スウィッチフット
スウィッチフット (Switchfoot) は、1996年に結成されたアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身のオルタナティヴ・ロックバンド。
スウィッチフット | |
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ボーカルのジョン・フォーマンとドラムのチャッド・バトラー | |
基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サンディエゴ |
ジャンル |
オルタナティヴ・ロック ポスト・グランジ パワー・ポップ |
活動期間 | 1996年 - |
レーベル |
Re:Think/EMI (1997年 - 2000年) コロンビア・レコーズ/ソニーBMG (2002年 - 2007年) Lowercase People/ワーナーミュージック・ジャパン (2007年 - ) |
公式サイト | switchfoot.com |
メンバー |
en:Jon Foreman en:Tim Foreman en:Chad Butler en:Jerome Fontamillas |
旧メンバー | en:Drew Shirley |
概要
編集1997年にインディペンデントレーベルにより『The Legend Of Chin』でデビュー後、1999年に『New Way To Be Human』、2000年に『Learning To Breathe』と次々とアルバムをリリースし、2001年度のグラミー賞にノミネートされるまで成長した。レコード会社による争奪戦の末、コロンビア・レコーズと契約し、3年の歳月をかけてメジャー・デビュー・アルバム『The Beautiful Letdown』を2003年2月に発表。2年間で250公演という精力的な全米ツアーを行い、シングル「Meant To Live」と「Dare You To Move」がチャートでトップ5入りした。穏やかにチャートを昇りつづけた結果、ビルボードのアルバム・チャートで16位まで浮上、アルバム発売後113週連続ランクインし、ダブル・プラチナ・ディスクを獲得、売上げも260万枚を突破するロングランヒットとなった。[1]
エネルギッシュなライブが有名で、ポップやインダストリアルをルーツとしたスウィッチフット独自のサウンドはメロディー重視でありながらエレクトロニックを試しつつ、リフを激しく使ったギター遣いが特徴である。そんな中にバラードも織り込ませている。
メンバー
編集- ジョン・フォーマン (Jon Foreman):1976年10月22日生まれ。ボーカル、ギター担当。
- ティム・フォーマン (Tim Foreman):1978年8月15日生まれ。ベース、バック・ボーカル担当。ジョンの実弟。
- チャド・バトラー (Chad Butler):1974年3月24日生まれ。ドラム、パーカッション担当。
- ジェローム・フォンタミラス (Jerome Fontamillas):6月20日生まれ。ギター、キーボード、バック・ボーカル担当。
元メンバー
編集- ドリュー・シャーリー (Drew Shirley):1974年4月3日生まれ。ギター、バック・ボーカル担当。
プロフィール
編集バンド名の由来
編集ジョン・フォーマンによると「スウィッチフット」とはサーフィン用語で、バンドのメンバーが全員サーフィン好きなのでしっくりきたネーミングだったらしい。「スウィッチフット」は足を切り替えるという意味で、サーフィンでは軸足を切り替え反対を向くことで新しい体勢をとることを指す。つまり変化と動きを意味し、人生や音楽に対する新しいアプローチと捉えることができる。[2]
初期 (1996年 - 2002年)
編集1996年にチン・アップ(Chin Up)(上を向いて、の意)という名でフォーマン兄弟とバトラーの3人で結成。インディペンデントレーベルの「Re:think」との契約を機にスウィッチフットに改名。レーベル「Re:think」所属中に3作発表するが、1stアルバムリリース前に「Re:think」がキリスト教関連会社「Sparrow Records」に買収されたため、当初はコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックという狭いジャンル内でしか流通しなかった。
3作目『Learning to Breathe』が成功を収め、RIAAからゴールド認定され、グラミー賞でベスト・ロック・ゴスペル・アルバム部門でノミネートされた。
2002年、映画ウォーク・トゥ・リメンバーの中でスウィッチフットの曲が多用され、サントラにバンドメンバーが登場した。[3]このことをきっかけにスウィッチフットは大手レコード・レーベルから注目を集めるようになり、争奪戦の末、コロンビア・レコーズ/ソニーBMGと契約した。
2004年にはインディーズ時代の3作から集めたコンピレーション・アルバム『The Early Years: 1997-2000』を発表。
ディスコグラフィ
編集アルバム
編集年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
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US [4] |
AUS [5] |
CAN [6] |
JPN [7] |
NZ [8] |
UK [9] | ||||||||
1997 | The Legend of Chin |
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— | — | — | — | — | — | |||||
1999 | New Way to Be Human |
|
— | — | — | — | — | — | |||||
2000 | Learning to Breathe |
|
— | — | — | — | — | — | |||||
2003 | The Beautiful Letdown | 16 | 45 | — | — | — | — |
| |||||
2005 | Nothing Is Sound | 3 | 25 | 20 | 73 | 31 | — |
| |||||
2006 | Oh! Gravity. |
|
18 | 74 | — | — | — | — | |||||
2009 | Hello Hurricane | 13 | — | — | — | 13 | — | ||||||
2011 | Vice Verses |
|
8 | 62 | 30 | — | 31 | 127 | |||||
2014 | Fading West |
|
6 | 50 | 12 | — | 27 | — | |||||
2016 | Where the Light Shines Through |
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10 | 34 | 20 | — | — | — | |||||
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
脚注
編集- ^ ソニー・ミュージック・オフィシャル・サイト、アーティスト・プロフィール、http://www.sme.tv/Music/International/Arch/SR/Switchfoot/index.html
- ^ “Switchfoot learns to breathe” (2000年9月25日). 2006年8月9日閲覧。
- ^ “Soundtracks for A Walk to Remember (2002)”. IMDb. 2006年8月30日閲覧。
- ^ “Switchfoot – Chart History: Billboard 200”. Billboard. Prometheus Global Media. September 18, 2014閲覧。
- ^ “Discography Switchfoot”. australian-charts.com. Hung Medien. December 22, 2012閲覧。
- Oh! Gravity: (PDF) The ARIA Report: Week Commencing 22 January 2007. Pandora Archive. (February 20, 2007) September 10, 2014閲覧。.
- Vice Verses: (PDF) The ARIA Report: Week Commencing 3 October 2011. Pandora Archive. (September 30, 2011) September 10, 2014閲覧。.
- ^ Peak chart positions for albums in Canada:
- Nothing Is Sound: “Albums: Top 100 (For The Week Ending 29 September, 2005)”. Jam!. Sun Media (2005年9月22日). 2005年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月27日閲覧。
- Vice Verses: “Albums: Top 100 (For The Week Ending 29 September, 2011)”. Jam!. Sun Media (2011年10月6日). 2011年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月27日閲覧。
- Fading West: “Switchfoot Album & Song Chart History”. Billboard Canadian Albums Chart for Switchfoot. Prometheus Global Media. January 23, 2014閲覧。
- ^ “スウィッチフットのアルバム売り上げランキング” (Japanese). Oricon. February 9, 2013閲覧。
- ^ “Discography Switchfoot”. charts.org.nz. Hung Medien. December 22, 2012閲覧。
- ^ Zywietz, Tobias. “Chart Log UK: New Entries Update – 8.10.2011 (Week 39)”. zobbel.de. Tobias Zywietz. December 22, 2012閲覧。
- ^ “Switchfoot, Omarion, and Matisyahu return to store shelves with new albums”. Monsters and Critics (2006年12月27日). 2007年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年1月8日閲覧。
- ^ a b “American certifications – Switchfoot”. Recording Industry Association of America. December 22, 2012閲覧。
- ^ "Canadian certifications – Switchfoot". Music Canada. 2012年12月22日閲覧。
- ^ Courtney Lee (2006年6月19日). “Switchfoot Announces European Tour Dates”. Christian Today. 2008年7月27日閲覧。
- ^ [1]
- ^ “"Did we bring the pyro?" + Hello Hurricane Units”. landofbrokenhearts.org (December 30, 2010). 2013年8月6日閲覧。
- ^ https://www.billboard.com/music/music-news/switchfoot-hopes-surf-documentary-will-help-it-crest-the-charts-again-5800885/
- ^ “Nielson Soundscan”. www.nielson.com. 2016年6月24日閲覧。