Models IMON
日本の鉄道模型販売会社
Models IMON(モデルスイモン)は、株式会社井門コーポレーションが展開する鉄道模型専門店チェーン、および製作・販売している鉄道模型製品のブランドである。
店舗
編集1998年に第1号店となる原宿店を開店(現在閉店)。以後、大井・横浜・秋葉原・池袋・渋谷に店舗を設ける。秋葉原店には中古品・委託品の専門店MONTAを併設。
詳細は井門店舗案内参照
製品
編集真鍮製の鉄道模型(キット・完成品)を設計・製作・販売している。主力商品は、HOスケールで日本の狭軌の鉄道車両(軌間1067mm)を模型化した、軌間12mmの模型である(同社ではこれをHO1067と呼称している)[1]。また、軌間12mmの線路システムをはじめ、通電カプラーや伸縮カプラー・LED室内灯など、鉄道模型用の機能性パーツも数多く手がけている。
事業継承
編集廃業した同業他社の事業と商品を継承し、製造・販売を担当している。
- 乗工社
- 2000年に廃業。主に1/87、12mmゲージの日本型車両を製造していた。「五反田工房」として、HO1067などの模型製造を担当。
- 有限会社福島模型製作所
- 2011年2月に廃業、2023年9月8日に登記閉鎖[2]日本型16番ゲージ車両や、それ用のパンタグラフを主力に数多くのパーツ製造を行っていた。「南品川工房」として、HO1067などの模型製造を担当。
- マッハ模型(株式会社マッハ)
- 2022年6月に閉店、2023年9月8日に会社清算[3]。鉄道模型用ラッカー塗料[4]、プライマー、真鍮模型用工具、16番鉄道模型用のエッチングパーツの製造などを製造・販売していた。Machブランドで製品の販売を継承。
- 篠原模型店(株式会社篠原)
- 2024年5月2日に会社清算[5]。各種の鉄道模型用レールを製造・販売していた。「横浜工房」として、12mmゲージの線路「IMONスーパートラック」などを製造。
脚注
編集- ^ HOスケール(1/87)で標準軌(1435mm)は軌間16.5mmとなる。日本で一般的な16番ゲージの縮尺は1/80であり、店頭ではこれに対しJゲージの呼称を用い区別している。
- ^ 有限会社福島模型製作所の情報、2024年9月3日閲覧。
- ^ 株式会社マッハの情報、2024年9月3日閲覧。
- ^ プラモデルでの使用を前提としたアクリルラッカーではなく、金属用のニトロセルロースラッカー。
- ^ 株式会社篠原の情報、2024年9月3日閲覧。
関連項目
編集- 国際鉄道模型コンベンション - 2015年に日本鉄道模型の会から運営・開催を継承
- 機芸出版社 - 2019年4月に、井門コーポレーションの100%子会社となったが、編集権は独立