TWENTIETH TRIANGLE TOUR』とは、20th Centuryによるオリジナル脚本舞台。2017年1月に第一弾である『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』が公演された。通称は「TTT[1]

概要 編集

「TTT」とは、「未知の舞台表現を開拓し、観客と共に新たな旅に出よう!」という思いからトニセンが創り上げる公演である[2]。コンサートやトークショー、ミュージカルとも違う、まだ出会ったことのない、音楽と演劇が融合した「Play with Music」という新しい舞台のカタチを目指している[2]

「TWENTIETH TRIANGLE TOUR」は井ノ原の依頼でジャニー喜多川が命名した。井ノ原が「名前を付けてもらいたい」と電話したところ、翌日に「TTTだよ!!」と連絡があったという[1]。トニセンのライフワークのような公演にしたい[1][3][4]、という思いを汲んで「3人のトライアングルでツアーを続けていく」[5]、「TRIANGLEは壊すことなく続けていくこと」[1]という意味が込められている。また坂本は、TTTという文字列が3人揃って支え合ってるみたいに見える、とも語っている[3]

TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星 編集

本作は新たな舞台表現を模索するために1年半前から計画された[1]。トニセンの楽曲に合わせてストーリーが展開されるが、ミュージカルではなく音楽と演劇が融合した「Play with Music」という新たなジャンルとして公演された[6][7]。脚本・演出はG2が手がけた[6]

生きることに惑う3人の男たちが、胸の深くにしまい込んでいた「本当の自分」と再会するための心の旅路を描いた物語[6]。一通の手紙をきっかけに、3人のこれまでの思い出を探る旅が始まる[8]

キャッチコピーは「ボクらはこの惑星(ホシ)で、永遠を奏でる」である[8]。坂本はトロンボーン、長野はホルン、井ノ原はフリューゲルホルンと新たな楽器にも挑戦し[5]、この作品のためにつくられたオリジナルナンバー「Change your destiny」を吹き鳴らした[3]

日程[9]
キャスト
ミュージシャン[7]
映像化

2018年2月14日にDVDが発売された[10]。初回限定盤に付属するCDは舞台で使用された楽曲をまとめたものである[11]

DVD
  • 舞台本編収録(初回盤・通常盤ともに映像内容は同様)
  • 【メンバー副音声付き〜話が逸れまくりの鑑賞会〜】(通常盤のみ)
  • ※字幕ON/OFF機能付き
CD (初回盤)
  1. Change your distiny
  2. 不惑
  3. オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ
  4. Sing!
  5. ちぎれた翼
  6. days-tears of the world-
  7. Dahlia

TWENTIETH TRIANGLE TOUR Vol.2 カノトイハナサガモノラ 編集

20th Centuryによるオリジナル脚本舞台の第二弾。脚本・演出は御徒町凧が手がけた[12]。2018年の夏から御徒町とトニセンによるワークショップが重ねられ[12]、お芝居ともフリートークともつかない中間にある面白さを目指した作品となっている[13]

ライブハウスを想像させるような空間「ソウル・ターミナル」が舞台[14][2]。サカモト、ナガノ、イノハラの3人が他愛もない会話をし、思いを込めた歌を披露していくことで、それぞれの過去、現在、未来、そして嘘や本当が見えてくる、という物語[2]。「会って話を」などトニセンの楽曲の他にも、「コバルトブルー」などそれぞれのソロ曲や、V6の「愛なんだ」などが披露された[2]

キャッチコピーは「手を取り合えば無重力」[2]。タイトルの「カノトイハナサガモノラ」は3人の名前をランダムに組み合わせたものになっている[13]

日程[15]
  • 2019年7月27日 - 8月20日、東京グローブ座 / 8月30日 - 9月1日、北九州劇場 大ホール / 9月7日 - 9月10日、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
キャスト[16]
  • サカモト[14] - 坂本昌行
  • ナガノ[14] - 長野博
  • イノハラ[14] - 井ノ原快彦
  • 上田遥、神佐澄人、西海孝、朝倉真司、堀井慶一、大江康太
映像化

2020年3月18日にDVDが発売[17]。通常盤のCDには本作のために書き下ろされた新曲3曲と、「20th Century Diner Show 2019」で披露された新曲2曲が収録されている[18]

通常盤(DVD+CD)
DVD
  • 20th Century、TWENTIETH TRIANGLE TOUR Vol.2 カノトイハナサガモノラ 本編
CD
  1. カノトイハナサガモノラ
    • 本作のために書き下ろされた楽曲[19]
  2. 20th Century デス
  3. トライアングル
  4. グレイテスト・ラヴァー
    • ディナーショーのオープニングとアンコールで披露された[19]
  5. Winter Wonderland
    • ディナーショーで披露された新曲のクリスマスソング[19]
初回盤(Blu-ray)
  • 20th Century、TWENTIETH TRIANGLE TOUR Vol.2 カノトイハナサガモノラ 本編
  • 20th Century Diner Show 2019 本編

脚注 編集

出典
  1. ^ a b c d e トニセン ジャニー氏が新プロジェクト名「TTT」/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2017年1月21日). 2022年1月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f ジャニー喜多川氏の思いも込めてトニセン舞台第2弾『カノトイハナサガモノラ』開幕”. エンタステージ (2019年7月27日). 2022年1月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 坂本昌行×長野博×井ノ原快彦「戸惑いの惑星」は「今まで観たことのない作品」”. ステージナタリー. ナターシャ (2017年1月21日). 2022年1月28日閲覧。
  4. ^ ジャニーさん命名舞台「TTT」第2弾初日 トニセン「ライフワークに」”. スポニチ Sponichi Annex (2019年7月28日). 2022年1月28日閲覧。
  5. ^ a b トニセン、ジャニー社長の提案に仰天!「舞台でトライアングル配りなよ」”. マイナビニュース (2017年1月21日). 2022年1月28日閲覧。
  6. ^ a b c V6・20th Century、3人舞台に挑戦! 「トニセンの歌に潜む謎」明らかに”. マイナビニュース (2016年9月6日). 2022年1月28日閲覧。
  7. ^ a b 「TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星」公演概要”. 東京グローブ座. 2022年1月28日閲覧。
  8. ^ a b 河野桃子 (2017年1月24日). “トニセンの楽曲を元にした坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人芝居『戸惑いの惑星』ゲネプロレポート!新曲が物語のカギに?!”. エンタステージ. 2022年1月28日閲覧。
  9. ^ Biography(20th Century)2017”. Johnny's net. ジャニーズ事務所. 2022年1月28日閲覧。
  10. ^ 20th century(トニセン)、DVD『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』2月14日発売”. タワーレコード オンライン (2017年12月20日). 2021年11月17日閲覧。
  11. ^ TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星 - DISCOGRAPHY”. V6 Official Website. avex. 2022年1月28日閲覧。
  12. ^ a b 坂本昌行×長野博×井ノ原快彦出演「TTT」第2弾、脚本・演出は御徒町凧(コメントあり)”. ステージナタリー. ナターシャ (2019年5月13日). 2022年1月28日閲覧。
  13. ^ a b 「V6」坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人舞台「カノトイハナサガモノラ」7・27開幕”. スポーツ報知 (2019年5月13日). 2022年1月28日閲覧。
  14. ^ a b c d トニセン、ジャニー喜多川さんは今「新大久保でタピオカ」舞台初日に思い馳せる”. マイナビニュース (2019年7月27日). 2022年1月28日閲覧。
  15. ^ Biography(20th Century)2019”. Johnny's net. ジャニーズ事務所. 2022年1月28日閲覧。
  16. ^ 「TWENTIETH TRIANGLE TOUR Vol.2 カノトイハナサガモノラ」公演概要”. 東京グローブ座. 2022年1月28日閲覧。
  17. ^ 20th Century|BD/DVD|オリジナル脚本舞台の映像作品『TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2 カノトイハナサガモノラ』3月18日発売!”. タワーレコード オンライン (2021年1月28日). 2021年11月17日閲覧。
  18. ^ TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2 カノトイハナサガモノラ - DISCOGRAPHY”. V6 Official Website. avex. 2022年1月28日閲覧。
  19. ^ a b c トニセン「大人の空間」で魅了 18年ぶりディナーショー東京公演”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2019年12月24日). 2022年1月28日閲覧。

外部リンク 編集