T2中戦車
T2中戦車(T2ちゅうせんしゃ、T2 Medium Tank)とは、1930年代に開発されたアメリカ陸軍の試作中戦車である。
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性能諸元 | |
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全長 | 4.88 m |
車体長 | 上に同じ |
全幅 | 2.44 m |
全高 | 2.74 m |
重量 | 15.6 t |
速度 | 40 km/h(舗装道路上) |
行動距離 | 145 km(舗装道路上) |
主砲 | 47 mm半自動砲(75発) |
副武装 | M2 12.7 mm 機銃(主砲同軸、2000発)、37 mm砲(車体前面右側、後に撤去)、M1919 7.62 mm 機銃(4500発)×2(車体前面・キューポラ上) |
装甲 | 3.35-22 mm |
エンジン |
リバティ 液冷V型12気筒ガソリン 312 hp/750 rpm |
乗員 | 4 名 |
概要編集
1920年代前半、アメリカ陸軍は今後の戦車開発の方針として、5トン級の軽戦車と15トン級の中戦車の2種類を配備することを決定した。その内の15トン級中戦車がT2中戦車である。
基本設計はT1軽戦車の拡大版であり、各部の共通化が図られていた。試作車の製造にあたっては、実際に多くの部品をT1軽戦車から流用している。
T2は1930年から1932年にかけてロックアイランド兵器廠で1輌のみ製造され、各種のテストが行われた後に退役した。製造された唯一の車両は、その後はヴァージニア州のフォート・リー駐屯地で展示されている。
登場作品編集
- 『World of Tanks』(オンラインゲーム)
- アメリカ中戦車T2 Medium Tankとして登場。