円子修平
日本のドイツ文学者、翻訳家
円子 修平(圓子修平、まるこ しゅうへい、1931年12月24日 - 2003年9月28日)は、日本のドイツ文学者、翻訳家。 東京都立大学名誉教授。
略歴
編集トーマス・マン、ロベルト・ムージルなどを研究、翻訳した。1995年に東京都立大学教授を定年退任後は、明治大学法学部兼任講師を務めた。
退官記念論文集
- カルポス 同学社 1995
翻訳
編集- 『魂と形式』(ルカーチ、川村二郎・三城満禧共訳、白水社、ルカーチ著作集1) 1969
- 『ボードレールのいくつかのモティーフについて / セントラル・パーク / 翻訳者の使命』(ヴァルター・ベンヤミン、晶文社、ヴァルター・ベンヤミン著作集6) 1970、新編増補 1975
- 『文化の哲学』(ジンメル、大久保健治共訳、白水社、ジンメル著作集7) 1976、新装復刊 1994
- 『ヘルマンとドロテーア』(ゲーテ、集英社、世界文学全集) 1976
- 『ルキウス・エウリヌスの遺書』(ノサック、集英社、世界の文学) 1977
- 『流刑地にて』(カフカ、新潮社、カフカ全集1) 1980
- 『カフカ=コロキウム』(クロード・ダヴィッド編、法政大学出版局、りぶらりあ選書) 1984
- 『大世界劇場 宮廷祝宴の時代』(R・アレヴィン, K・ゼルツレ、法政大学出版局、叢書・ウニベルシタス) 1985
- 『ギリシアの光と神々』(カール・ケレーニイ、法政大学出版局、叢書・ウニベルシタス) 1987
トーマス・マン
編集- 『ある詐欺師の回想 フェリクス・クルルの告白』(トーマス・マン、高橋義孝・森川俊夫共訳、新潮社) 1961
- 『ファウストゥス博士』(トーマス・マン、新潮社、新潮世界文学) 1971、のち「トーマス・マン全集6」(新潮社)に収録
- 『ブデンブローク家の人々』(トーマス・マン、中央公論社、世界の文学) 1972
- 『魔の山』全2巻(トーマス・マン、集英社、世界文学全集) 1980
- 『トーニオ・クレーガー、ヴェネツィア客死』(トーマス・マン、集英社、集英社ギャラリー「世界の文学」) 1990、のち改題『ベニスに死す』(集英社文庫) 2011
ロベルト・ムージル
編集脚注
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