地球観測衛星
商業目的の地球観測衛星は、アメリカでは販売できる画像の解像度が50cmまでに制限されていたが、2014年6月に25cmまで制限が緩和された[1]。
種類
編集マイクロ波放射計
編集地球から自然に放射されるマイクロ波を観測することによって、積雪、降水、温度などが調査できる
赤外線センサー
編集温められた物体から放出される熱赤外線を観測することによって、火山活動、山火事、表面温度などが調査できる。雲がなければ夜間の場合においても、調査が可能となる。
ライダー
編集特殊な光を発射して対象物から反射して返ってくるまでの時間を測定し、地球の表面を精密に調査することができる。地形、森林の樹高、氷床の厚みなどを調査できる。
SAR
編集電波を発射して対象物から反射して返ってくるまでの時間と強さを測定し、電波は雲を貫通するため、時間や天候にかかわらず地球の表面の動きを調査することができる。地震活動による地形の変化、森林伐採の状況、船舶の位置を調査することができる。
可視センサー
編集太陽光を反射した対象物の可視光と近赤外線を捉えることによって、量と種類を調査することができる。そのため太陽光が当たっていない夜間は調査ができない。土地利用、海の色、植生などを調査できる。
調査対象
編集- エアロゾル
- 温室効果ガス
- プランクトン濃度
- 都市利用状況
災害
編集- 火山活動
- 山火事
- 地震活動
地形
編集- 森林伐採
- 海面温度
- 植生
- 流氷
- 地形
- 標高
気象
編集- 地表面温度
- 降雪量
- 降雨量
- 気温
- 風速
- 積雪量