W62K(ダブリューろくにケイ)は、京セラが日本国内向けに開発した、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話CDMA 1X WIN(後のau 3G)対応携帯電話である。

au W62K
キャリア au
製造 京セラ
発売日 2008年6月10日
概要
OS REX OS + KCP
CPU Qualcomm MSM6550
225MHz
音声通信方式 CDMA 1X WIN
(CDMA2000 1xMC)
800MHz[1]/新800MHz/2GHz
データ通信方式 Packet WIN
(CDMA2000 1xEV-DO Rel.0)
形状 折りたたみ式
サイズ 100 × 50 × 16.4 mm
質量 116 g
連続通話時間 240分
連続待受時間 350時間
(移動と静止の組合せ)
充電時間 120分
外部メモリ microSD
日本語入力 iWnn
FeliCa なし
赤外線通信機能 IrDA
Bluetooth なし
放送受信機能 なし
備考 1.ワンタッチダイヤル対応
2.フレンドリーデザインを採用
3.フェイク着信に対応
4.LISMO MUSICには非対応
5. SAR値:0.507W/Kg
メインディスプレイ
方式 ASV液晶
解像度 QVGA
(240×320ドット
サイズ 2.6インチ
表示色数 262,144色
サブディスプレイ
方式 白色有機ELディスプレイ
解像度 96×39ドット
サイズ 0.76インチ
表示色数 1色
メインカメラ
画素数・方式 131万画素CMOS
機能 パンフォーカス式
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
リムピットブルー
(Limpit Blue)
ペールアイボリー
(Pale Ivory)
フォギーグレー
(Foggy Gray)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

特徴

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既存のCDMA 1X対応端末である「A5526K」の後継モデルにあたる端末。「W61K」を元に高度な機能を廃し、携帯初心者および40代以上の中高年ユーザー、果ては一部の旧・ツーカーユーザーをターゲットとした端末で「でか文字」や「でか時計」「でかピクト」など日常での使いやすさに配慮した機能を持つ。その他の機能として通話相手の声を自動で大きくする「でか受話音」や、よく使う機能だけを表示する「かんたんモード」などを備えており、既存の『簡単ケータイ』シリーズに匹敵するコンセプトを持っている。

エントリークラスの端末であるため、同社の「W63K」やパンテック&キュリテル社製「簡単ケータイ W62PT」同様、1X WIN対応機種にも関わらずEZ「着うたフル」や「LISMOビデオクリップ」等の「LISMO Music」サービスには対応していない。また、ベース機の「W61K」と異なりEZ FeliCaにも非対応である。

日本語入力システムには「W63K」同様、最新バージョンのiWnn(アイ・ウンヌ)が採用されている。

沿革

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  • 2008年平成20年)6月3日 KDDI、および京セラより公式発表。
  • 2008年6月10日 全国にて一斉発売。
  • 2018年(平成30年)3月31日 EZweb、およびEZアプリ(B)、一部のサービス終了[2]
  • 2022年 (令和4年) 3月31日 CDMA 1X WIN(au 3G)サービスの完全終了・停波により、本端末は利用不可となる。

対応サービス

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不具合

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2009年5月26日、W62Kの法人アプリプリセットモデルの一部に送信関連部品の不良により電源が入らなくなる場合がある不具合が発表された。部品交換のため預かり修理となる。

関連項目

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  • 携帯電話
  • au(携帯電話)
  • 京セラ
  • CDMA 1X WIN
  • W63K - W62Kの兄弟機種。ストレート式。
  • E07K - W62Kの思想を受け継いだビジネスソリューション向け機種。microSDカード用スロットは非搭載。
  • K006(KY006) - W62Kの思想を受け継いだ携帯初心者向け機種。EZ Felicaや防水機能に対応。
  • 井川遥 - イメージキャラクター

外部リンク

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