造語でないタイトルとなった。

    それまでのアルバムは1月か2月に発売していたが、13枚目のシングル「GO-ON」の発売がいつもより大幅に遅れたため14枚目、15枚目とともに発売が大きくずれ込み、それが影響して本作も発売が遅れた。

    メンバーは、このアルバムに関して「ベストアルバムの内容を上回ることを意識して作った」と語っている。またそれまでのアルバムよりもロックチューンが多めに入っていると語っている。また、本作はUVERworldとしては初めてのニューヨークでマスタリング作業がされており、手掛けたのは世界的なプロデューサーであるテッド・ジェンセンである。

    本作は「GO-ON」「哀しみはきっと」「GOLD」という既発シングル全てがアルバムバージョンとなっている。これは、UVERworldのアルバムとしては初である。

    初動売上は81,210枚で前作を下回ったものの、オリコンウィークリーチャートでは2位を記録した。

    キャッチコピーは『UVERworldは、LASTから始まる。

    収録内容編集

    CD
    全作詞: TAKUYA∞、全編曲: UVERworld & 平出悟
    #タイトル作詞作曲時間
    1.GOLDTAKUYA∞彰, TAKUYA∞
    2.「world LOST world」TAKUYA∞彰, TAKUYA∞
    3.「スパルタ」TAKUYA∞TAKUYA∞
    4.「心とココロ」TAKUYA∞克哉, TAKUYA∞
    5.the truthTAKUYA∞彰, TAKUYA∞
    6.「バーレル」TAKUYA∞TAKUYA∞
    7.「ハイ! 問題作」TAKUYA∞UVERworld
    8.「closed POKER」TAKUYA∞克哉, TAKUYA∞
    9.哀しみはきっと (album ver.)」TAKUYA∞平出悟, TAKUYA∞
    10.CHANGETAKUYA∞TAKUYA∞
    11.「WANNA be BRILLIANT」TAKUYA∞TAKUYA∞
    12.「君のまま」TAKUYA∞TAKUYA∞
    13.GO-ON (2nd-mix)」TAKUYA∞彰, TAKUYA∞
    合計時間:
    DVD
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「MUSIC VIDEOS 99/100騙しの哲,GO-ON,哀しみはきっと」  
    2.「making VIDEOS 99/100騙しの哲,GO-ON,哀しみはきっと」  
    3.「special track 09.12.25 ~truth around with GOLD~」  

    楽曲解説編集

    1. GOLD
      15thシングル。表記はないがアルバムバージョンであり、原曲を最初から全部録り直した。アルバムの一曲目を「GOLD」と「world LOST world」のどちらにするか悩んだ末「GOLD」となった。
    2. world LOST world
      今作のリードトラック。上記の通り「もしもこれが最後だとわかっていたら もっとこの瞬間を大切にできるだろう」というメッセージが込められている。TAKUYA∞はこの曲について「今までの自分達をしっかり叩き出した曲」と語っている。また、信人は「昔からUVERworld聴いてる人には安心してもらえる曲」と語っている。
    3. スパルタ
      彰曰く「リズム的に新しい曲。自分達がやったことの無いシャッフルビートみたいなのをやってみた感じ」。この曲は昔のUVERworldの曲を掘り返して作った曲。曲の冒頭でギター、ベース、ドラムがユニゾンで進む部分があるが、それは元のデモには無かった部分で彰の突拍子もないアイデアで出来上がった。因みにこの曲はメンバーが曲作りで焦っていた時期に出来た曲である。元はシングル候補の曲であった。
      仮タイトルは「One」
    4. 心とココロ
      結婚式をテーマにした曲。仮タイトルは「sector」。
    5. the truth
      13thシングル「GO-ON」のカップリング曲。この曲が収録曲に選ばれた理由は二つあり、一つは「ライブでは外せない曲だから」もう一つはメンバー曰く「鬼のように好きだから」。
    6. バーレル
      10thシングル「激動/Just break the limit!」の「激動」を作っていた時期に同時期に出来た曲であり、原曲は「激動」とともに構成する1つの曲であった。タイトルの意味は「嘘の樽」。仮タイトルは「G9」。
    7. ハイ! 問題作
      この曲はUVERworldで初めてとなる、歌詞に自主規制音を入れてある曲である。また、この歌詞の内容はTAKUYA∞やメンバーの体験談であり、すべて実話である。地元の滋賀についても語っている。仮タイトルは「pespespes」。
    8. closed POKER
      ピアノとパーカッションが入っている曲。メンバー曰く「今作で一番大人っぽい」。
    9. 哀しみはきっと (album ver.)
      14thシングルのアルバムバージョン。TBS系ドラマ『小公女セイラ』主題歌。PVのイントロに入っているストリングスが入っている。
    10. CHANGE
      15thシングル「GOLD」のカップリング曲で映画『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』のイメージソング。
    11. WANNA be BRILLIANT
      TAKUYA∞が、アメリカ合衆国のロックバンドMR. BIGのライブを見て、「一生越えられない」と痛感して、病んでいる時に書いた曲。また、今作のリードトラック「world LOST world」と対になる曲でもある。
      仮タイトルは「01」
    12. 君のまま
      4thスタジオ・アルバム『AwakEVE』に収録される予定だった曲だったが、TAKUYA∞がマネージャーと喧嘩をして、それが原因で歌詞が書けなくなってしまった為に、今回新たに書き直した。
    13. GO-ON(2nd-mix)
      13thシングルのアルバムバージョン。

    参加ミュージシャン編集

    UVERworld

    脚注編集