SSOT (Sistema Satelital para la Observacion de la Tierra)は2011年に打ち上げられたチリ地球観測衛星。FASat-Alfa(1995年)およびFASat-Bravo(1998年)に続くチリの3番目の人工衛星であることからFASat-Charlieの別名もある。

SSOT
所属 チリ宇宙機関(ACE)
チリ空軍(FACh)
主製造業者 EADS Astrium
国際標識番号 2011-076E
カタログ番号 38011
状態 運用中
目的 環境・資源管理、災害モニタ等
観測対象 地球
設計寿命 5年
打上げ場所 ギアナ宇宙センター
打上げ機 Soyuz 2.1a
打上げ日時 2011年12月17日 2時3分(GMT)
物理的特長
質量 117kg
主な推進器 化学スラスタ(1N)×4
姿勢制御方式 3軸姿勢制御
軌道要素
周回対象 地球
軌道 太陽同期軌道
近点高度 (hp) 606km
遠点高度 (ha) 612km
軌道傾斜角 (i) 97.99度
軌道周期 (P) 97分
観測機器
NAOMI マルチバンドイメージャ
テンプレートを表示

概要編集

SSOTはチリが保有した初の地球観測衛星であり、重量117kgの小型衛星としては分解能1.45mという高解像度の光学センサーを搭載している。チリ空軍によって運用され、農林業・資源開発・都市計画・災害対策などの民間向け用途のほか、国防分野の情報収集や麻薬密売対策としての国境監視まで多方面に活用される。SSOTの製造は2008年7月にEADSアストリウムが受注した。この7,200万ドルの契約には首都サンティアゴに置かれる衛星運用施設の建設と、技術習得のためフランスのトゥールーズ宇宙センターへチリの技術者20名を派遣することも含まれている。 打ち上げは2011年12月17日にソユーズ2.1aロケットによってギアナ宇宙センターから行われた。同じロケットで打ち上げれたSSOTを含む6基の小型衛星は全てEADSアストリウム社製であり、うちSSOTと4基の軍用衛星ELISAには同社のMYRIADEバスを元に製造されている。

観測機器編集

  • マルチバンドイメージャ NAOMI (New AstroSat Optical Modular Instrument)
可視光線から近赤外にわたる4波長で観測を行うマルチバンドイメージャ。パンクロマティックで1.45m、マルチスペクトルで5.8mの地上解像度を持ち、観測幅は10.15km。集光部は口径20cmの反射望遠鏡であり3つの非球面鏡からなるコルシュ光学系を採用している。特定の対象を注視する場合などは鉛直下方を中心に衛星自体を30度まで傾けて撮影を行う。同型の光学センサーはアルジェリアのAlSAT-2AやベトナムのVNREDSat-1Aにも採用されている。

参考文献・外部リンク編集